この記事はアストルティアの歴史の中で近代の中でも中期(5000年前~500年前)にあたる時代の出来事を年表順にまとめたものです。
- 中期近代とは
- 4500年前:大魔王ヴァルザード誕生
- 3500年前:グランゼドーラ王国建国
- 3000年前:ウルベア地下帝国&ガテリア皇国の滅亡
- ???年前:夜の王国建国
- 2500年前:ドルワーム王国滅亡
- 2500年前:海運都市ザード滅亡
- ???年前: 太陽の王国が夜の王国を滅ぼす
- 1500年前:オルセコ王国とドランド王国の対立
- 1300年前:悪鬼ゾンガロンがオーグリード大陸を襲う
- ???年前:不死の魔王ネロドスの戴冠
- ???年前:大魔王マデサゴーラの戴冠
- ???年前:バルディスタ要塞の建国
- 900年前:オルセコ王国滅亡
- 800年前:グレン王国誕生
- 700年前:パルカラス王国が建国される
- 600年前:大陸横断プロジェクトの開始
- 600年前:ウェリナード王国の建国
中期近代とは
私が勝手に区切って5000年前のエテーネ王国滅亡後を中期としてまとめました。
主にキュルルと行く世界の話になります
この時代の出来事はゲーム中で詳細な情報が分かるので、説明が長くなりがちかもしれません。短くなるよう頑張ります;
4500年前:大魔王ヴァルザード誕生
魔界のジャムリバハ砂漠を支配していたタコ型の魔獣を魔族の若者ヴァルザードが討伐し、砂漠のオアシスを中心に国家を建設します。
これが海運都市ザードであり、ザードの魔王となったヴァルザードは後に大魔王に選定されます。
魔界において魔王は国家や部族のリーダーという意味で、何人も存在します。
しかし大魔王はジャゴヌバと魔仙卿に認められなくてはいけない存在であり、1人しかなることができません。
ジャゴヌバとコンタクトを取るにはゴダ神殿の奥にある魔瘴石でできた像に触れる必要があるようです。
後にエックス君が初めてジャゴヌバとコミュニケーションを取ったのも、この石像に触った時でした。
封印されて力を発揮できないジャゴヌバがどうやって災厄の王を生んだり、ネルゲルを生んだりできたのか?それは魔仙卿にジャゴヌバの力を行使する権利を与えているためだと考えられます。
神話時代の魔界でゴダ神殿に迷い込み、石像に触ってジャゴヌバと契約した魔族がおり、それが魔仙卿になったのでしょうか。
大魔王が魔界を統一してアストルティアに攻め込むというシステムも、自身のメッセンジャーである魔仙卿を失うわけにはいかないジャゴヌバにとって都合のいいシステムですね。
3500年前:グランゼドーラ王国建国
海運都市ザードの大魔王ヴァルザードが光の河を越えてアストルティアに侵攻します。
光の河を大魔王が超えたことに反応し、勇者の血筋から2人目の勇者が誕生します。さらに初代勇者の時代では確認できなかった盟友もこの時代から登場していました。
大魔王を倒すために幼い勇者と盟友に加え、ワルスタットという賢者の3人は厳しい修業を行います。
そしてついに大魔王ヴァルザードを倒しますが、初代に引き続き勇者が戦士してしまい、ゼドラ王国は混乱していきます。
中でもゼドラ王国の女王(勇者の母親)は勇者に厳しい修業を受けさえていた盟友を非難し、盟友が勇者を殺そうと企んでおり、大魔王との戦いで勇者を見捨てたと因縁を付けます。
勇者が戦死し、盟友も守ったはずの人々に迫害される中でゼドラ王国はグランゼドーラ王国と名を変えました。
これが今のアストルティア(魔界を除く)では最古の王国となっています。
公式資料であるアストルティア創世記では『二人目の勇者が建国王になり、現在のグランゼドーラ王国が成立した』とあります。
しかし、国の名を変えるというのは法律やら年号やら色々変えなくてはいけないし、戦時中にそんなことをしている余裕なんてないと思います。
特に勇者は幼い時から盟友と共に修行をして、大魔王と戦って戦死しており、余計にそんな時間はありません。
この歴史はグランゼドーラ王国はでっちあげた嘘の歴史だと思われます。
