この記事はアストルティアの近代(本編開始500年以内)に起きた出来事を年表順にまとめたものです。
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近代の時代とは
エテーネキューブで行った世界を過去の時代とし、それよりも本編に近い500年前からは近代としてここで紹介します。
偽りの太陽レイデメダスが出現して厳しいことありましたが、大陸間鉄道も開通して5種族の交流が活発化してきた時代でもあります。
500年前:偽りの太陽レイデメダスが5大陸を焼く
大魔王が2度勇者に敗れる中、新たなアストルティア侵攻の計画が始まりました。
それはアストルティア内で大魔王を生み出すという計画でした。
アストルティアと魔界の間に存在する光の河を越えると勇者が誕生してしまうため、光の河を越えずに大魔王を誕生させようという魂胆です。
この計画が成功すれば勇者不在のアストルティアを一方的に侵略できるハズでした。
こうして冥王ネルゲルを生み出す黒い太陽レイダメテス作られ、アストルティアの国々を焼いて回りました。
そしてオーグリードにレイダメテスが現れた頃に主人公は時間移動し、エルジュやガミルゴなど4術士の助けを借りてこれを破壊します。
使者の魂を吸収して生まれ、そして強くなるはずの冥王ネルゲルはレイダメテスが破壊されたことで本編開始直前まで誕生が遅れることになりました。
この計画で生まれるネルゲルはジャゴヌバから直接生まれた存在であり、今までの大魔王とは違う存在です。
歴代の大魔王は親から生まれた魔族が魔仙卿に認められてジャゴヌバと契約して大魔王に戴冠しますが、ネルゲルは魔瘴から直接生まれています。
光の河を越えた時に勇者が生まれる条件は、光の河を超えた魔族が大魔王の加護を受けているかで決まるのかもしれません。
なお、この時代の4術士であるエルジュの破邪船は子孫のフルッカさんへ、ヤクルの不老の術は娘のヒメア様へ引き継がれました。
一方でガミルゴの巨大化は今後起きる事件がきっかけでルシャンダ様といった子孫に引き継がれた様子はありません。
フォステイルの子孫であるメギストリス王国のラグアス王子も彼の魔力を継いでいる様子はなく、目立つのは町娘であったアルウェ王女の予知の力です。
500年前:世界樹が暗黒大樹に変貌する
500年前:フォステイルがメギストリス王国を建国
パルカラス王国で死に至る病気が流行り、当時のパルカラス王は病人を次から次に国から追い出します。
病人を治癒していた4術士のフォステイルはパルカラス王にクーデターを起こし、王を追放しました。
この治療にはエックス君が500年前の世界で手に入れた氷鳥の羽が使われています。
氷鳥の羽はこの時代から現代まで500年寝かせることで魔力を溜めこみ、銀の丘の時間の扉から再び500年前のフォステイルの手に戻っていました。
その後フォステイルは国民からの声に押され、新たな国家メギストリスの王になります。
フォステイルはパルカラス王の兵士や家族を丁重に扱ったため、パルカラス王の娘メギストリスは彼を恨まずに愛し、彼女の名が国の名前となりました。
一方で追放されたパルカラス王は彼に従った部下と共に自害し、亡霊となりメギストリス国への侵略を謀ります。
これに気づいたフォステイルは今のキラキラ大風車塔を建設し、パルカラス王の亡霊を沈める儀式を行い命を落としました。
パルカラス王は新国家に娘の名前であるメギストリスが使われたことも知らず、その名を使うほどフォステイルが彼女を愛している事も知りませんでした。
国を追放された時点の恨みだけで動いていたんですね。
500年前:ツスクルの村付近に3本目の世界樹が誕生する
500年前:ガートラント王国誕生
グレン王ガミルゴの友人であるラダガートが昔のドランド平原(今のガートラント地方)にある鬼神の大岩を削って街を作りました。
マップを見るとわかるのですが、とんでもない大きさの岩です。
