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アストルティア歴史年表(近代前期編)

この記事はアストルティアの歴史の中で近代の中でも前期にあたる時代の出来事を年表順にまとめたものです。

別時代へのリンク⇒DQ9神話古代近代前

 

近代とは

ここから先は本編開始から何年前に起きた出来事なのか判明しているものをまとめています。

その中でも私が勝手に区切って5000年前のエテーネ王国滅亡までを前期としてまとめました。

 

7500年前:ゼクレス魔道国の建国

本編の時代では魔界で最も古い国となるゼクレス魔道国が魔界の東部に建国されます。

建国王となったワラキウスは後に大魔王に上り詰めており、ゼクレスの歴史の中で2人いる大魔王の中の1人です。

その後のゼクレス魔道国では14代目のバルメシュケが大魔王になっています。

本編直近の大魔王はマデサゴーラ、ネロドスですので、もしかするとその前あたりがバルメシュケなのかもしれません。

ゼクレス国が7500年前に誕生したのは公式資料を基にしていますが、ゲーム中では1度だけおおよその建国次期を知る会話があります。

もっともっとゼクレスについて知りたい方がいれば、別記事で詳しく書いていますのでこちらも読んで見て下さい。

宣伝乙!

 

6000年前:ワラキウスが大魔王に就任

ゼクレス魔道国の建国王ワラキウスが大魔王に就任します。

彼は初代大魔王ゴダと同様にアストルティアに侵攻を試みますが、その途中で死亡します。

もしここで侵攻に成功していたら2代目勇者がこの時点で生まれていましたね。

 

●ズムーラ覇王国が魔界南部に登場

後に(本編より4500年前)海運都市ザードに滅ぼされるズムーラ覇王国が南部に建国されます。

 

●2度目の災厄の王の出現

初代時の王者と引き分けた災厄の王がさらに強くなって出現します。

災厄の王に襲われたのはエルトナ大陸のヤマカミヌ王国でした。

これに国王コウリンとその親友で2代目時の王者であるハクオウ含むヤマカミヌ王国兵が立ち向かいますが、時の王者に敗れ国は滅びてしまいます。

ハクオウの生涯は落陽の草原にある石碑に残されています。

 

●第1次ゴフェル計画

災厄の王に対抗する手段を失ったアストルティアは別の方法で生き延びる事にしました。

それが各種族100人を天の箱舟(現在の大地の箱舟)に乗せて危険が去るまでアストルティアから避難するというゴフェル計画です。

この計画の中心となったのは遥か未来(本編開始から1000年後)からタイムスリップしてきたプクラスというプクリポでした。

プクラスはこの時代でハクオウの親友になっていたようです。

そして偶然にも彼は未来の世界の危機に対し、父と共に第2回ゴフェル計画の中心人物でもありました。

未来でゴフェル計画に関わっていた経験のある彼だからこそ成功した計画だったのかもしれません。

なお、第1回ゴフェル計画(2度目の災厄の王の出現)が本編開始から6000年前だというのは、彼のセリフから明らかになりました。

TIPS1:天の箱舟と聖天の使い

第一次ゴフェル計画に使われた天の箱舟とはDQ9の世界で空を走っていました。

そのため、宇宙空間に避難できても不思議ではありません。

こうして旧世界であるDQ9の遺産を使い、アストルティアの人々はゴフェル計画を成功させて生き延びました。

役目を終えた『天の箱舟は力を失い大地の箱舟と名を変えた』されます。

そして天の箱舟の操縦士であった聖天の使いは今でもクリスマスに夢を運んでいます。

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なお、聖天の使い(クリスマスイベントの人)はDQ9のアギロという人物です。

彼の事情は非常に複雑ですが、天の箱舟とアギロの2人は元々1つの存在であり、アギロゴスという名でした。

しかもアギロゴスはDQ9の創造神グランゼニスの分身の1人という・・・もう訳が分からない設定になっています。

事実だけ陳列するなら、DQ9の創造神グランゼニスの置き土産により2度のゴフェル計画が成功して世界は助かり、その後は大陸間鉄道によるインフラで世界が繋がりクリスマスプレゼントも受け取ることができるようになったということです。