アストルティア創世記は公式資料と言いつつも『グランゼドーラ王国の考古学者ロッサム博士の研究をもとに書かれた本』と言う設定があるんですね。
メタ的に言ってスタッフの考えた設定がそのまま書かれている部分と、そうでない部分があるんです。
このグランゼドーラ王国建国の部分はまさにロッサム博士の研究(の中でも虚偽の歴史)の部分だと思われます。
では本当の歴史はどうだったかというと、まず盟友は王女に因縁を付けられて処刑されたと思います。そのくらいでないと賢者ワルスタットが3500年も後悔し続けません。
その後、時間が経ってゼドラ王国が冷静になると、自分達がどんなに愚かなことをしたか気づきます。
勇者と共に命懸けで戦った盟友を処刑したのですから、そんな事が他の国に知れればゼドラ王国の威信は地に落ちますね。
そこで歴史を改変し、勇者がゼドラ王国をグランゼドーラ王国に改めたという事にします。
新たな国の建国のごちゃごちゃした所でゼドラ王国の負の歴史を葬りやすいですし、新たな国になれば国民としても『罪深いゼドラ王国の民』という罪悪感から逃れられるでしょう。
こんな事を書いている私もけっこう難癖をつけている感はありますが、アルヴァンとカミルの時代の出来事を顧みると、グランゼドーラ(ゼドラ)王国の人達からはこういう過ちを犯しやすい体質が見て取れますね。
3000年前:ウルベア地下帝国&ガテリア皇国の滅亡
3000年前のドワチャッカ大陸では『ウルベア地下帝国』『ガテリア皇国』『ドルワーム王国』の3国家が並び立っていました。
特に発展していたウルベア地下帝国の規模は現在に至るあらゆる街を上回っています。
このウルベア地下帝国とガテリア皇国は仲が悪く、争いを続けていました。
そんな時代に5000年前からエテーネ王国の王子クオードが時間移動してきます。
偶然にも同じ時代に本編から60年前のナルビアで活躍していた主人公の兄弟姉妹も時間移動し2人は出会います。
同じ境遇ということで2人は行動を共にし、ウルベア地下帝国で活躍していきました。
そして登用された2人はどんどんと出世してクオードはウルベア地下帝国の宰相になり、兄妹姉妹は帝国技術庁の主任研究員になります。
しかし、クオードは5000年前のエテーネ王国が地盤沈下で滅亡したことを知ってしまいました。
クオードがウルベア地下帝国の権力を簒奪
エテーネ王国を救うことを決意したクオードは必要なモノを集める計画を立てます。
まずは時渡りの制御のためのエテーネキューブ作成ですが、これには敵国ガテリア皇国のボロヌジウムという材料が必要でした。
そのためクオードにとって2国の戦争状態はボロヌジウムを手に入れるために好都合でした。
そしてエテーネ島の地盤沈下を防ぐために地脈のエネルギーを注ぎ込む必要もありました。
これはドワチャッカ大陸の地脈エネルギーを吸い、それをエテーネ島に注ぎ込むという方法を取ることにします。
地脈エネルギーが枯渇すると大地が枯れて砂漠化してしまいますが、そのデメリットは隠されていました。
そして膨大な地脈エネルギーを集める大義名分が必要なため、まずはウルベアで使っていた資源であるドルセリンよりも高性能と称して地脈エネルギー開発を進めます。
次に敵国ガテリアに対する兵器として地脈エネルギーを動力炉とするウルベア大魔神を開発させました。
そして対ガテリア用の兵器として、それまでインフラ用ロボットであったウルベア魔神兵を戦争用に強化発展させていきます。
これに待ったをかけたのがリウ老子でした。
彼はガテリア出身でしたが、ウルベアの科学者として帝国を支えるウルベア魔神兵を1から作ってきたウルベアの重要人物です。
リウ老子はウルベア魔神兵が兵器転用される事態にとうとうウルベアから亡命してしまいます。
リウ老子亡命に衝撃を受けたウルベア地下帝国11代皇帝のジャクバは、かねてより進めていたガテリア皇国との和睦を実現させます。
ガテリア皇国の滅亡
エテーネルキューブやウルベア大魔神の開発には莫大な予算が必要だったため、クオードにとって敵国ガテリアとの戦争状態はどうしても維持したいものでした。
