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アストルティア歴史年表(神話時代編)

この記事はアストルティアの神話時代の出来事を年表順にまとめたものです。

別時代へのリンク⇒DQ9神話古代近代前

 

神話時代とは

神話時代の最大の特徴は神々が直接7種族を統治していたことだと思います。

7種族の側の視点に立つと、現在の市長に会うような感覚で神に会う事ができたという事ですね。

そして神が世界から姿を消し、7種族が自ら進むべき道を考え出すまで神話時代は続きました。

次に神話時代がおおよそ何年前だったかの予想をしてみます。

DQ10の物語の中で神話時代を語る時は『何万年』という言葉がよくでてきますね。

何万年ということは、アストルティアは誕生して2~9万年の歴史がある世界だという事になりますね。

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後に解説するゼルメア王国からアストルティアは少なくとも誕生して数万年は経過していことがわかります。

 

????年前:アストルティア誕生

とこしえの揺り籠を出発した混沌とした塵芥漂う薄暗い宇宙空間に訪れます。そこで女神は古き世界の神より授かった創生の力で光を生み出します。

光りが虚空を照らすと塵芥は集まり大地となり、女神の光はそのまま太陽となり、余った塵は月となりました。

こうしてアストルティアが誕生します。

 

????年前:種族神と7種族の誕生

女神の光より創生の力を持った7人の種族神が生まれます。

女神は1つの大地を7つに分けて彼ら7人の種族神に分け与え与えます。

そして種族神は自分の姿や得意な事を受け継いだ7つの種族を創り出し、女神から承った大地にそれぞれの種族を住まわせました。

そして7種族は世界の中心であるエテーネ島に平和の誓いを立てることになります。

エテーネ島の清き水の洞窟には後に7種族の調和を乱し、女神の敵となるナドラガ神の作った竜族の絵も刻まれていいます。

このことからエテーネ島は7種族の固有の土地ではなく、特別な地であることが伺えますね。

◆TIPS:オーガの謎

7種族の中でもオーガは特殊な生まれ方をしており、怪物の体に人の心を宿すという試みで生み出されました。

この怪物が何を指しているのかは不明ですが、7種族が生まれる頃はまだ異界滅神ジャゴヌバがアストルティアを襲う前です。

魔瘴により生まれた魔物とは無関係な怪物も神話時代のアストルティアにいたようですね。

闇の力を使うのに、邪悪なものではないとされるレグナードもその類なのかもしれません。

なお、オーガという種の矛盾を考えた記事はこちらです。

今読むと大分古い内容ですが、オーガという種がどれだけ変わった存在か感じて頂ければ幸いです。

 

????年前:天星郷の大崩壊の日

天使の住まう天星郷に何者かが襲来し、それまでの都であった場所が崩壊します。

これが今のフォーリオンの地下にある荒れ果てた神代の遺構です。

  • 奴らとは何ものか?
  • いつ天使がDQ9の世界に来たのか?
  • そもそも天星郷はDQ9の天使界と同じものが移動してきたのか?

これら全ての情報がバージョン6.1現在では謎のままです。

私なりの予想記事もありますが、これはかなり妄想が入っているのでご注意ください。

責任はとれない!

 

????年前:深淵の咎人達が封印される

天星郷に仇を成した咎人達が封印されます。

咎人達は神々に軽んじられた事に怒ったり、神が人間を愛することに嫉妬したりと、モンスターではないようです。

おそらくは堕天使たちだと思われますが、現在はその正体がわかりません。

バージョン5のラストにて女神が消滅したため咎人達を縛る封印が弱まりつつあります。

また、封印から解き放たれた咎人の1人は神々が今も光の神殿に住んでいると勘違いしているため、少なくとも神々が姿を消す前に封印されたと考えられそうですね。

まだまだ謎だらけなので、いずれ年表の中の順番が変わるかもしれません。

 