よかったよかった^^

TIPS2:取り残された人間達

天の箱舟に乗れる乗客は各種族で100人ずつと少なく、当然ながら避難できない人々の方が圧倒的多数でした。

その中でも人間はゴフェル計画の対象にならなかったため独自の手段で災厄の王による滅びから身を守ったとされています。

今でもどうやって人間が生き延びたかわかっていませんでしたが、アストルティア秘聞録によると種族神グランゼニスが残した神の緋石が守ってくれたようです。

神は偉大!

 

5700年前:エテーネ王国誕生

6000年前の災厄の王による滅びを独自手段で生き延びた人間はいくつかの部族に別れて暮らしていました。

それをまとめ上げたのが初代エテーネ王のレトリウスでした。

そして、レトリウスの友人であり天才錬金術師のユマテルが国の錬金術文化の基礎をつくります。

さらに宇宙からきた友人であるキュレクスは『未来を見る』という時見を使う事ができたので、エテーネ王国は失敗を予知して回避しながらどんどん発展していきました。

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しかし、レトリウスは部族をまとめ上げる過程で死病に侵されていました。

女性の王であったレトリウスは出産間近で生きるか死ぬかの瀬戸際になり、キュレクスが時を操って『レトリウスが死病を受けた』という過去だけを無くそうとします。

この試みは失敗しましたが、レトリウスに時見の力が宿るという予想外の出来事が起きました。

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結局レトリウスは病で死亡しますが『死ぬ前に産んだ赤ん坊にも時見の力が受け継がれた』ことで代々のエテーネ王やその親族に伝わっていきました。

これが良い事なのか悪い事なのかは今後の歴史を見れば判断できそうですね。

TIPS:エテーネ王国の誕生年

エテーネ王国誕生が5700年前というのは、ゲーム中に明言されません(※公式資料にて明言されました)

これは本編から5000年前のエテーネ王クオードが『建国の祖の1人であるキュレクスは700年以上前の人物』といっているところから取っています。

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クオードはキュレクスをただの人間だと思っていたようですね。

エテーネ王家はキュレクスの時見のチカラを奪ったという都合の悪い歴史を隠していると考えられます。

 

5500年前:キュロノスの誕生

エテーネ王国の国王に事あるごとに時見を依頼されるキュレクスは、時見に依存してばかりのエテーネ王国に嫌気がさし始め、時身を断ることが増えていました。

これに怒ったエテーネ王国の15代国王ギリウスがキュレクスの時見の力を奪います。

無事に時見の力を手に入れたギリウスはエテーネ王国の首都をキュレクスがいるマデ神殿から、王都キィンベルに遷都しました。

奪った時見の力は王家の温室に時の球根という形で安置されます。後にエテーネルキューブとなる株分けした時の球根の大元です。

時の指針書というシステムが誕生したのも、この時代からだと考えられます。

キュレクスに頼ることなく時見を行うために錬金術で作ったのが時見の箱であり、そこに宿った意思が後のキュロノスとなります。

当初キュロノスはエテーネ人をよりよく導こうとしますが、時見に依存するエテーネ人を見続けるうちに人間に失望していきます。

時見の箱箱に詰められる生まれたてのキュロノスの姿はまるでキュルルです。

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時見の箱も、後に出てくるエテーネルキューブも錬金術で作った箱に時の球根から株分けした小さな球根を入れるという方法で作るようです。

未熟な自我のまま、情報だは過多というアンバランスな状態で歪んだ人間ばかり見続けたキュロノスはとうとう全生命体の絶滅を企みます。

キュルルと違い、生まれてすぐ接した親とも言える人間が大外れだったのが後の大惨事に繋がっているのかもしれません。

TIPS:キュロノスはいつ誕生した? 

