こんばんは、イコッサです。
『またまたトンデモ説を出してきたな~』と思われそうですが、今回の記事は兄弟姉妹が未登場の最後の邪神である虚無の邪神ではないか?・・・と言う記事になります。
現在未登場の邪神は下の画像の右上2体ですが、そのうち1体はオーグリード大陸にいる戦禍の邪神ですので、残りは虚無の邪神というわけです。
虚無の邪神はどこにいったの?
神話時代、女神ルティアナと種族神により女神の祠に封印された邪神達ですが、5大陸にある女神の祠は5つで、人間続と竜族に対応する祠がありませんね。
そして竜族の神ナドラガを倒すべく生まれた暴虐の邪神ですが、封印されずにジャゴヌバに吸収されていたようです。
すると当然ながら女神の祠が見当たらないもう1人の邪神(虚無の邪神)も同じ様に封印から免れ、ジャゴヌバに吸収された状態であると考えるのが一番自然ですね。
では虚無の邪神はどこにいるのか?
ジャゴヌバの肉体を警護する役割を担った暴虐の邪神のように、虚無の邪神もジャゴヌバの肉体を何らかの形で守っていると考えてみます。
そこで魔界をコントロールしているのは誰かという話になるのですが・・・表向きは大魔王ですが、実際は大魔王を選定する魔仙卿が魔界の大きな流れをコントロールしているように思えますね。
虚無の邪神が操る役職としては魔仙卿が一番適任ということになります。
いつから魔仙卿が虚無の邪神になったのか
大魔王城にある始まりの大魔王の偉業によると、はじまりの大魔王がゴダ神殿を作り、魔仙卿を選び、大魔王選出のやりかたをシステム化したとされます。
この時点での魔仙卿はただの大魔王選出のための審判みたいなものと予想できますね。
また、始まりの大魔王の偉業にはジャゴヌバの名前が全く書かれていない事も注目です。
恐らく始まりの大魔王は主人公と同じく、ジャゴヌバと契約をしていない大魔王(周りの承諾を得てリーダーになった魔族)だったと考えられます。
この初期のシステムではジャゴヌバの関与する余地が無いように見えますが、今のシステムはどうなっているでしょうか?
- まずデモンマウンテンを登って力と知恵を示す
- 次に魔仙卿がジャゴヌバを呼ぶ
- ジャゴヌバに選ばれたら大魔王に内定
- 魔瘴の像を通してジャゴヌバと契約し大魔王確定
こういう流れですね。
結局全部ジャゴヌバが決めているんですね。
これはおかしい話です。少なくとも始まりの大魔王は既に大魔王になってからゴダ神殿を作り魔仙卿を見出しているんですから、最初からこんなシステムではなかったでしょう。
いつの間にやら『ジャゴヌバが魔仙卿とコンタクトを取って、大魔王選出のやりかたを都合のいい容易に変えた』・・・そして『大魔王選出を担当する魔仙卿には自分が一番信頼できる配下の邪神を使っている』と考えると非常にわかりやすいです。
どうしてこうなったのか考えると非常に簡単で、ゴダ神殿が建った地下に運悪くジャゴヌバ神殿があったからなんですね。
始まりの大魔王は古代時代の序盤にアストルティアに侵攻していますから、その生まれは神話時代の末期(ナドラガの反乱の頃)だと思われます。
彼が作ったゴダ神殿がその頃建てられたとして、その地下にあるジャゴヌバ神殿はさらに昔のルティアナとジャゴヌバの戦いの時に立てられました。
ジャゴヌバ神殿の壁画を見ると『アストルティアから切り離されながらもジャゴヌバを封じるための神殿を作ったルティアナ派の魔族が作った』という可能性が高いようです。
ゴダ神殿とジャゴヌバ神殿は作られた年代も作った人物も違うのですが、ジャゴヌバとコンタクトをとれる魔瘴像がジャゴヌバ神殿の入口にあった事が災いしました。
偶然にもゴダ神殿を作っている最中に発掘されたか、それともその魔瘴像を目印にゴダ神殿を作ったのかは分かりませんが、ここに住む魔仙卿がいつの日かジャゴヌバとコンタクトを取るのは必然でした。
こうして大魔王選出という役割以外は普通の魔族だった魔仙卿が(虚無の邪神と合体することで)ジャゴヌバの代理となり、大魔王の選出のやり方も変更されてジャゴヌバの意のままになったと考えます。
魔仙卿ではなく大魔王に虚無の邪神を合体させて操ればいいとも思うのですが、血の気の多い魔族を統治し、アストルティア遠征もする大魔王は死亡リスクがあります。
より安全に魔界をコントロールできる魔仙卿の方が都合がイイんですね。
状況証拠を集めよう!