これを削って1代でガートラント王国を作ったラダガートはまさに『闘神』と呼ばれるにふさわしい強さだったようですね。
しかし運の悪い事に、この地には古代時代にガズバランに封印された古代魔族達が眠っていました。
ガートラントは彼らの封印を解いてしまい、古代魔族と戦う事になります。
グレン王国がレイデメダスで大変なことになる一方で、ガートラントもとんでもない事になっていたようですね。
古代魔族にガズバランが再び降臨し、ガートラントの騎士ガテリアに神の槍を授けます。
こうして神の槍を得たガテリアと、ラダガート率いるガートラント兵達は古代魔族を倒して2度目の封印を施します。
エクゼリア王国が建国
黒い太陽レイダメテスがオーグリードを襲った際に、人間達は全ての種族の避難所になっていたグレン城と城下町を奪ってしまいました。
こうして人間と追い出された5種族との間に溝が生まれていましたが、人間のリーダーシオドーアが過ちを認めて謝罪したこと解決します。
その後、シオドーアは本編から500年前のオーグリード大陸南端に人間の国であるエグゼリア王国を興します。
この時にシオドーアについていかなかった人間はグレンに残り、その影響かグレンの宰相は橙人間が務めております。
エグゼリア王国は本編開始から1年前に災厄の王の部下たちに襲われ滅亡の危機を迎えましたが、何とか危機を脱し本編開始後では再興を目指しています。
400年前:大陸間鉄道の完成
400年前:ドルワーム王国が発掘される
本編より2500年前に天魔クァバルナの手で滅亡したドルワーム王国が考古学者により発掘されます。
これにより2100年ぶりにドルワーム王国が再興され、生き延びていた王国の末裔達が国を治めることになりました。
太陽石を操ることで王国の末裔だという証明ができたんでしょうね。
この末裔たちが今のラミザ王子やチリ王女の先祖になります。
300年前:夜の神殿に眠れ
夜の王国の子孫リインと、太陽の王国(現アラハギーロ王国)の子孫であり国王ラウルがジャイラ密林にある遺跡を訪れる。
2人は遺跡を探索し絆を深めるが、ラウルがリインを庇い呪いを受けてしまう。
この呪いを解くためにリインは『ジャイラの奇跡』を使うが、その代償に魔物(マリーン)と化してしまう。
ラウルが目を覚ました時リインは既に去っており、2度と会うことは無かった。
それでも諦めなかったラウルは王位を弟に譲り、その生涯をリイン探しに費やした。
300年前:暴君バサグランデの封印
当時のウェリナード王で最後の男王になったラーディス王の時代、暴君バサグランデがウェナ諸島を荒らしまわります。
ラーディス王の娘セーリアが生贄になりバサグランデを永遠の地下迷宮封じることに成功します。
しかし、娘を失ったラーディス王は自分を責め、新たに『王族の男は家族を守る』という定めを作ります。
この定めに従い、ウェリナードは17大女王ディオーレの時代までずっと女王が治める国となりました。
退位したラーディス王は研究により『音叉で魔を祓う歌を増幅させる』ことを思いつきます。
現代のウェナ諸島は魔を祓う歌の効果が増幅された影響か、魔瘴の濃い土地が無く、魔物による被害も少ない安全な国となりました。
その豊富な国力は魔法戦士を他国に派遣できる余裕があることからも明らかです。
なお、バサグランデの登場の少し前に魔界のゼクレス魔道国の王イーヴが息子のアスバルを連れてウェナ諸島にやってきていました。
イーヴ王は貴族社会のゼクレス魔道国では異端の王であり、特権階級の廃止など到底許容されない政策を進めていました。
そして妻であったエルガドーラは夫を庇うためかイーヴ王を幽閉します。
ところがイーヴ王は当時子供だったアスバルを連れてアストルティアにに出てしまうのでした。
後に魔界に連れ戻されたのはアスバル1人だけらしく、イーヴ王はいまだに行方不明のままです。
アスバルのアストルティア贔屓はここから来ているのかもしれませんね。
名前の響きもアストルティアから取っているのでしょうか?