キュロノスの誕生はおそらく5500年前くらいではないかと予想できます。

キュロノスの誕生はゲーム内ではハッキリ何年前かわかりません。

ですが、初代国王レトリウスが5700年前に即位、49代国王が5000年前に即位したという点から15代国王ギリウスの時世はおおよそ5500年前くらいだろうという予想でした。

当然キュロノスが生まれたのも同じ時期になります。

 

5000年前:第一次ゴフェル計画終了

ゴフェル計画で宇宙に逃れていた5種族がアストルティアへ帰還します。

 

●海洋都市リンジャハルの勃興

現在のセレドに住んでいた部族が海洋都市リンジャハルを作ります。

そのリーダーはレンダーシア内陸の海の航路を確立した大商人の女性でした。

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エテーネ王国と海洋都市リンジャハルの2大王国はどちらも女性が興した国だったことになりますね。

この時期のエテーネ王国は最も栄えていましたが、その実態はキュロノスが完全に王を支配している状態でした。

なお、この時の48代エテーネ王はドミネウスの父親です。

 

●主人公エックス君の誕生

次期エテーネ王国49代国王ドミネウスの弟パドレとその妻マローネに子供ができます

この子供がエックス君です。

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父パドレはエテーネ王国でも随一の時渡りの使い手であり、母マローネも同じく優秀な時渡りの使い手でした。

その2人の力を継いだエックス君はバージョン4で最後の時渡りの使い手として活躍します。

 

●リンジャハルの滅び

 時を同じくして海洋都市リンジャハルにて疫病が発生し、住民の3分の1が死亡します。

エテーネ王国は疫病を直す宝珠をパドレに持たせて使者としてリンジャハルに送ります。

疫病の蔓延した都市に王位継承者第2位のパドレを行かせるとは、ドミネウスのパドレへの殺意の程が分かりますね。

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これが功を奏してリンジャハルは数ヶ月かけて危機を脱し、その後急速に発展します。

しかし、宝珠の力に溺れたリンジャハルのリーダー『リンジャーラ』が魔人を召喚し、リンジャハルの民を食らわせて自らの力を強化していきます。

実はリンジャーラはパドレの妻マローネに恋心を抱いてた過去があり、学生時代も常に天才パドレと自分を比較して嫉妬に苦しんでいました。

その劣等感を払拭するために、宝珠の力を悪用します。

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そしてリンジャーラの嫉妬を陰で煽っていたのは次期エテーネ王のドミネウスであり、彼も優秀なパドレを疎ましく思っていました。

ドミネウスは時渡りの力が弱く、パドレ(正確にはパドレを王にしようと考えた実の父親)に王位を脅かされた過去あったからです。

こうしてドミネウスの策略によりパドレは再び危険な都市リンジャハルへ使者として送り出されます。

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エテーネ王国にまで広がっていた噂が真実だと知ったパドレはリンジャハルの異変を調査し、ついには暴走したリンジャーラと戦います。

パドレは戦いの影響を抑えるためにリンジャーラを連れて異空間に転移し、戦い勝利します。

力を使い果たしたパドレは異空間から脱出できなくなり、思いを込めた記憶の結晶だけを元の世界に送ります。

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この記憶の結晶が現在のリンジャハル遺跡でヒストリカが発見したものです。

そして海洋都市リンジャハルもパドレの思惑空しく、戦いの余波で滅亡してしまいました。

この時に消耗したパドレはキュロノスに洗脳されて暗躍していくことになりますが、実はここまで全てドミネウスを陰で操っていたキュロノスの策略でした。

 

●ドミネウスが49代エテーネ国王に即位

パドレがリンジャハルに出発する際は病床についていた48代エテーネ王ですが、リンジャハルの事件の後に死亡し、49代国王にドミネウスが即位します。

彼はキュロノスが操りやすいように、時見の力を絶対視する性格になるような人生を送りました。

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彼は2度結婚し、最初の妻の間にベルマと、2人目の妻の間にメレアーデとクオードを儲けました。

