こんばんは!イコッサです!皆さん好きな映画は何ですか?私は色々ありますがSFで絞ってしまえば『バックトゥーザフューチャー』が大好きです。
この映画、一言で言ってしまえばタイムトラベルを扱っているんですが、この題材は結構ドラゴンクエストシリーズでもお馴染みですよね(っ'ω'c)?
今日はそんなドラゴンクエストとタイムトラベルの話を書いていきます。
タイムパラドックスにも種類がある
YOUTUBEでも最近ハマっている映画解説者様の動画(下に貼っておきます)からほぼほぼパクってきているのですが、タイムトラベルにも種類があります。
まずパターンA、パラレルワールド形式です。これは世界で一番有名なのドラゴンボールでの世界観ですね。未来から来たトランクスによってゴクウは生き延びることができたのですが、結局トランクスの未来ではゴクウが死んでしまっているままなのですね。
トランクスが過去に行って何らかの改変を行った瞬間に、世界が2つに分かれてしまったわです。これがパラレルワールドですね。
ドラえもんがすご~くわかりやすく説明しているセリフがあるんですが「あっちはあっち、こっちはこっちの世界で続いていく」ということなんですね。
パターンB、タイムパラドックス形式。これは過去で行った改変が現在ないし未来に影響を与えるというタイプですね。バックトゥーザフューチャーでは過去に行ってしまった主人公・マーティーが偶然にも両親のファーストコンタクトを邪魔してしまい、徐々にマーティーの体が透けてくるという状況が生まれました。これは過去を変えた影響で自分の存在が危うくなっているということです。
ただこの説、マーティーが過去に行ったことで両親が結婚しない場合、マーティーが生まれないので、マーティーが過去に行くこともなくなる。つまりやっぱり両親は結婚するんじゃないかという矛盾もありまして…イコッサ的にはパラレルワールド説よりも納得しにくいとこがあります。
本当はもういくつかあるんですが、今回はこの2つに絞って考えます。
ドラクエシリーズとタイムトラベル
実はドラクエシリーズをタイムトラベルけっこう頻繁に扱っています。
例えばドラクエ5では、大人になった主人公が少年時代の主人公に会いに行きます。ドラクエ7は過去に戻って歴史を変えることで現在でも滅びた島々が復活していきます。ぱっと思い当たるのがこのくらいですが、ドラクエよりさらに鳥山明の世界を再現しようとしたクロノトリガーだってタイムトラベルです。
タイムトラベルはドラクエ的にも人気の題材
ドラゴンクエストシリーズのタイムトラベルではパラレルワールド形式はあまり採用されません。なぜって?別れてしまったもう1つの世界が描かれないからです。だからもしかしたらパラレルワールドかもしれませんが、主人公の視点ではタイムパラドックス形式と言えます。
ただ・・・もしパラレルワールドだったら
イコッサのパラレルワールド感をもっとも説明しやすいのがこの人、フルッカさんです。
バージョン1のキーマン。ラストダンジョンに行くための空飛ぶ船『破邪舟』を操れる一族の末裔のおばちゃん
実はフルッカさんの一族ではとっくの昔に破邪舟を操る法の伝承されなくなってしまっていて、困った主人公が過去にさかのぼり、フルッカさんの先祖に破邪舟を操る法をちゃんと先祖代々伝えていくように頼みました。
なお、破邪舟を操る法が伝承されなかった世界のフルッカさんはこちら。
見た目は一緒ですが、性格から違っており別人と言っていいです。これは主人公の行動によりタイムパラドックスが生じてフルッカさんの性格や生い立ちが変わってしまったということになります。
なお、主人公が過去に行って別人となったフルッカさんは一度会っているはずなのに、主人公の事を知らないようなんです。ちょっとこれはタイムパラドックスだけじゃ説明できないと思うんですよね。
もしここでパラレルワールドが発生していたらどうなっていたでしょうか。主人公の視点ではパラレルワールドは感知できないので絶対無いとは言い切れませんよね?
- 主人公、フルッカさん(フルッカA)と出会い、破邪船が伝承されないないことを知る。
- 主人公、過去に戻りフルッカさんの祖先に破邪船が伝承をちゃんと行うように頼む。
- フルッカさんの一族はちゃんと破邪船が伝承を伝承していく。
- 破邪船を受け継いだフルッカさん(フルッカB)が誕生する。
- この時点でフルッカAとフルッカBの2つの世界が生まれてしまう。
- 主人公は最初はフルッカAの世界に住んでいたが、過去から戻った時はフルッカBの世界に戻ってしまっていた。
- その後、フルッカBの世界はフルッカさんの破邪船でラストダンジョンにたどり着けた主人公がネルゲルを倒し、平和になる
ここでフルッカAさんの世界はいったいどうなっているんでしょうか?
主人公がフルッカBの世界に行ったということは、フルッカAの世界には主人公は戻ってきません。その結果、世界はおそろしいことになってしまいます。
冥王ネルゲルに抵抗できる者がいなくなり5大陸は滅びる。勇者を目覚めさせる盟友がいないので、レンダーシアは偽りの世界に上書きされて消えてなくなる。当然その後に続くナドラガにも対抗できる戦力なんて揃わない。ただ、ナドラガが滅ぼされないので、キュロノスだけは何もできずに放置されるということになります。
地獄のような世界、それが主人公がいなくなったパラレルワールド、フルッカAの世界なのです。
ちなみに、エテーネ人である賢者ホーローだけはフルッカさんがものぐさだったフルッカAを覚えているようです。
これは時間を操る資質を持つエテーネ人だけがタイムパラドックスの影響を受けないのか、それともエテーネ人は時間の矛盾を防ぐために無数のパラレルワールドの中で1つの世界にしか存在できないとか・・・想像は膨らみます。