こんばんは、イコッサです。
前回に引き続きまして『DQ9とDQ10の繋がり』を考えていきます。
今回は私の説になりますが、前回の記事との最大の差は『私はこの世界をSF的に捉えている』という点だと思います。
前回の記事を読んだ方はその辺りに注目していただけると嬉しいです。
DQ10の神話から考えるDQ9のエンディング後
DQ10の神話では女神ルティアナは故郷である『とこしえの揺り籠』が滅びの運命を迎えたことで放浪の旅に出たとされます。
この滅びゆくとこしえの揺り籠とはDQ9の星の事ではないかと私は考えます。
そして長い時間をかけて今のアストルティアが場所にたどり着き、そこに漂っていた塵やガスを使い、このDQ10の星を創造したとされます。
この時に女神に同行したのが『DQ9の主人公、グレイナル、アギロゴス、サンディ』だと考えられますね。
アギロゴスは天使が神の国に赴くときに乗る電車である天の箱舟そのものなので、変な言い方ですが宇宙船アギロゴスに乗って滅びゆくDQ9の世界から脱出した・・・と考えられるでしょう。
なおアギロゴスはDQ9の創造神の分身であり、その体はDQ10で走っている列車、心は車掌のアギロさん(下の画像の天の使い)になったという複雑すぎてよくわからない人です。
本当に聖天の使いがDQ9の天の箱舟の車掌、アギロさんか気になる人は彼の入れ墨を見比べましょう。
妖精のサンディや聖龍グレイナルはともかく、DQ9のシナリオ中で人間に転生した主人公が老化で死なない理由は恥ずかしながらよくわかっていませんでした。
これについてはイベントで聞けた『赤髭さんの考えをそのまま丸パクリ』させていただきます。
願いをかなえる超パワーを持つ女神の果実を2つも食べた主人公は不老になっており、さらに当てのない旅に出るルティアナの願いを叶えて同行した
女神の果実はDQ10の創生の果実を類似性があり、創生の力を含んだ物体だと考えてよさそうですね。
グランゼニスとセレシアとルティアナ
私の説では滅びゆくDQ9の星から脱出したのは先の5人だけです。
創造神グランゼニスは自ら作った星と運命を共にして滅び、星空から人間を見守っていた天使達も創造神に従って死亡したと考えます。
ですが創造神グランゼニスは自らの力を愛する娘セレシアに託し、彼女だけは滅びの運命から救おうとしました。
この時に託された力が創生の力です。
創生の力を手に入れて新たな世界の創造神になる覚悟を決めたセレシアは気持ちを新たにし、ルティアナと名乗ります。
つまりDQ9もDQ10も創造神がグランゼニスかルティアナかの違いはありますが、同じ創生の力で作られた星の物語なんですね。
こうして創造神の力が女神に引き継がれることにより、DQ9の世界が滅びてもグランゼニスの分身であるアギロゴスやグレイナルは消滅を免れます。
同様にグランゼニスの創造物である天使である主人公や、娘である女神も存在を許されることになりました。
DQ9の世界は全てグランゼニスにより作られたものなので、彼が死亡すると女神、天使、人間、そして世界の全てが消滅するらしいのです。
って女神セレシアが言ってたよ
これを防ぐためには創造神の力を誰かに引き継がせるか、創造神の方のグランゼニスがDQ10の時代でも存命かしかありえません。
私はDQ9の世界が神話で語られる『滅びゆくとこしえの揺り籠』だと考えているので、前者の説を採用しました。
DQ9の世界はなぜ滅びたのか
・・・
すいません、こればっかりはヒントがないのでわかりません。
DQ9のエンディング後はラスボスも改心し、バラバラになった創造神グランゼニスも近々復活し、天使は星空から人間を見守るという、とても滅びとは無縁な世界の気がしますね。
でも星の滅びなんていつ来るかわかりませんよ?地球のように巨大隕石が衝突したのしかもしれません。
もしくは魔王の地図のダークドレアムに主人公が調子に乗って経験値を与えすぎて滅ぼされたのかもしれません。
あのクッソ強いドレアムがLv100を突破したら勝ち目はないですしね。
適当なことを言うとDQ9はジャゴヌバが滅ぼして、女神を追いかけてDQ10の世界までやってきた・・・とかだと面白いですね。
DQ9オールスターvs災厄の王
女神ルティアナがアストルティアを作ってから色々ありましたね。
彼女は7人の子供(種族神)を作ります。
特に末息子である人間の神グランゼニスに父と同じ名前を付けたのは、亡き父であるDQ9の創造神グランゼニスへの思い入れのせいでしょうか?