しかし、2度にわたり妻が死に、その死を時見によって予見できなかった経験から、ドミネウスは時見の力を絶対視する性格に変わっていきます。

王となったドミネウスは時見によりエテーネ王国が滅びの運命にある事を知ります。

どうやれば滅びを回避できるかを知るためにはより強い時見の力が必要だと考えたドミネウスは、エテーネの民から時渡りの力を集めることを思いつきました。

そして研究施設である王立アルケミアの所長ワグミカに人間から時見の力を抽出する魔法生物『ヘルゲゴーグ』の制作を依頼します。

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ワグミカがこの命令を拒否したため彼女を罷免し、後任にヨンゲを所長としました。

ヨンゲ所長はドミネウスの期待に答えて多数のヘルゲゴーグと、用途不明の強化発展型ヘルゲゴーグを4体作ります。

しかし、エテーネ王国滅亡の原因はヨンゲ所長のペットのメガロダインが大エテーネ島の地脈エネルギーを食い尽くしたことによる地盤沈下でした。

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戦力としてヘルゲゴーグを欲していたキュロノスが時見のよって断片的な情報をドミネウスに見せ、上手く彼を操っていたことになります。

 

●ドミネウス王の死とエテーネ王宮の消失

 ヘルゲゴーグがエテーネ王国で起こす事件を調べたのは、皮肉にも事件の首謀者ドミネウスの息子クオードでした。

彼はこの時代に時間移動してきた主人公と協力し父親ドミネウスを追い詰めます。

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主人公とクオードは時見の神殿の奥の、時見の祭壇でドミネウスと対決し、これを破ります。

しかし、そこにキュロノスに操られたパドレが現れて用済みになった兄ドミネウスを殺害しました。

肉体を持たないキュロノスは各時代の伝説の魔物の力を取り込んだ肉体を作るため、エテーネ王宮ごと時渡りをします。

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こうして5000年前のエテーネ王国の時代からはエテーネ王宮が消失しました。

命の危機に瀕したクオードも偶発的に時渡りの力を発揮することで3000年前のドワチャッカ大陸に時間移動します。

 

別時代へのリンク⇒DQ9神話古代近代前

アストルティア歴史年表(古代時代編)

この記事はアストルティアの古代時代の出来事を年表順にまとめたものです。

別時代へのリンク⇒DQ9神話古代近代前

 

古代時代とは

神々が去り、大魔王との長い戦いが始まるところで神話時代が終わりました。

そして古代時代に突入するわけですが・・・とても短いです!

公式資料でもあるアストルティア秘聞録では古代時代に起きた出来事が1つしかないのです。

それなら神話時代にくっ付けてくれれば分類がシンプルになったのに・・・と思わなくもないですが、公式は絶対ですからね!

事件が1つしかない古代時代ですが、どうぞお読みください。

 

????年前:災厄の王が世界を脅かす

人間の王がジャゴヌバの手に掛かり、災厄の王に変貌します。

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災厄の王はあくまで人間の王が魔瘴により怪物と化したものであり、大魔王ではありません。

そのため災厄の王を迎え撃ったのは勇者ではなく、時の王者(DQ9の主人公)とグレイナルでした。

この戦いで災厄の王は撃退できましたが、時の王者とグレイナルも肉体を失ってしまい、本編では会話しかできませんでした。

時系列的にDQ9のエンディング後だと思われる時の王者とグレイナルを退ける災厄の王の強さが際立ちます。

TIPS:初代時の王者=DQ9の主人公?

初代時の王者がDQ9の主人公であるという証拠はいくつかあります。

上にも書いたようにグレイナルと共に災厄の王と戦ったというのは、DQ9のシーンを彷彿とさせますね。

そして予告げの姫たちに白星剣を残すのですが、これもDQ9の(攻撃力だけは)最強武器の銀河の剣そっくりです。

さらに、このロディアのセリフから初代時の王者が天使というのも判明しました。

上の画像の初代時の王者の像にも羽が生えていますし、DQ9の主人公=初代時の王者=天使は間違いないでしょう。

DQ9の主人公はシナリオ中に人間に転生し、エンディング後に再び天使に戻るような描写があったのですが、天使に戻ったのか人間のまま天使が見えるようになっただけなのかは曖昧でした。

しかし、アストルティアに登場している以上は、再び天使となり長い寿命を得た説が有力ですね。

この辺りの詳しい考察はまた別記事でありますのでよければ読んでやって下さい。

同じ様なこと書いてる!・・・と思った方、大正解です!