両国が和睦しては計画が水の泡になるクオードは皇帝ジャクバを暗殺し、その罪を和睦の使者であるガテリア皇国の王子ビャンダオになすりつけました。
計画に無かったビャンダオ暗殺にクオードが動揺している間にウルベア地下帝国の技術庁が暴走し、ウルベア大魔神がガテリア皇国を焼き払ってしまいます。
クオードに逆らう戦争反対派の政治家や技術者を戦地に赴かせて軒並み殺した結果、帝国技術庁には倫理観の薄い職員が多くなっていたのです。
皇帝ジャクバ存命時のころにはエテーネルキューブ開発の大義名分がなく、莫大な予算の着服を隠すためには戦争反対派を暗殺することはクオードにとって一石二鳥でした。
彼自身は帝国技術庁の暴走は予想外だったようですが、一通りの流れを見ると起きるべくして起きたという感じですね。
これによりウルベア皇国は滅亡し、生き残った僅かな民が難民としてウルベア地下帝国に流れ込みました。
ジャクバというパトロンを失ったクオードですが、ジャクバの娘のウルタ皇女を唆し新たなパトロンにします。
エテーネルキューブを開発し過去に戻ることができれば父ジャクバを救えると吹き込むことで、エテーネルキューブ開発を国家のプロジェクトにすることができたのです。
その後、クオードの計画は順調そのものでしたが、時渡りしてきた主人公の活躍で全てが露見してしまいます。
そしてエテーネ王国を救う鍵だった地脈エネルギーの結晶も、キュロノスに操られたパドレに奪われてしまいます。
追い詰められたクオードはウルタ皇女に処刑されますが、エテーネルキューブを持っていたためか、再び時渡りが発動してエテーネ王国に帰還します。
なおエテーネルキューブは2つ開発されており、もう1つの試作型エテーネルキューブは主人公の兄弟姉妹が持っていました。
キュルルが宿ったキューブは試作型ということになりますね。
ウルベア帝国に知れ渡ったクオードの悪事ですが、時代が進むと彼の正体は魔物だったというデマが定着していきます。
ただの人間が行った虐殺としては歴史上最大の規模だったたため、人が行える行為ではないという事で魔物扱いされたのかもしれません。
実際のところウルベア民はクオードが魔物ではなく人間だったとわかっているようです。
クオードを支持した自分達の責任逃れのために『クオード=魔物が化けた人間』としておきたかったというのが真実のようです。
そして時代が進むとデマが真実として伝わっていき、この時代に名乗っていたグルヤンラシュという名前が『ガテリア皇国を滅ぼした伝説の魔物』として語り継がれていきました。
ウルタの皇帝即位とウルベア地下帝国の滅亡
皇帝ジャクバが死に、宰相のクオードも失ったウルベア地下帝国ではウルタ皇女が12代皇帝に即位します。
皇女は大地を砂漠化させる地脈エネルギー依存の生活の脱却や、ガテリア難民の支援を打ち出し、臣下たちも彼女を支持しました。
しかし、彼女の時代でウルベア地下帝国は滅亡してしまいます。
方針を転換するには遅すぎたのかもしれません。
地脈エネルギーで上がった生活水準を燃費の劣るドルセリンベースで保つには、多量のドルセリンが必要になり地下帝国の大気汚染が深刻になったというのが私の説です。
そしてウルベア地下帝国を捨てたリウ老子ですが、彼はその後ガテリア皇国の王子ビャンダオを探します。
冷凍睡眠機能が付いたウルベア魔神兵に隠して逃がしたものの、どの魔神兵にビャンダオが入っているかわからなくなってしまっていたのです。
結局最後までビャンダオを発見できなかったリウ老子は未来のために新たな兵器を開発します。
それは後の未来で悪用される可能性があったウルベア大魔神に対抗できる『太陽弾』という兵器でした。
この開発に協力したのが、太陽弾の材料の太陽石をエネルギー源としていたドルワーム王国です。
ウルタ皇女の代になり今までのツケを清算して益々の発展を迎えると思われたウルベア地下帝国ですが、彼女の代で滅亡してしまいます。
これについての私なりの考察を書きましたので、気になる人はこちらをお読みください。
くっそ長いです。
岳都ガタラの原型が作られる