????年前:異界滅神ジャゴヌバの侵攻

女神に敵対する異界滅神ジャゴヌバが現れ、戦いが始まります。

ジャゴヌバの目的は後に分身『魔瘴魂』が語る通り、女神の光(創生のチカラ)で生まれた全てを滅ぼす事でした。

なお、アストルティアへ襲来した時のジャゴヌバには魔瘴を発生させる能力は無く、有機物を鉱物に変化させてしまう能力を持っています。

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これに対抗するため、女神ルティアナはジャゴヌバの本拠地(現在の滅星の邪園)に7人の賢者達を送り込みます。

女神の光を借り受けた賢者達はジャゴヌバを追い詰め、有機物を鉱物に変化させてしまう能力を封印します。

ところがここでジャゴヌバに変化が生じます。

体は巨大化し、魔瘴を発生させる能力を得てしまいました。

これが今のジャゴヌバの姿であり、元々のジャゴヌバがどういう姿をしていたのかは誰もわかりません。

 

????年前:魔界と魔族の誕生

ジャゴヌバが発生させた魔瘴の勢いは凄まじく、賢者達には為す術がありません。

賢者達はジャゴヌバの存在する地をアストルティアから隔離することで魔瘴の被害を防く事を提案し、女神はこれを受け入れます。

これが現在の魔界であり、魔瘴に侵された種族達は魔族へ変化し、動物たちは魔物に変化したとされます。

そして自己犠牲の決意を固めた賢者達ですが、ジャゴヌバの誘惑により精神が蝕まれてジャゴヌバの協力者になります。

これが魔祖と呼ばれる者達(ガルドザークスコルメゼシュナレギルローガ)であり、後に自らの名を冠した魔祖の血族を生み出すことになりました。

結果的に女神に見捨てられた魔祖及び魔族達は女神やアストルティアへの憎悪を募らせます。

ただし、現在の魔族達は自分が元アストルティア人であり、女神に見捨てられたという事を忘れてしまっているようです。

 

????年前:7柱の邪神の誕生と封印

アストルティアから切り離されたジャゴヌバですが、その体から7柱の邪神『戦禍、虚無、暴虐、禁忌、嘲弄、怨嗟、渇欲の邪神達』を生み出しアストルティアに差し向けます。

女神と種族神は協力して邪神を倒し、アストルティアの各地に作った女神の祠に邪神を封印しました。

邪神の封印された地(下の図を参照)は魔瘴に侵された危険な土地になってしまいましたが、何故かシエラ巡礼地にま魔瘴が見当たりません。

女神の祠が実は海中にあって魔瘴も海中で発生しているのかもしれませんし、ウェリナード王家の歌が魔瘴を浄化しているのかもしれません。

6柱の邪神は女神の光の矢で倒されて種族神により封印されましたが、戦禍の邪神だけは種族神であるガズバランが倒し封印しました。

戦禍の邪神が女神の祠ではなく邪神の宮殿に封印されているのはそのためです。

なお、戦禍の邪神にとっては竜族の神であるナドラガは同格の存在だったようです。

戦禍の邪神はオーガの神ガズバランの対になっているハズなんですが、これって間接的にガズバランとナドラガが戦力的には大差無いということでしょうか?

ナドラガはあれだけバージョン3で傲慢だったのに・・・魔瘴によるパワーアップが無い状態では飛びぬけて強いわけではないのかもしれません。

TIPS:オーグリード大陸に魔界への穴が開く

ガズバランに封印される前、戦禍の邪神がオーグリード大陸のザマ峠の沖の小島(今のガミルゴの盾島)にアストルティアと魔界を繋ぐ大穴を開けます。

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何故アストルティアと魔界を繋ぐ穴を開けたのかというと、魔祖の血族達をアストルティアに呼び寄せるためだと思われます。

なお、この戦いの後にアストルティアと魔界の間にある『ルファ神殿』にジャゴヌバの魂が封印されますが、ジャゴヌバの魂を解放するためという説には矛盾があります。

ジャゴヌバが封印される前に戦禍の邪神がガズバランに封印されてしまうからです。

アストルティア秘聞録にも女神ルティアナが光の河へ姿を変えても、この大穴は塞ぐことができなかったとあります。

この事から時系列的に戦禍の邪神が魔界への穴を空けたのは女神とジャゴヌバが相互に封印される前ということになりますね。

 

????年前:女神と邪神の相互封印

7柱の邪神を倒されたジャゴヌバは再びアストルティアに攻めてきます。

2人の戦いは数千年におよんだそうですが、神話時代の戦いは数千年単位で続くのが多いですね?