 

別時代へのリンク⇒DQ9神話古代近代前

アストルティア歴史年表(神話時代編)

この記事はアストルティアの神話時代の出来事を年表順にまとめたものです。

別時代へのリンク⇒DQ9神話古代近代前

 

神話時代とは

神話時代の最大の特徴は神々が直接7種族を統治していたことだと思います。

7種族の側の視点に立つと、現在の市長に会うような感覚で神に会う事ができたという事ですね。

そして神が世界から姿を消し、7種族が自ら進むべき道を考え出すまで神話時代は続きました。

次に神話時代がおおよそ何年前だったかの予想をしてみます。

DQ10の物語の中で神話時代を語る時は『何万年』という言葉がよくでてきますね。

何万年ということは、アストルティアは誕生して2~9万年の歴史がある世界だという事になりますね。

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後に解説するゼルメア王国からアストルティアは少なくとも誕生して数万年は経過していことがわかります。

 

????年前:アストルティア誕生

とこしえの揺り籠を出発した混沌とした塵芥漂う薄暗い宇宙空間に訪れます。そこで女神は古き世界の神より授かった創生の力で光を生み出します。

光りが虚空を照らすと塵芥は集まり大地となり、女神の光はそのまま太陽となり、余った塵は月となりました。

こうしてアストルティアが誕生します。

 

????年前:種族神と7種族の誕生

女神の光より創生の力を持った7人の種族神が生まれます。

女神は1つの大地を7つに分けて彼ら7人の種族神に分け与え与えます。

そして種族神は自分の姿や得意な事を受け継いだ7つの種族を創り出し、女神から承った大地にそれぞれの種族を住まわせました。

そして7種族は世界の中心であるエテーネ島に平和の誓いを立てることになります。

エテーネ島の清き水の洞窟には後に7種族の調和を乱し、女神の敵となるナドラガ神の作った竜族の絵も刻まれていいます。

このことからエテーネ島は7種族の固有の土地ではなく、特別な地であることが伺えますね。

◆TIPS:オーガの謎

7種族の中でもオーガは特殊な生まれ方をしており、怪物の体に人の心を宿すという試みで生み出されました。

この怪物が何を指しているのかは不明ですが、7種族が生まれる頃はまだ異界滅神ジャゴヌバがアストルティアを襲う前です。

魔瘴により生まれた魔物とは無関係な怪物も神話時代のアストルティアにいたようですね。

闇の力を使うのに、邪悪なものではないとされるレグナードもその類なのかもしれません。

なお、オーガという種の矛盾を考えた記事はこちらです。

今読むと大分古い内容ですが、オーガという種がどれだけ変わった存在か感じて頂ければ幸いです。

 

????年前:天星郷の大崩壊の日

天使の住まう天星郷に何者かが襲来し、それまでの都であった場所が崩壊します。

これが今のフォーリオンの地下にある荒れ果てた神代の遺構です。

  • 奴らとは何ものか?
  • いつ天使がDQ9の世界に来たのか?
  • そもそも天星郷はDQ9の天使界と同じものが移動してきたのか?

これら全ての情報がバージョン6.1現在では謎のままです。

私なりの予想記事もありますが、これはかなり妄想が入っているのでご注意ください。

責任はとれない!

