こんばんは、イコッサです!
魔界編でマデサゴーラが興したゴーラ国が登場し、いまマデサゴーラ考察が再び熱い!ーーーという状況ですが、すごい考察をされているブログを見つけてしまいました。
特に太陽=ジャゴヌバ/パドレで、月=マデサゴーラ/リイン/リンジャーラであるという説は目から鱗なので『何のことやら?』と思われる人はぜひ読んでください。全てがスッキリすると思います。
実はマデサゴーラには神であるジャゴヌバへの反逆疑惑が前々からありまして、特に注目されているのはこのセリフです。
マデサゴーラがなりたがっている創世の大神とは女神ルティアナのことであり、この世界で唯一ジャゴヌバと引き分けた対等の存在であります。
そんな女神の後釜になりたいということは、主人であるジャゴヌバと対等になろうとする行為であり、反逆の意志アリと思われても仕方がありません。
その他にも冥王ネルゲルをアストルティア内で誕生させて『勇者&盟友はいないが、大魔王はいる』という状況を作ろうとしたネルゲル誕生計画を間接的にぶち壊していますよね。
しかし、そんなマデサゴーラにジャゴヌバは手を貸し続けていました。今回はそんな異界滅神ジャゴヌバに焦点を当てて考察していきたいと思います。
マデサゴーラとジャゴヌバの不信
バージョン4まではマデサゴーラがジャゴヌバに反逆する野望を持っていたとする証拠は僅かでした。しかしバージョン5の魔界編になり、1つ証拠が追加されています。
それはジャゴヌバの分身とも言える魔瘴魂ジャオマンダを絵に封印したことです。いくらジャゴヌバ本人ではないとは言え、これは明らかな反逆行為です。
なお、魔瘴魂はジャオマンダとナドラグルの2体がいますが、『創世のチカラで生まれたものを滅ぼす』という目的は一緒でも人格は違う様子です。
もちろんマデサゴーラが『魔瘴魂 = ジャゴヌバの分身』である事を知らず、その分身が大魔瘴期を引き起こそうとしている事も当然知らずに封印したという可能性もあるのですが、他にもマデサとジャゴヌバが相容れなかったであろう疑惑が増えております。
それはマデサゴーラの創作のテーマが『ほとばしる命の狂宴』を描くことに対して、ジャゴヌバの目的が『創生の光で生まれたあらゆる存在の消滅』だからです。
マデサゴーラがどんなに歪んでいても『生命の輝き』を重視するのに対して、ジャゴヌバは『無』という正反対のものを目指しています。
こういう関係なので元々あまり仲が良くなかった可能性もあります。ちょっと例えがおかしいですが、マデサゴーラが『どのような生命でも肯定的に捉える』感性を持っていて、ジャゴヌバは逆に全てを否定的に捉えているわけですね。
というか・・・創生の力(女神の光)の結晶である創生の霊核を利用して作った偽りのレンダーシアって、ジャゴヌバ的には存在していてOKなんでしょうか?
製作者が魔族であるマデサゴーラとは言え、材料が創生のチカラであることに変わりはない気がします。
この時点で双方の目指すものがかなりズレてきてしまっていますね。
この両者の不仲が決定打になったのは、500年前に冥王ネルゲルをアストルティア内で誕生させる計画がスタートした時だと私は考えています。
500年前にマデサゴーラが大魔王だったは定かではないのですが、1000年前に滅びた大魔王ネロドスの死後の魔界を安定させたという実績がある以上、500年前には既に大魔王だったと考えます。
さて、もし自分がマデサゴーラだったとして、アストルティアに冥王ネルゲルを誕生させるという計画を聞いてどう思うでしょうか?
え?わしの力じゃ勇者に勝てないと思ってる?