これを封印するため女神は鏡合わせの秘儀を使いますが、これは自分も封印される変わりに相手も封印できるという秘儀でした。

これを行ったのはアストルティアと魔界の狭間にあるルファ神殿です。

女神の魂はイルーシャに封印され、彼女は魔界のゴダ神殿に安置された魔瘴の像の中で眠りにつきました。

そして体は光の河となりアストルティアと魔界を隔てる壁になります。

一方でジャゴヌバの魂はナラジアに封印されてルファ神殿の女神像の中で眠っていたと思われます。

最後にジャゴヌバの肉体ですが、ゴダ神殿の地下(ジャゴヌバ神殿)に封印されることになりました。

こうして双方の主神が姿を消したことでジャゴヌバとの戦いは終わります。

TIPS:6聖陣のはじまり

現在のプクランド大陸の光の郷フィネトカを本拠地にしている6聖陣ですが、この頃から活動しているのは確実です。

なぜなら6聖陣のリーダー極天女帝は代々記憶を引き継いできており、神話時代でイルーシャやナラジアといた時の記憶を持っているからです。

なお、冒険者的には6聖陣=レベル上限を解放してくれる人という認識で問題ありません。

 

????年前:魔祖の血族がオーグリードを襲う

戦禍の邪神が封印されたオーグリード大陸は魔族の残党に狙われることが多い大陸でした。

その中でも力のある『魔祖の血族』と呼ばれる古代魔族達がオーグリード大陸に出現します。

彼らはジャゴヌバ直接の部下とも言える魔祖達が作り出した強力な魔物でしたが、オーガの神ガズバランがこれを倒し封印します。

しかし、この封印は本編開始から500年前のガートラント建国の際に解かれることになります。

 

????年前:竜族の神ナドラガの反乱

女神ルティアナが姿を消したことでアストルティアはリーダーを失いました。

そこで長男ナドラガはその後を継ごうと考え、自身と竜族が他の6人の神と6種族を率いようとします。

これは最も優れた神である自分と、その自分が作った最も優れた種族である竜族が他の6種族を庇護するという考え方によるものでした。

しかし、その振る舞いが傲慢になりすぎてリーダーではなく支配者のようになってしまったのでしょうか?

エテーネ島の石碑に彫られた『調和の誓い』を破ろうとしたナドラガ神率いる竜族と他の種族は対立します。

他の6種族が調和を重んじるのに対しナドラガ神の思想は調和とは相いれないものあり、対立は避けられないものだったのかもしれません。

女神の後継者になることを拒まれ、怒ったナドラガ神はルティアナから愛されていた末弟のグランゼニスを攻めます。

はじめはグランゼニスと人間を相手に有利な戦いを続けていたナドラガですが、他の5人の種族神と種族がグランゼニスに加勢したことで戦況が逆転します。

追い詰められたナドラガは母ルティアナの仇であるジャゴヌバと手を結び、大量の魔瘴を身に宿してパワーアップしました。

ジャゴヌバは契約の際に戦禍の種をナドラガに植え込みました。

戦禍の種は魔瘴を凝縮したものであり、持つだけで憎悪が沸き上がりにより負の感情のコントロールが効かなくなってしまいます。

それを2つも使われたナドラガは流石に種族神だけあったのかもしれません。

こう書くとナドラガは行き過ぎた善意が暴走し、判断能力が落ちたところでジャゴヌバとの契約によって完全に闇落ちしたように見えますね。

ですが6種族に首都ナドラグラムまで落とされかける直前まではシラフで反乱を起こしているので、やっぱりアレな長男だったのかもしれません。

ナドラガの方でも流石にジャゴヌバを警戒したのか、自分の頭がおかしくなった時のために備えて神獣プリフィーを契約前に生み出しています。

ところで封印されたジャゴヌバとどうやって契約したかは謎ですね。

ルティアナも封印されているのに多少は動けるようなので、同じようなものなのかもしれません。

 