 

????年前:深淵の咎人達が封印される

天星郷に仇を成した咎人達が封印されます。

咎人達は神々に軽んじられた事に怒ったり、神が人間を愛することに嫉妬したりと、モンスターではないようです。

おそらくは堕天使たちだと思われますが、現在はその正体がわかりません。

バージョン5のラストにて女神が消滅したため咎人達を縛る封印が弱まりつつあります。

また、封印から解き放たれた咎人の1人は神々が今も光の神殿に住んでいると勘違いしているため、少なくとも神々が姿を消す前に封印されたと考えられそうですね。

まだまだ謎だらけなので、いずれ年表の中の順番が変わるかもしれません。

 

????年前:異界滅神ジャゴヌバの侵攻

女神に敵対する異界滅神ジャゴヌバが現れ、戦いが始まります。

ジャゴヌバの目的は後に分身『魔瘴魂』が語る通り、女神の光(創生のチカラ)で生まれた全てを滅ぼす事でした。

なお、アストルティアへ襲来した時のジャゴヌバには魔瘴を発生させる能力は無く、有機物を鉱物に変化させてしまう能力を持っています。

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これに対抗するため、女神ルティアナはジャゴヌバの本拠地(現在の滅星の邪園)に7人の賢者達を送り込みます。

女神の光を借り受けた賢者達はジャゴヌバを追い詰め、有機物を鉱物に変化させてしまう能力を封印します。

ところがここでジャゴヌバに変化が生じます。

体は巨大化し、魔瘴を発生させる能力を得てしまいました。

これが今のジャゴヌバの姿であり、元々のジャゴヌバがどういう姿をしていたのかは誰もわかりません。

 

????年前:魔界と魔族の誕生

ジャゴヌバが発生させた魔瘴の勢いは凄まじく、賢者達には為す術がありません。

賢者達はジャゴヌバの存在する地をアストルティアから隔離することで魔瘴の被害を防く事を提案し、女神はこれを受け入れます。

これが現在の魔界であり、魔瘴に侵された種族達は魔族へ変化し、動物たちは魔物に変化したとされます。

そして自己犠牲の決意を固めた賢者達ですが、ジャゴヌバの誘惑により精神が蝕まれてジャゴヌバの協力者になります。

これが魔祖と呼ばれる者達(ガルドザークスコルメゼシュナレギルローガ)であり、後に自らの名を冠した魔祖の血族を生み出すことになりました。

結果的に女神に見捨てられた魔祖及び魔族達は女神やアストルティアへの憎悪を募らせます。

ただし、現在の魔族達は自分が元アストルティア人であり、女神に見捨てられたという事を忘れてしまっているようです。

 

????年前:7柱の邪神の誕生と封印

アストルティアから切り離されたジャゴヌバですが、その体から7柱の邪神『戦禍、虚無、暴虐、禁忌、嘲弄、怨嗟、渇欲の邪神達』を生み出しアストルティアに差し向けます。

女神と種族神は協力して邪神を倒し、アストルティアの各地に作った女神の祠に邪神を封印しました。

邪神の封印された地(下の図を参照)は魔瘴に侵された危険な土地になってしまいましたが、何故かシエラ巡礼地にま魔瘴が見当たりません。

女神の祠が実は海中にあって魔瘴も海中で発生しているのかもしれませんし、ウェリナード王家の歌が魔瘴を浄化しているのかもしれません。

6柱の邪神は女神の光の矢で倒されて種族神により封印されましたが、戦禍の邪神だけは種族神であるガズバランが倒し封印しました。

戦禍の邪神が女神の祠ではなく邪神の宮殿に封印されているのはそのためです。

なお、戦禍の邪神にとっては竜族の神であるナドラガは同格の存在だったようです。

戦禍の邪神はオーガの神ガズバランの対になっているハズなんですが、これって間接的にガズバランとナドラガが戦力的には大差無いということでしょうか?

