ひ き か え さ な い で
こんばんは、イコッサです。
前回のゴーラ国に続き、今回はネクロデア国の歴史をまとめていきます。
ネクロデアが興った年
ネクロデアが滅びたのは２００年前で、バルディスタの将軍ゾブリスの侵略によるものでした。
これはとても明確にストーリー中に出てきますが、いつネクロデアが建国されたのかはわかっておりません。
でもヒントがいくつかありますね。
１つは初代ネクロデア王が隻腕だったということ。
ネクロデア滅亡時の王、モルゼヌはどうみても両腕がありますね。
彼が初代国王ではないことは明白です。
そして魔王モルセヌには息子のナジーンがいましたが、この時はまだ少年です。
実際には少年の姿のナジーンは登場しないのですが、少年時代のユシュカが出てくるので似たような年齢だったと思いますね。
仮に２００年前の少年ナジーンが３００歳（人間だと１５歳くらい）くらいだとします。
１５歳の子供を持つ魔王モルゼヌは若くとも３５歳くらいですので、魔族だったら９００歳くらいでしょうか？
そして魔王モルゼヌは２代目以降の国王なので、ネクロデア王国は早くても９００年以上前に建国されたことになります。
しれっと出てきて滅ぼされた国だったけど長い歴を持った国だった！
そしてネクロデア王国が２００年前に滅びた出来事から色々なことがわかってきます。
ファラザード誕生は２００年以内
上でも言った通り、この時代はまだユシュカが国を作っておりません。
それどころかまだ１０代の子供です。
ネクロデア王国が滅亡してからナジーンと組んで国つくりを始めるのですが、果たして国ってそんな簡単に作れるものでしょうか？
その辺りはユシュカとナジーンの器量によりますので触れずに、最速でも２００年前のネクロデア滅亡後にファラザードは誕生したことになりますね。
ではネクロデア国が滅びる前に外交をしていたジャムリバハ砂漠の国とは何でしょう？
この時点ではファラザードはありませんので、ジャムリバハ砂漠の小国家の１つということになります。
明言はされれいませんが、恐らくレジャンナという国だと思われます。
このレジャンナという国は新興国のファラザードに吸収される形で姿を消しました。
つまり、レジャンナが消えた年はネクロデア滅亡（２００年前）より最近で、ファラザード建国後ということになりますね。
ちなみに国王はファラザードのバザーを取り仕切っているジルガモットです。
このレジャンナは数千年もの歴史があるそうです。
もしかしたら２５００年前に滅んだ海運都市ザードがバラバラになって生まれた国家の１つなのかもしれません。
というのは完全な妄想だよ
ですが『数千年もの間』と書く以上は少なくとも２０００年以上前から続いていたはずです。
１０００年続いた国家を数千年続くとは言いません。
そう考えると、新興国のファラザードといえど国家経営のノウハウはちゃんと蓄積されているのかもしれませんね。
実は歴史の浅いバルディスタ
バルディスタの建国は謎に包まれていますが、大雑把に言うと１０００年前の不死の魔王ネロドス死亡よりは最近です。
また、ネロドス死後の荒れた魔界で子供時代を過ごしたヴァレリアが建国したということで、ネロドスの死後すぐに建国というワケではなさそうですね。
そのため、１０００年前の不死の魔王ネロドス死亡から２００年前にネクロデアを滅ぼした８００年の間のどこかで建国されたことになります。
ヴァレリアの子供時代が何年前だったのかで、バルディスタが建国された年はだいぶズレてしまうのです。
見た目は若々しいですが、あまりに若いと歴史的に無理が出てきます。
今仮に３０歳（７５０歳）で彼女が２０歳（５００歳）のころ国を作った場合、魔界はネロドスの死後５００年荒れていたことになってしまいますので、この辺が限界です。
しかしバルディスタの建国が実はけっこう最近だった説も浮上してきました。
ネクロデア国を滅ぼしたゾブリス将軍ですが、ヴァレリアは彼女をコントロールできていなかったようなんですね。
そうなると、２００年前の時点ではバルディスタはまだまだ新興国で、ヴァレリアが絶対的な権力を持っていなかった可能性が出てきます。
『ヴァレリアが若い方が嬉しい！』と思っている冒険者様はぜひ説この説を信じて下さい。