私はDQ10のグランゼニスは同名の別人説を推しますよ~
こうして末息子であるグランゼニスを可愛がったら、長男ナドラガが嫉妬して後に反逆されたりと・・・神の一家も割と普通の家庭という感じですね。
とは言え、ジャゴヌバの襲来、ナドラガの反逆、グランゼニスの消滅が続いて神の統治する時代は終わりを迎えます。
次の時代である古代時代の末期、人間の王が魔物とかした災厄の王がアストルティアを脅かします。
これを迎え撃ったのがDQ9の主人公&聖龍グレイナルとなります。
この時は引き分けに終わりましたが、現代のグレイナルが肉体を失っていることから、負けに近い引き分けでギリギリの撃退だったと考えられます。
恐らくこの時にDQ9の主人公も肉体を失ったのではないでしょうか?
後に登場する時の王者も天使の像から語り掛けるだけの存在になっています。
余談ですが、時の王者がDQ9の主人公と同一人物である証拠はけっこう揃っています。
例えばグレイナルの背に乗って共に戦った事もが、予告げの姫に白星剣を授けています。
白星剣はDQ9でも最高の攻撃力をもつ剣、ぎんがのつるぎとそっくり
この時にハッキリ『天使が残した』と言われています。
そして死ななかった災厄の王は再度アストルティアを襲います。
本編より6000年前の2度目の災厄の王襲来は撃退できず、5種族は生き延びるためにゴフェル計画を発動します。
これは天の箱舟に詰め込めるだけ生存者を詰め込んで宇宙に逃げ、災厄の王が眠りについたらアストルティアの大地に戻るという『ノアの箱舟のような計画』です。
今は力を失い、大地の箱舟と名を変えてして大陸間鉄道を走っている天の箱舟ですが、仮にも創造神の分身アギロゴスの肉体です。
ちなみに大陸横断鉄道の完成は本編より400年前です
実際に空を走っていた実績がDQ9でありますので、これは可能な計画だったでしょう。
列車の車両数に限りがあるので助かった人は僅かだったかもしれませんが、そこは当時にタイムスリップしていたプクラスが何とかしたかもしれませんね。
上でも書きましたが、天の箱舟は創造神グランゼニスの分身アギロゴスの肉体でもあります。
そしてアギロゴスの心はアギロさんとして車掌をやっています。
心が体を操縦している形なので理に適ってはいますね。
つまりゴフェル計画もまた、旧世界であるDQ9のアギロゴスによって成功したと言えるのです。
第一次災厄の王襲来はDQ9の主人公とグレイナルが撃退し、第二次災厄の王襲来は防げなかったのでアギロゴスがDQ10の住民を避難させました。
6000年前の災厄の王との戦いは、実質『チームDQ9 vs DQ10で生まれた災厄の王』という旧世界の力と新世界の力の戦いでもあったのです。
こうして役目を果たした天の箱舟は大地の箱舟と名を変え、今でもアストルティアの5大陸を繋ぐ大陸間横断鉄道を走っています。
アギロゴスの肉体は大地の箱舟となり今でもアストルティアの人々に恩恵を、そして心は聖天の使いとなりクリスマスに夢を与えてくれているんですね。
まとめ
旧世界であるDQ9の人達の活躍は6000年前の災厄の王との戦いで終わりました。
そしてこれがDQ9とDQ10を繋ぐシナリオだと私は考えています。
まとめとしてはこんな感じです。
- DQ9はとこえしえの揺り籠と呼ばれる星
- 創造神グランゼニスはその力を娘セレシアに受け継がせる
- セレシアは女神ルティアナと名を変えDQ9の星を脱出
- 脱出手段は天の箱舟(アギロゴスの肉体)を使った
- この時に同行したのがDQ9主人公、グレイナル、サンディ、アギロゴス
- DQ9のシナリオ中に人間に転生した主人公は女神の果実により不老になっていたため、長い旅に同行できた
- 創造神グランゼニス、天使、人間の全ては星とともに滅びる
- 脱出した女神ルティアナには新たな世界アストルティアを創造した
- 末の息子である人間の神には亡き父の面影があったためグランゼニスと名付けた
- その後神話時代が終わり、災厄の王とDQ9の主人公とグレイナルが戦った
- 2度目の災厄の王は撃退できずにアギロゴスが協力してゴフェル計画を成功させた
- こうして旧世界のDQ9の者たちは力を使い果たしの役目を終えた
滅茶苦茶長いですが、こういう事だと思っています。
かなり長くなりましたが、今回は『DQ9の世界をあくまで1つの星』と考えて考察しました。
前回の説と併せてもDQ9とDQ10の繋がりについては十人十色の説があると思いますが、これはDQ10でも最大級の謎だと思うので、是非皆さんも考えて見て下さい。