ウルベア地下帝国末期に活躍していた、たった2人の盗賊団ヒスイの翼の1人であるキバチェがウルベア地下帝国の近くに活動の拠点を作ります。
これが後のガタラになったのかは定かではないですが、キバチェがガタラ創設にかかわったことは間違いなさそうです。
???年前:夜の王国建国
レンダーシア大陸のジャイラ密林に夜の王国が建国されました。
夜の王国は『ジャイラの奇跡』と呼ばれる宝を管理していたと言います。
この夜の王国の子孫がリインであり、トレジャーハンターとなって先祖の残した遺跡を探索します。
2500年前:ドルワーム王国滅亡
ドワチャッカ大陸で滅びずに残ったドルワーム王国に天魔クァバルナが襲来します。
天魔クァバルナは例え倒されても、倒したドワーフの肉体を乗っ取って復活するという厄介な能力があり、国家規模の戦いになりました。
この時代ではクァバルナは封印できず、ついにドルワーム王国は滅びます。
しかし王家の血筋は生き残っており、これが後のチリやラミザ王子に繋がっています。
2500年前:海運都市ザード滅亡
魔界のジャムリバハ砂漠の王国、海運都市ザードが年国から2000年たって滅亡します。
原因は初代国王ヴァルザードがアストルティア征服に失敗して死亡したことでした。
そして、死後に後を継いだ息子のグジャラードに政治の才能が無く、国は荒れ果てて反乱がおこっていたのです。
反乱の結果グジャラードが処刑され、その長男と次男が権力争いを始めますが結局ザードの王にはなれませんでした。
そして三男のディンガは反乱のドサクサで邪封の宝玉を持って国を逃亡します。
彼が持ち出した宝玉は追手を巻くために使われ、行く手を阻む結界が作られますが、これが今のディンガ交易所の由来となっています。
???年前: 太陽の王国が夜の王国を滅ぼす
新興国である太陽の王国がジャイラ密林にある夜の王国を滅ぼします。
この太陽の王国の子孫がアラハギーロの王ラウルであり、太陽の王国はアラハギーロ王国の前身となる国になります。
1500年前:オルセコ王国とドランド王国の対立
現代のオルセコ高地にオルセコ王国が建国されます。
当時多数の小国があったオーグリードですが、グレン地方にあったドランド王国がその地を追われ、ドランド平原に新たなドランド王国(鬼岩城)を作ります。
ドランド平原にはオルセコ王国が利用していた水源があり、これを巡ってオルセコ王国とドランド王国は長い戦いを始めました。
1300年前:悪鬼ゾンガロンがオーグリード大陸を襲う
オーグリード大陸で200年近く続くオルセコ王国とドランド王国の争いですが、悪鬼ゾンガロンの出現により終わりを告げます。
オルセコ王国のゾルトグリン王がランドン山脈に眠る戦禍の邪神と契約し、絶大な力を得てドランド王国を滅ぼしたのです。
アストルティアを襲った戦禍の邪神ですが、いつのまにか力を授けてくれる戦神として伝わってしまったようです。
実際はオーガを憎み眷属を欲している邪神なので、ゾルトグリンはドランド王国を滅ぼした後は戦禍の邪神の部下になってしまいます。
それでも僅かに理性が残っていたのか数年は母国オルセコを襲わず、グレン地方の国家を滅ぼして回っていました。
しかし、ゾルトグリンの息子のギルガランが成長した頃にゾンガロンは母国オルセコを攻め始めます。
ギルガランは命がけでゾンガロンをロンダ岬に封印しました。
ゾンガロンの襲撃を生き延びたグレン地方の人々は獅子門に難民キャンプを作っていましたが、彼らがランガーオ村を作りロンダ岬を見守る事になりました。
彼ら難民はゾンガロンを封印したオルセコ王国に恩義を感じて封印を見守る役割を担う事にしたようですが、ゾンガロンがオルセコ王国の先王だとは知りません。
先王ゾルトグリンの部下が内密にするように動いていたからです。
皮肉なことですが、ゾンガロンによって最も得をしたのはオルセコ王国だったということになります。
???年前:不死の魔王ネロドスの戴冠
後にアストルティアに侵攻する不死の魔王ネロドスが大魔王になります。
長い魔界の歴史でも不死の力を持つものはネロドス一人であり、他の魔族や魔物は外傷や寿命で死亡すようです。