300年前:天魔クァバルナが封印される
2500年前の旧ドルワーム王国を滅ぼした天魔クァバルナが新たなドルワーム王国を襲います。
大勢のドワーフの犠牲を出してクァバルナの魂はカルサドラ火山へ、その肉体はボロヌスの穴へ封印されました。
クァバルナが2200年もの間何をしていたのかは謎に包まれています。
200年前:セレドの町が正式に成立
それまで村だったセレドが町として正式に成立します。
なお、セレドの町となる集落は1000年前に既に存在しており、歴史自体はかなり古いようです。
200年前:賢者ルシェンダ誕生
本編の叡智の冠で最年長の賢者ルシェンダが生まれます。
本編だと約200歳と高齢ですが、最高齢ではありません。
200年前:ネクロデア王国の滅亡
魔界のネクロデア王国がバルディスタ要塞のゾブリス将軍に滅ぼされます。
ネクロデア王国は金属資源が豊富で、マデサゴーラのゴーラ国とも取引のある歴史の長い国でした。
これを滅ぼしたのは比較的新しい国家であるバルディスタの将軍ゾブリスです。
王族で唯一生き残ったナジーンと宝石商のユシュカが手を組み、ゾブリス将軍を封印しました。
こうしてユシュカに恩ができたナジーンは彼の望む国作りを支える事になります。
一方でバルディスタはゾブリス将軍を失った形になりますが、ゾブリスの救援などは一切行いませんでした。
ゾブリス将軍はその危険性からヴァレリアにも危険視されており、このネクロデア国襲撃も独断かつ単独行動だったのです。
???年前:ファラザードの誕生
ジャムリバハ砂漠に現在のファラザードが作られたタイミングは不明ですが、ネクロデア国の滅亡後であることは間違いありません。
ファラザードの魔王となったユシュカはジャムリバハ砂漠にある小国家を併合していきます。
その中でファラザードに吸収されたのがレジャンナです。
レジャンナの女王ジルガモッドはユシュカの夢に賛同してレジャンナを託し、ファラザードを支えます。
こうしてファラザードは元宝石商のユシュカをネクロデア国の王族ナジーンと、レジャンナの王族ジルガモッドが支える変わった国となりました。
???年前:バルザックがエテーネ島へ
錬金術師バルザックがエテーネ島へ訪れ、島の錬金術師の知識や才能を食らい始めます。
バルザックの息子は父の野望を危惧し、彼の持っていた黄金の腕輪を盗みだしてエテーネ村へ逃げました。
この事をアバ様が手紙に残しています。
このバルザックの息子がエテーネ村の娘と結婚したのが、主人公の兄弟姉妹の家系となっています。
享年66歳のアバ様が生まれていない時代の出来事ということで、バルザックがエテーネの島にやってきたのはそれよりも前という事になりそうですね。
ホーローとアバの誕生
『本編より67年前』に後の叡智の冠の賢者となるホーローが誕生します。
1年後の66年前にエテーネ村の巫女となるアバの誕生しました。2人は結婚して、本編では夫婦の孫のシンイが活躍していますね。
兄弟姉妹がナルビアの町へ
オープニングで時渡りの術をかけられて時間移動した兄弟姉妹が『本編の60年前』のナルビアの町にやってきます。
50年前:王都カミハルムイの遷都
???年前:マデサゴーラの襲来
グランゼドーラ王家にトーマ王子が誕生します。
時を同じくして大魔王マデサゴーラがアストルティアに侵攻します。
マデサゴーラがアストルティアに来た理由は2つ。
『魔界に住むもの共通のアストルティアへの憎悪』に突き動かされたことが1つ、もう1つは『世界を丸ごと作るような創造神になる野望』を成就させるためです。
大魔王が出現したものの、対抗できる勇者が生まれていないグランゼドーラ王家は焦りました。
そして真の勇者が生まれて覚醒するまではトーマ王子を勇者だと偽って育てることにします。
マデサゴーラがアストルティアに来たのは何年前かというのはハッキリゲーム内で明示されませんが、恐らくは23年前だと思われます。
勇者の身代わりになったトーマ王子が本編開始直後に死亡した時の年齢は23歳だったのですが、最高幹部のゼルドラドがグランゼドーラを攻めた段階でようやくトーマ王子が偽物の勇者だと気づきました。
マデサゴーラがトーマを勇者だと信じることができた根拠は、大魔王であるマデサが光の河を越えてアストルティアに現れた後にトーマが生まれたからだと考えられます。
もし仮に大魔王が光の河を超える前に生まれていたら勇者としては生まれませんからね。
大魔王が光の河を越えた後に生まれたトーマが勇者ではないというのも不思議な話ですが、これは妊娠と出産の時間差により勇者になれなかったという事で説明がつきます。
王妃がトーマ王子を妊娠したのはマデサゴーラが光の河を超える前であり、マデサが光の河を越えた後に出産したのではないでしょうか?
実際には赤子が勇者かどうか決まるのは妊娠したタイミングだとすればトーマ王子が勇者になれず、なおかつマデサゴーラがトーマ王子を勇者だと誤解する状況になりそうです。
大魔王マデサゴーラはアストルティア侵攻を初めてすぐに創生の霊核の破片(ナドラガの心臓の破片)を手に入れます。
このナドラガの心臓には女神ルティアナから分け与えられた創生の力が宿っており、その破片と言えども絶大な力がありました。
マデサゴーラは手に入れた創生の霊核の破片を使い、偽りのレンダーシアを作り始めます。
本編開始時に冥王ネルゲルがレンダーシアを魔瘴で覆ったことで真のレンダーシアと偽りのレンダーシアの境目が曖昧になりました。
しかし、レンダーシアが魔瘴に覆われていなかったこの時代に大魔王が作った偽りのレンダーシアがどこに隠れていたのかはわかりません。
恐らくナドラガンドのような異空間に隠されていたのだと思います。
19年前:極楽島ラッカランのオープン
16年前:勇者アンルシア誕生
別時代へのリンク⇒(DQ9/神話/古代/近代前/中/後)