こんばんは、イコッサです。
この記事はバージョン5.2のストーリーの核心に触れますので、ネタバレが嫌な方はご注意ください。
魔仙卿の役割
魔仙卿が兄弟姉妹だとわかって、バージョン5のストーリーもだいぶ見えてきました。
地獄の迷宮から時渡りをして以来どこに行ったか分かりませんでしたが、数百年前の魔界に行っていたんですね。
兄弟姉妹がなった魔仙卿ですが、いくつか分かったことがあります。
- 役目が終わると代替わりすること
- 不死ではないこと
- ジャゴヌバと契約が必要なこと
この3つは確実であり、役目というのも魔仙卿の仕事は『大魔王の選定』以外は無いので、これで確定だと思います。
先代の魔仙卿はマデサゴーラを大魔王に選定し、役目を終えたと考えられますね。
兄弟姉妹が魔仙卿になったのは数百年前と言っていまが、『数個』とか『数百』という表現の場合は日本語的に5~6を指すようです。
これはコメントで教えてもらったんだ!
これでマデサゴーラの戴冠も500~600年前だろうという予測が立てられました。
なお、その時期はちょうど冥王ネルゲルの計画が始動した時期なので、なにかキナ臭いものを感じますね。
魔仙卿は大魔王を選定して役目を終えると考えると、大魔王と同じ数だけ(過去3人)存在していたことになります。
初代魔仙卿が誕生したのも初代大魔王ヴァルザードと同じような時期でしょうか?
魔界創世記からいたように見せかけて、実際は3500年前くらいに誕生した新しい存在のようですね。
そして魔仙卿はジャゴヌバに働きかける(ジャゴヌバの力をある程度行使できる)ことができるようです。
バージョン5.0で3人の魔王が揃った際、主人であるジャゴヌバに見定めさせていましたね。
このように魔仙卿は『封印されているジャゴヌバの力を代行する者』と言えるでしょう。
さらにジャゴヌバの分身である魔瘴魂を呼び出して主人公にけしかけましたね。
こういう事ができるのも、ジャゴヌバのチカラを行使する権利を持っているからだと考えられます。
魔仙卿はナドラガ神のとってのオルストフに近い立ち位置なのかもしれません。
オルストフはナドラガそのものだけど、魔仙卿はジャゴヌバと契約した代理人にすぎませんが・・・。
ジャゴヌバの封印はどんな仕組みなのか?
神話時代にルティアナと引き分けて以来、ジャゴヌバの意思が表に出てきたことはありません。
度々出てくる真っ黒い手ですが、あの手から意志は感じませんね。
大魔王との契約で動いたり、敵対しているエックス君を襲ったりと、非常に単純なシステムのような動きしかしていない気がします。
ではジャゴヌバの意思(魂)はどこにあるのでしょうか?
それはゴダ神殿の奥にあった魔瘴の結晶でできた像の中でした。
こうしてジャゴヌバとコンタクトを取ったのはエックス君ですが、まだジャゴヌバは寝ぼけていました。
ジャゴヌバ本人の活動はほとんど行われず、その意思を代行するのは魔仙卿(代行者)に認められた大魔王や、魔瘴魂だったようですね。
そして魔瘴の石像にジャゴヌバの意思が封印されているという事は、石像から出てきたイルーシャの中に封印されている事と同義でしょう。
石像をぶち壊してイルーシャを出現させるという事は、ジャゴヌバの完全復活に一歩近づいたということなのです。
恐らくこれがピュージュの言う『素晴らしい事』だったのでしょう。
魂(意思)はイルーシャに封印され、その力の一部を魔仙卿に代行させているというのが今のジャゴヌバの状態だと私は考えます。
なぜ魔仙卿が魔界を統べないのか
力を代行させている魔仙卿が魔界を統治すればいいのに、なぜワンクッション置いて大魔王を選定するのでしょうか?
魔仙卿の説では『大魔王の方が魔界の住民の支持を得られやすく、アストルティアに侵攻しやすいから』となっています。
恐らくこれが正しいのでしょうが、私は魔仙卿が死亡した場合にジャゴヌバにとってマズイからだと考えます。
『ゴダ神殿の奥の石像に手を触れてジャゴヌバとコンタクトを取る』という知識が伝わらないまま魔仙卿が死んだ場合、ジャゴヌバは永遠に放置される可能性があります。
最悪カーズ様みたいになっちゃうかもしれません。
だからジャゴヌバのメッセンジャーである魔仙卿の安全を確保した上で、アストルティアに特攻してくれる大魔王のシステムは都合がいいわけですね。
大魔王、まさかのヤクザの鉄砲玉扱い
絶対に引き継ぎをキチンとやらなくてはいけない魔仙卿ではなく、死んでも別にかまわない大魔王が政治を仕切るというのが魔界の体制だと思います。
ジャゴヌバが復活した時、魔仙卿はどうなるの?
魔瘴を操る度にイルーシャが弱まっている描写がありますね。
イルーシャに封印されたジャゴヌバの魂がいずれ解放されるのは間違いなさそうです。
ではいざジャゴヌバが復活した時、どうなってしまうのでしょうか?
恐らく封印していただけのイルーシャは無事でしょう。
残るのはジャゴヌバと契約している魔仙卿です。
ジャゴヌバの魂が、ジャゴヌバのチカラを代行させていた魔仙卿と合体して完全復活するという予想ができます。
バージョン4の約束の再会ではアバ様が兄弟姉妹の事を『いずれおぞましき者に成り果てる』と予知しています。
これは主人公の事を指している可能性もありましたが、兄弟姉妹が魔仙卿になった今だと『兄弟姉妹がジャゴヌバ復活の依り代になる』という気がします。
私はてっきり兄弟姉妹は錬金術関連で化け物化(デスピサロ化)すると思っていましたが、まさかのラスボス化!?
すごい伏線はってきたな~
魔仙卿(兄弟姉妹)は何度も『アストルティアと魔界のどちらも救ってほしい』と言っていますね。
魔仙卿が不自然なほどエックス君を大魔王にごり押ししてきたのは、アストルティアと魔界のどちらも救おうと考える人物だと知っていたからなんですね。
アストルティアに敵対心が無いユシュカやアスバルならともかく、典型的な魔族のヴァレリアだと魔界はともかくアストルティアは滅んでも良いと考えそうです。
だから魔仙卿の目的達成のために一番信用が置けるエックス君に元々白羽の矢が立っていたわけです。
誰が言ったか、大魔王の縁故採用
ご丁寧にも兄弟姉妹の姿の時にも1度言っているのに、魔仙卿の姿の時にもさらに1度言います。
ユシュカ、ヴァレリア、アスバルの前でこれを言うという事は『絶対にやってくれ』という強い念押しと考えていいでしょう。
『これがお前のマニュフェストだよ』と、各国の魔王の前で勝手に約束させた形になります。
そして『この先何が起ころうとも』とも言っています。
これはジャゴヌバが復活して、兄弟姉妹がジャゴヌバ復活の依り代になっても躊躇わずに殺してくれと言っているようですね。
恐らくは兄弟姉妹はジャゴヌバが計画した復活のシナリオに沿った計画を実行しつつも、最後はジャゴヌバと一緒に滅びる算段でしょう。
この悲劇の運命を変えることがバージョン5のストーリーのクライマックスになってきそうですよー!!