????年前:ナドラガンド大陸の封印

邪神と化したナドラガ率いる竜族と6人の種族神率いる6種族の戦いは数千年続き、非常に多くの犠牲者をだしました。

長い戦いの末に竜族の兵士はとうとう竜族の神の都ナドラグラム』まで追い詰められ、ナドラガ神もグランゼニスに打ち取られます。

罪を犯した竜族はナドラガンド大陸ごとアストルティアから切り離され、奈落の門の先にある異世界に封印されます。

そして敗れたナドラガ神は体を5分割され、5つに分けられたナドラガンド大陸に封印されました。

女神ルティアナから授かった創生の力を秘めた心臓竜神の心臓』は6人の種族神に封印されました。

封印の場所は特定できませんが、恐らくはいざないの間やナドラグラムに安置されていたと考えられます。

放置するのは危険とも思われそうですが、6人の種族神の強力な封印がかけられているためバージョン3まで悪用されませんでした。

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そして封印された状態の心臓が創生の霊核と呼ばれ、バージョン2で大魔王マデサゴーラが探し求めていたものです。

マデサゴーラは創生の霊核の破片(創生の渦)を手に入れていましたが、これはナドラガとの戦いの際にアストルティアに落下した心臓の破片だと思われます。

マデサゴーラが霊核の破片を使い変身した形態がドラゴンそっくりのため、そう考えました。

そしてナドラガ神を倒したグランゼニスも無事ではなく、実態を失ってしまいます。

グランゼニスは残された力で『神獣ペガサス』『レンダーシアを守る4つの神の緋石』『魔族と戦う勇者と盟友の家系』を創り出し、アストルティアから姿を消します。

この時に初めてアストルティアに勇者誕生の種が蒔かれたのでした。

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そしてナドラガやナドラガンドの封印で力を使い果たした他の種族神達も肉体を失い、意思を伝えるだけの存在になってしまいます。

TIPS1:暴虐の邪神の解放

ナドラガ神がジャゴヌバと契約したことで、ナドラガ神が封印していた暴虐の邪神が解放された可能性があります。

ほぼ全ての神が力を失う中で邪神が解放されるのはマズい事態ですね。

しかし、結果的に暴虐の邪神はジャゴヌバの肉体を守っているだけの自宅警備員と化したので問題はありませんでした。

ところで暴虐の邪神が封印されていた女神の祠ってナドラガンドのどこかにあるんでしょうか?

探しても見つかりませんが、封印から解放された暴虐の邪神が再封印を恐れて壊したのかもしれません。

TIPS2:神話の怪物達の戦い

ナドラガ神の戦争の裏で、神々にも匹敵する怪物達がナドラガンドで戦っていました。

ナドラガンド大陸の海に住む海冥主メイヴはナドラガの反乱の最中に同じ古の存在である常闇の竜レグナードに戦いを挑みます。

こうして7種族が戦争をする横目でレグナードとメイヴの戦いは1000日を超えて続き、ナドラガンド大陸を滅ぼしかねない規模になります。

その決着はアッサリとしたもので、ナドラガの敗北によりナドラガンド大陸が分割されて戦うことができなくなったというものでした。

時系列で言えば数千年続いたナドラガの反乱が終わる1000日前くらいから戦っていたことになりますね。

この2匹に加えて闇の領界で竜族が籠城戦をするためにまき散らした大量の毒がダークキングが誕生させ、現在挑める常闇の聖戦の3匹になっています。

メイヴはレグナードに挑む前には竜族の大船艦を1隻残らず海に沈めるというヤンチャをしていたようです。

もしかすると竜族敗北の1%くらいはメイヴのせいかもしれません。

 