上に書いた説は全部私の妄想でもあるので、いくつか状況証拠を集めましょう。
まずは魔仙卿がジャゴヌバの分身とも言える魔瘴魂を行使できること。彼がジャゴヌバの代理的な働きをしていると考えられます。
大魔王より格上の邪神の力を行使するのはどんな存在かと言うと、それって邪神そのものじゃないでしょうか?
つぎはジャゴヌバ神殿の隠し通路を知っている節がある事。
ゴダ神殿奥の魔瘴像の更に奥にあるジャゴヌバ神殿ですが、その入り口は魔瘴像が塞いでいました。まずどうやってここを主人公より先に突破したのか?
さらにジャゴヌバ神殿の最深部にジャゴヌバを封印するための巨大な扉があり、これもイルーシャとナラジアしか開けられない感じだったのに、魔仙卿は既にその奥にいるんですよね。
決定的なのが暴虐の邪神が守っているはずのジャゴヌバに干渉できるということです。
滅茶苦茶信用されていますね。
魔仙卿はジャゴヌバ及び暴虐の邪神にとって絶対に裏切らない(裏切れない)存在なんじゃないでしょうか?
『創生の力は絶対許さないマン』のジャゴヌバにとって、裏切りの心配がない信用できる相手って自分が生みだした邪神や魔瘴魂しかいない気がします。魔族ですら元アストルティア人ですからね。
最後にメタ的な話になりますが、兄妹姉妹には『おそろしきものになりはてる』というアバ様の予言(的中率100%)が残っています。
そういう視点で兄弟姉妹を見た時、ジャゴヌバと契約して不老になって時渡りの呪いから解き放たれている今って、おそろしきものになっているでしょうか?
まだまだヌルイよね
そろそろこの辺りでアバ様の予言のフラグも回収しておかないと、流石にバージョン6になったら兄弟姉妹の話は終わってしまいますよ。
これはもうバージョン5.5あたりでジャゴヌバとの契約の際に合体した(と思われる)虚無の邪神になってくれないと、おそろしきものに成り果てるチャンスはないですよ~。
最後に
最後に魔仙卿になった後も割と好き勝手やっている兄妹姉妹ですが『ジャゴヌバは何故彼の行動を制限しないのか?』という疑問を考えてみます。
その答えとしては、ジャゴヌバに取って都合のいい行動しかとっていないから・・・という事になりますね。
バージョン5の間の魔仙卿の行動を振り返ってみましょう。
バージョン5.0で主人公を元の姿に戻そうとしますが、結果的に魔瘴の像(実はジャゴヌバの像?)が壊れてイルーシャが出現します。
恐らく同時にルファ神殿の女神像に封印されていたナラジアが出現していると思われます。
この両者の復活はルティアナ&ジャゴヌバの完全復活に必須であり、ジャゴヌバ側からすれば嬉しい出来事ということになりますね。
さらに魔界を安住の地とすることができた兄弟姉妹は、アストルティアと魔界を協力させるために、より大きな危機である大魔瘴期を利用することにしました。
これもジャゴヌバからしたら『どうぞどうぞ』といった感じでしょう。
元々ジャゴヌバにとっての敵はルティアナただ1人、2つの世界が共闘しようが関係ないのです。そんな彼にとって大魔瘴期を早める = 自分の目覚めを早めてくれるというのはありがたいことなんですね。
こうやって魔仙卿の行動を見ると、実はジャゴヌバにとって不都合なことを何もやっていないんですね。最後の最後でジャゴヌバの封印を強めようとしていたようですが、時すでに遅し、ジャゴヌバはもう復活間近!
ジャゴヌバからすれば、特に洗脳とかしなくても勝手に自分の都合のいいように動いてくれるから魔仙卿は放置していた・・・ということになりそうですね。
もし仮に『主人公と一緒に5大陸の邪神を倒しに出かける』みたいな事をしたら、同化している虚無の邪神に働きかけてストップをかけるんでしょうが、そうはなりませんでした。
結果的に魔仙卿はジャゴヌバを利用しているつもりで、さらにその上からジャゴヌバにまんまと利用されている状況です。
これだと流石に物語の準主役としてマズイと思うので、次くらいに何とか活躍してほしいですね。