こんばんはイコッサです。
MHWではバージョンアップ毎に最強と言われた武器が入れ替わってきております。
今回の記事では狩猟笛を例に挙げて最強と言われた武器が各バージョンでどのように変化していったのかを書こうと思います。
無印MHWの時代
まず初めに脚光を浴びたのはヘビィボーンホルンでした。
再序盤の骨武器が最強の座に躍り出たのには訳があります。
MHWではたたきつけ(通称スタンプ)以外のアクションのモーション値が減っており、これを主力として立ち回らなければいけませんでした。
そして旋律を完成させて出せる『演奏攻撃』は大ダメージを奪えたので、旋律を完成させる重要性が高まっていました。
赤空旋律のヘビィボーンホルンは最強攻撃のスタンプを連打するだけで旋律が完成し、そのまま演奏攻撃に繋げて大ダメージを奪うコンボが得意な唯一無二の笛でした。
その他にもアイスボーンでは倍率1.05の無属性攻撃強化が1.1倍だったという後押しもありましたね。
他武器でも序盤から中盤のモンスターの武器であるジャグラスハッカーやタイラントブロスといった無属性武器が長い間トップに君臨しました。
ヘビィボーンホルンの座を脅かしたのはVer2.00で追加されたイビルジョーの笛『ディープヴェロウ』です。
なんと攻撃力924という無属性強化をつけたヘビィボーンホルンよりも上の攻撃力を持っていました。
しかも匠Lv2から白ゲージが出現し、青ゲージしか持たないヘビィボーンホルンでは火力勝負になりません。
ですが、アイスボーンと違いスキルを盛れないMHWの環境では会心率-30が足を引っ張り、手放しに最強の笛とは言えない状況でしたね。
イビルジョーが出た当時はスキルが貧弱なカイザーαβで達人芸を援用するのは難しく、匠Lv5&超会心&会心アップスキルを盛るというのが難しかったのです。
ちなみにこれがカイザーβ一式のスキルです。
あまりにもスキルが弱いので、シリーズスキルは無視して優秀なパーツを詰め込んだ構成が流行っていました。
よく見たのは以下の構成です。
- オーグヘルムα
- ドーベルメイルβ
- カイザーアームβ
- オーグコイルβ
- ドーベルグリーグβ
こういう構成なので高レベルの匠と会心スキルを両立できず、ディープヴェロウはまだ真価を発揮できませんでした。
本当にヘビーボーンホルンが立場を無くすのは、Ver4.00でナナテスカトリが追加された時です。
新武器のエンプレスドラム炎妃の性能はすごいものでした。
攻撃力こそヘビィボーンホルンと同値ですが、素で白ゲージがあったため期待値で惨敗します。
さらに素の会心が20%もあり、赤橙旋律なので旋律を揃えやすく、おまけに武器だけで根性のスキルが発動していました。
ここで狩猟笛の王者はエンプレスドラム炎妃になります。
続くVer5.00ではマムタロト武器の追加実装で『ガイラパイプ睡眠』が登場します。
この武器はエンプレスドラム炎妃と同じ攻撃力を持ちながら無属性のため、無属性強化が乗ってしまうのです。
これでエンプレスドラム炎妃に変わりガイラパイプ睡眠が王者になりました。
ただし、ガイラパイプ睡眠を手に入れられるかは運が絡むので、実際はエンプレスドラム炎妃が暫定王者だった感は否めません。
そして今まで眠っていたディープヴェロウもここで真価を発揮します。
コラボモンスターのベヒーモスの防具『ドラケンシリーズ』が非常に攻撃的なスキルをもっており、さらに達人芸まで発動しました。
このドラケンシリーズがディープヴェロウの低い会心率を補い、火力でガイラパイプ睡眠に並び、龍属性が弱点の相手には有利に立つことになります。
こうしてディープヴェロウとガイラパイプ睡眠を双璧として無印MHWが終わります。
アイスボーンの時代
アイスボーンでもヘビィボーンホルンからマッドボーンホルンに名を変えて骨武器は活躍します。
しかし、マッドボーンホルンを支えていた要素が幾つか弱体化してしまいました。
例えば・・・
- 無属性強化の弱体化による無属性武器の弱体化
- 響音攻撃の追加による演奏攻撃の重要性低下
- レア度の上昇によるカスタム強化回数の減少
この煽りを受けてマッドボーンホルンは最強の笛というよりも使いやすい笛という立ち位置に収まることになりました。
とは言えマッドボーンホルンは響音効果の自己強化【速】とパーツ強化を手に入れており、新たな強みを得ました。
そして攻撃力は相変わらず高く、無属性強化と無難な会心率も加味するとナンバー2の火力に収まります。
では火力ナンバー1はどの笛かというと、ディノバルド亜種の笛『硫斬笛パラドーラ』でした。
この笛はディープヴェロウを更に尖らせたような性能で、最強の攻撃力&匠Lv5で紫ゲージ出現という達人芸運用前提の笛です。
いくらアイスボーンでスキルが盛れるとは言え、匠Lv5&無属性強化&超会心&会心スキルというのは厳しいものがありました。
ほとんど生存スキルを入れる余地のない玄人向けの攻撃特化の笛だったんですね。
この2本の笛以外に目立った活躍をしたのがイヴェルカーナの笛『アイスフィール』でした。
匠Lv1から紫が出る関係で達人芸と相性が良く、火力&スロットも高水準!
さらに調査クエストでよく狩られるナナテスカトリやラージャンの弱点を付けるという隙のなさでした。
バランス型のマッドボーンホルン、攻撃特化のパラドーラ、氷弱点ならアイスフィールという感じで3本が並び立っていましたね。
そして時は流れVer12.00でムフェトジーヴァが実装され、全ての狩猟笛を過去にする覚醒武器が追加されました。
これまでの狩猟笛は火力で負けていても旋律で差別化できましたが、旋律を自由にカスタマイズできて火力も最強の覚醒武器はあらゆる笛を駆逐しました。
覚醒武器一強体制はVer13.00のマスターマムタロト実装後も変わっていません。
一応ガイラパイプ睡眠はシリーズスキルが1つ付いているという特徴があり、マムタロト防具と組み合わせてユニークな戦いができるという長所があります。
そして同時期に実装された激昂ラージャンの鬼神電鼓も覚醒武器では真似できないという点でオンリーワンの性能があります。
問題は雷弱点で緑赤旋律を生かせる敵がいない事ですが・・・。
こういう状況なので現在の狩猟笛最強は覚醒武器であり、その中でもEXカイザーと相性のいい爆破属性がよく選ばれております。
個人的に残念だった事
旋律があるため他武器に比べて選択肢の多い狩猟笛ですが、各バージョンの最強狩猟笛を見比べると全て『攻撃力アップ特大』を吹ける笛となっています。
攻撃力アップ特大の効果が武器の基礎攻撃力1.2倍というあまりに絶大なものなので、これ以外は選ばれないんですね。
まず攻撃力アップ特大を吹けるかで絞り込まれ、そこから取捨選択が始まるという形になっています。
これは様々な旋律が吹ける狩猟笛としてはもったいないことで、いっそ『攻撃力アップ旋律削除』または『全笛に搭載』くらいやってもよかったのかな~と思います。