????年前:海底都市ゼルメアの興亡

レンダーシアの海底ではゼルメアという王国が栄えていました。

国の名となった王女ゼルメアは『望んだものを創り出す』という創生の力を持ち、国を豊かにしました。

彼女の持つ創生の欠片の破片がナドラガの心臓の破片なのかはわかりませんが、後のマデサゴーラの件を考えるとその可能性が高いと思われます。

女王の創生の力により反映した王国ですが、海底神殿(現在のゼルメア遺跡)に迷い込んだ1匹のゲノミーの願いを女王ゼルメアがかなえた事で王国は崩壊します。

この時に現れたゲノミー『ゲノディオ』は自らの分身を作る力を王女ゼルメアから授かり、その力により増えた分身がさらに分身を作る力を引き継いでしまっていました。

こうしてたった1匹だったゲノミーが急速に増え、ゼルメアはゲノミーの大群に滅ぼされてしまったのです。

なお、増えた分身はオリジナルであるゲノディオと違い心を持たないとされています。

とは言え、オリジナルのゲノディオの目的が『創生の力を奪う事』であるため、分身したゲノミーが本当に心を持っていないのかは疑問が残るところです。

TIPS:メイヴ=ゲノミー?

ゲノミーの中でも数万年に一度完全な成長をとげる個体がいるとのことですが、オリジナルのゲノディオがその完全体だと思われます。

ゲノディオの豆知識だと完全体になるために要する時間があまりに長く、その形態に成長しきるまでにほぼ全てのゲノミーが死亡することが読み取れます。

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当然ながらオリジナルのゲノミーであるゲノディオが最も成長した個体だと考えられますが、ここで疑問が生まれます。

ゼルメア王国の亡霊によると完全体が複数いて、既に主人公と会っているような口ぶりですね。

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これは完全体のゲノミーのうちの1匹として、色合いや『冥』という単語の共通点から神話の怪物である海冥主メイヴを指していると思われます。

しかし・・・ゲノミーの一族が全てゲノディオの分身だとすると、明らかにオリジナルのゲノディオよりも大きく強いメイヴの存在は謎です。

メイヴとゲノディオは同種の別個体と考えるのが自然ですね。

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ゲノミーはアストルティアだけではなくナドラガンドや魔界と一体世界にも生息しています。

ナドラガンドの個体は神話時代にまだナドラガンドとアストルティアが繋がっていた時に風邪か何かで飛ばされて住み着き、魔界の個体は光の河に落っこちたかジャゴヌバと一緒に隔離された個体だと考えられます。

複製されたゲノミー自身にも分身能力があるので、どこに行っても繁殖できてしまうんですね。

 