こう考えるのが自然です。マデサゴーラは自分がジャゴヌバに期待されていないと感じ、不満を募らせたに違いありません。
勇者と盟友は大魔王が光の河を超えた時に生まれるので、光の河を越えずにネルゲルを作ろうとしたということは、ネルゲルは大魔王と同格とも取れます。マデサゴーラとしてはジェラシーですね。
その時代にたった1人の存在だったはずの大魔王を2人誕生させることができると知り、本当に唯一無二の存在の存在は創造神のジャゴヌバだけであると、この時マデサゴーラは悟ります。
魔瘴魂ジャオマンダを封印し、アストルティアを自分の芸術作品にしてやろうと考えたのがネルゲル計画より前か後かは定かではありません。
ですが、どちらにせよマデサゴーラにとってネルゲルは邪魔な上に自尊心を傷つける存在であったはずです。
ジャゴヌバもジャゴヌバで、2回もアストルティア侵略を失敗した大魔王という存在に期待しなくなっていた可能性もあります。自身の分身であるジャオマンダを封印されたのもマイナス評価になっていた可能性もありますね。
ジャオマンダ封印やネルゲル計画はどちらが先か不明だが、神と大魔王の不信の始まりはこの辺にあると思う
だいぶギスギスしてきたな!
なぜジャゴヌバはマデサに力を貸し続けたか
ネルゲル計画の破綻、ジャオマンダの封印、神への野望と、マデサゴーラは反逆の意志アリと見なされる十分な行動をしてきましたが、それでもジャゴヌバは大魔王に力を貸し続けました。
その理由を考えてみましたが、頼れるのがマデサゴーラしかいなかったという説が有力だと思います。
マデサゴーラがアストルティアに来てしまったのでネルゲル計画は破綻するわけで、ジャゴヌバの目的である『創世の力で生まれた全てを滅ぼす』にはマデサゴーラに頼るしかないわけです。
その上で、仮にマデサゴーラが女神ルティアナと同格の創造神となっても、自分ならばねじ伏せる自信があったと考えられます。
そもそも首尾よくマデサゴーラが創生の霊核を手に入れても、それはナドラガ神の心臓であり、この力を100%使いこなしてもジャゴヌバには及びません。
闇の主神であるジャゴヌバに対し、ナドラガ神は光の主神ルティアナの7人の子供の1人に過ぎないからです。それに、いざとなればマデサゴーラに貸しているチカラを引き剥がすこともできたかもしれません。
もしかするとジャゴヌバはマデサゴーラの反逆の野心を知らなかった可能性もありますが、敵である主人公の事をあれだけストーカーのように知っているジャゴヌバが、直属の部下である大魔王の野心を見抜けないというのは考えにくいですね。
ジャゴヌバが主人公を語る様子。
- 君、5000年前に生まれたよね
- 時渡りしたよね
- 2度も死んで生き返ったよね
- 神も倒してきたよね
主人公に滅茶苦茶詳しい!
たぶん5000年前の話とか含めると、アンルシアよりも主人公より詳しいぞ!!
その他に、マデサゴーラの計画に魅力を感じたという可能性も捨てきれません。
アストルティア史上、もっとも世界が滅亡に近づいたのは(なかった事にされたキュロノスを除けば)災厄の王が現れた時です。
しかし、そんな危機でさえゴフェル計画で乗り切ってしまうアストルティアを滅ぼすには、もはや力押しでは難しいとジャゴヌバは考えたかもしれません。
そこでマデサゴーラが発案した『世界を丸ごと自分好みに上書きし、信仰の対象である女神の座を乗っ取ってしまえる計画』はジャゴヌバにしてみれば新たなアプローチとして魅力的でした。
それこそネルゲル計画を潰された怒りを抑えて、力を貸し続けるくらいには画期的に映ったのかもしれません。
仮にその後マデサゴーラが反逆してきても厄介な女神信仰が無くなればそれで良し!あとは上で書いたように実力差で押しつぶしてしまえばいいという寸法です。
ーと私は思う
ここまで書き連ねましたが、実際のところマデサゴーラが明確に反逆したという記述はありません。
もしかしたらマデサとジャゴヌバは仲が良かったかもしれないし、逆にもっと事務的な契約だけの関係だったかもしれません。
現代のサラリーマン風に例えると、ジャゴヌバ社長としては若手でエリートのネルゲル副社長をアストルティア支社長にしたかった。そのために手柄となる計画を作ったけど、たたき上げで古株のマデサゴーラ副社長が潰してしまった。
でも、マデサゴーラ副社長は優秀で人望があってり、利益の出そうな独自計画も立ち上げて首が切れない・・・という状況だと私は考えています。
考えれば考えるほど人間臭くて深みが増していくマデサゴーラというキャラクター。
私の中でアストルティアナイトをやったらかなり上位に入るんですが…運営さん、来年はどうですかね!?