これは代替わりする魔仙卿も例外ではありません。
親から生まれた魔族/魔物には寿命存在する。
一方で魔瘴から生まれた邪神や魔瘴魂やネルゲルには寿命が無く、外部から致命傷を負わない限り死なないと考えられる。
???年前:大魔王マデサゴーラの戴冠
不死の魔王ネロドスの死後、戦乱が続く荒れた魔界を治めたのはゴーラ国を1代で作った魔王マデサゴーラだった。
こうして覇権を握ったマデサゴーラは魔仙卿により大魔王となる。
後にバルディスタ要塞を作るヴァレリアはこの頃は子供ですが、無理やり傭兵として戦わされていました。
ヴァレリアがバルディスタ要塞を作った時期は不明ですが、大魔王マデサゴーラの登場により傭兵生活を終えた後ということになります。
兄弟姉妹が魔仙卿になる
地獄の迷宮から時間移動した兄弟姉妹が魔界のゴダ神殿に現れます。
兄妹姉妹を発見した魔仙卿は次の魔仙卿になる人材を探していたため、その素質があった兄弟姉妹に魔仙卿を継がせました。
兄妹姉妹はジャゴヌバと契約することで時渡りの呪いから解放されましたが、ジャゴヌバとの契約という新しい呪いを得る事になりました。
先代の魔仙卿は役目を終えたから次の魔仙卿に兄弟姉妹を就かせたとありますが、役目とは大魔王を戴冠させることだと思われます。
最も新しい大魔王はマデサゴーラのため、先代の魔仙卿が認めた大魔王は彼の事でしょうか。
そして兄弟姉妹が魔界に来たのは数百年前らしいですが、日本語では『数百』とか『数千』という表現の場合5~6を指すそうです。
先代魔仙卿がマデサゴーラを大魔王にしてから、兄妹姉妹に会うまでどのくらい時間が空いたのかはわかりませんが、マデサゴーラの戴冠は500年以上前と考えてよさそうです。
???年前:バルディスタ要塞の建国
大魔王ネロドスの死後、統治者不在の魔界は子供も傭兵として戦わされるほどの無法地帯になっていました。
その傭兵の中の1人が後にバルディスタ要塞を建国するヴァレリアです。
マデサゴーラが次の大魔王になることで魔界の秩序は回復しましたが、子供時代の仲間を全て失ったヴァレリアは『力こそ全て』という価値感で生きることになります。
彼女は数々の戦いを勝ち抜き、後にバルディスタ要塞を建国しました。
バルディスタ要塞建国はマデサゴーラの大魔王就任と、本編から200年前のネクロディア王国滅亡の間のどこかのタイミングです。
マデサゴーラの大魔王就任も時期がわくわからないため、この国がいつ興ったのかはわかっておりません。
900年前:オルセコ王国滅亡
600年間続いたオルセコ王国がついに滅亡します。
オルセコ王国の民はどこに行ったかというと、新たにグレン王国を建国しにグレン地方に旅立ったという可能性が高そうです。
グレン王国は強いオーガが国王になるという国ですので、ギルガラン王子やグリエ王子の血を引くオルセコ王家がどこへ行ったのかはわかりません。
800年前:グレン王国誕生
オルセコ王国滅亡からすぐ(100年以内)にグレン王国が建国されました。
グレン王国はアストルティアでも珍しい世襲制ではない国家です。
現代においてオルセコ王家の子孫は王族とは全く関係ない立場で登場しており、グレン王国が世襲制ではない事がわかります。
ただしオルセコ王家のギルガラン王子が使っていたグローリーアックスを現在のバグド王もつかっていたりと、関係はあるようです。
オルセコ王国の兵士がゾンガロンを封じるために使った戦の舞が、現代のグレン王国にも伝わっていることから、王の血筋以外は無事継承されているようですね。
ガートラント王国はさらに後につくられているので、オーグリード大陸の街はランガーオ村>グレン王国>ガートラント王国の順に古いです。
最も大国であるガートラントが最も新しい国家であり、5大陸では大国の歴史が一番浅いというケースが少なくありません。
700年前:パルカラス王国が建国される
後のプクランド王国であるパルカラス王国が建国されます。
600年前:大陸横断プロジェクトの開始
600年前:ウェリナード王国の建国