????年前:初代大魔王ゴダの誕生

ジャゴヌバの封印後、アストルティアの6聖陣は魔族の力を弱めるために頻繁に魔界に遠征していました。

戦況は連戦連勝でしたが、ジャゴヌバと契約し初代大魔王となったゴダが魔界を統一し、初めて6聖陣を撃退します。

しかしゴダは不思議な行動をとります。

力を借りたハズのジャゴヌバの肉体が封じられたジャゴヌバ神殿を巨岩で覆い隠し、その上にゴダ神殿を建設しました。

ゴダはジャゴヌバから力を借りつつも、その復活に協力するつもりはなかったのです。

むしろジャゴヌバの復活により魔界すら滅びることを知っていた彼は、ジャゴヌバが復活しないために行動を始めます。

まず魔族の怒りや憎しみがジャゴヌバを刺激することで大量の魔瘴が発生することを突き止めたゴダは、この解決方法を考えました。

それがアストルティアへの遠征です。

簡単に言うと、これは思いっきり戦わせてスッキリさせよう作戦でした。

TIPS:大魔王ゴダの立ち位置について

大魔王ゴダは純粋に魔族を率いるリーダーとして生きた人物だと思われます。

そのためにジャゴヌバを利用し、さらにアストルティアを攻めるという手段を取りましたが、全て魔族を守るためだと考えられます。

しかしその思考には親女神派とも考えられるものもがあります。

仮にジャゴヌバ神殿には『光の女神が我らを守り』という一文があり、神殿を建設したのがゴダならば彼は女神に守られているという自覚があったのでしょう。

もしかすると魔瘴により直接魔族化した世代で、事情を知っていた元アストルティア人であったかもしれません。

そんな彼ですが、ジャゴヌバと契約した以上はその影響を免れません。

封印から解かれたジャゴヌバから直接洗脳されたユシュカほどではないにせよ、その精神に何かしらの影響があったと思われます。

とんでもない苦労人で、女神と魔族の板挟みの可哀そうな人だったかもしれません。

詳しく考察すると長くなったのでこちらをお読みください。

隙あらば宣伝!

 

????年前:初代勇者が大魔王を迎え撃つ

レンダーシア大陸の北部で人間のゼドラ族とレビュール族が覇権を争っていた頃、始まりの大魔王がアストルティアへ遠征を開始します。

そして大魔王が光の河を越えたことでゼドラ族に双子の勇者アシュレイとレオーネが誕生します。

しかし、勇者が生まれたことにより2つの部族のパワーバランスが崩れ、以前よりも険悪な関係になってしまいました。

これに危機感を抱いたのはグランゼニスの声を聴くことのできる巫女でした。

2つの部族の関係を修復するため、弟勇者レオーネをレビュール族の養子にして育てさせます。

こうして無事成長した双子の勇者と、彼らの師匠である剣聖カーニハンが始まりの大魔王を倒し、魔界の侵攻は失敗に終わりました。

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戦いの中で剣聖カーニハンは死亡し、弟勇者のレオーネは始まりの大魔王と相打ちになり、石化の呪いで命を落とします。

残った兄勇者アシュレイは巫女(2代目)と結婚し、ゼドラ族とレビュール族を束ねてゼドラ王国を建国しました。

これが今のグランゼドーラ王国の前身となっています。

TIPS1:大魔王がいつ攻めてきたのか?

当時を知る亡霊のセリフから『神々の争った傷跡がまだ残っている頃に大魔王が攻めてきた』とあります。

直近の神々の戦いといえばナドラガ神の反乱ですので、その後の出来事という事になりますね。

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ナドラガの反乱から始まりの大魔王の侵攻の間にどのくらいの時間が経っているかは不明ですが、予想はできます。

勇者誕生を予見した巫女はナドラガとの戦いで衰弱したグランゼニスの声を聴くことができるので、ほぼナドラガの反乱の直後に生まれた存在だと思われます。

その巫女の2代目が兄勇者アシュレイと結婚していることから、ナドラガの反乱終結の数十年後に始まりの大魔王が攻めてきたと考えられそうですね。

TIPS2:大魔王ゴダ死後の魔界

大魔王ゴダは倒されましたが、魔瘴の減少には成功していたようです

その後の体制は息子であるジャディンが引き継ぎます。

ジャディンは父の意思を継ぎ、ゴダ神殿に住みながらジャゴヌバが復活しないように見張り続けました。

そして魔界のリーダーである大魔王を選定する役割『魔仙卿』になり、魔界の秩序を

ところで魔仙卿が間接的に魔界の秩序を守るというルールも、元々は大魔王ゴダが思いついたのでしょうか?

大魔王城の図書館にある『始まりの大魔王の5つの偉業』の中に組み込まれてしまっていますね。

この部分は魔仙卿の功績のような気がしますが・・・やはり初代大魔王は偉大!

 

別時代へのリンク⇒DQ9神話古代近代前