ナドラガはあれだけバージョン3で傲慢だったのに・・・魔瘴によるパワーアップが無い状態では飛びぬけて強いわけではないのかもしれません。

TIPS:オーグリード大陸に魔界への穴が開く

ガズバランに封印される前、戦禍の邪神がオーグリード大陸のザマ峠の沖の小島(今のガミルゴの盾島)にアストルティアと魔界を繋ぐ大穴を開けます。

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何故アストルティアと魔界を繋ぐ穴を開けたのかというと、魔祖の血族達をアストルティアに呼び寄せるためだと思われます。

なお、この戦いの後にアストルティアと魔界の間にある『ルファ神殿』にジャゴヌバの魂が封印されますが、ジャゴヌバの魂を解放するためという説には矛盾があります。

ジャゴヌバが封印される前に戦禍の邪神がガズバランに封印されてしまうからです。

アストルティア秘聞録にも女神ルティアナが光の河へ姿を変えても、この大穴は塞ぐことができなかったとあります。

この事から時系列的に戦禍の邪神が魔界への穴を空けたのは女神とジャゴヌバが相互に封印される前ということになりますね。

 

????年前:女神と邪神の相互封印

7柱の邪神を倒されたジャゴヌバは再びアストルティアに攻めてきます。

2人の戦いは数千年におよんだそうですが、神話時代の戦いは数千年単位で続くのが多いですね?

これを封印するため女神は鏡合わせの秘儀を使いますが、これは自分も封印される変わりに相手も封印できるという秘儀でした。

これを行ったのはアストルティアと魔界の狭間にあるルファ神殿です。

女神の魂はイルーシャに封印され、彼女は魔界のゴダ神殿に安置された魔瘴の像の中で眠りにつきました。

そして体は光の河となりアストルティアと魔界を隔てる壁になります。

一方でジャゴヌバの魂はナラジアに封印されてルファ神殿の女神像の中で眠っていたと思われます。

最後にジャゴヌバの肉体ですが、ゴダ神殿の地下(ジャゴヌバ神殿)に封印されることになりました。

こうして双方の主神が姿を消したことでジャゴヌバとの戦いは終わります。

TIPS:6聖陣のはじまり

現在のプクランド大陸の光の郷フィネトカを本拠地にしている6聖陣ですが、この頃から活動しているのは確実です。

なぜなら6聖陣のリーダー極天女帝は代々記憶を引き継いできており、神話時代でイルーシャやナラジアといた時の記憶を持っているからです。

なお、冒険者的には6聖陣=レベル上限を解放してくれる人という認識で問題ありません。

 

????年前:魔祖の血族がオーグリードを襲う

戦禍の邪神が封印されたオーグリード大陸は魔族の残党に狙われることが多い大陸でした。

その中でも力のある『魔祖の血族』と呼ばれる古代魔族達がオーグリード大陸に出現します。

彼らはジャゴヌバ直接の部下とも言える魔祖達が作り出した強力な魔物でしたが、オーガの神ガズバランがこれを倒し封印します。

しかし、この封印は本編開始から500年前のガートラント建国の際に解かれることになります。

 

????年前:竜族の神ナドラガの反乱

女神ルティアナが姿を消したことでアストルティアはリーダーを失いました。

そこで長男ナドラガはその後を継ごうと考え、自身と竜族が他の6人の神と6種族を率いようとします。

これは最も優れた神である自分と、その自分が作った最も優れた種族である竜族が他の6種族を庇護するという考え方によるものでした。

しかし、その振る舞いが傲慢になりすぎてリーダーではなく支配者のようになってしまったのでしょうか?

エテーネ島の石碑に彫られた『調和の誓い』を破ろうとしたナドラガ神率いる竜族と他の種族は対立します。

他の6種族が調和を重んじるのに対しナドラガ神の思想は調和とは相いれないものあり、対立は避けられないものだったのかもしれません。

女神の後継者になることを拒まれ、怒ったナドラガ神はルティアナから愛されていた末弟のグランゼニスを攻めます。

はじめはグランゼニスと人間を相手に有利な戦いを続けていたナドラガですが、他の5人の種族神と種族がグランゼニスに加勢したことで戦況が逆転します。

追い詰められたナドラガは母ルティアナの仇であるジャゴヌバと手を結び、大量の魔瘴を身に宿してパワーアップしました。

ジャゴヌバは契約の際に戦禍の種をナドラガに植え込みました。

戦禍の種は魔瘴を凝縮したものであり、持つだけで憎悪が沸き上がりにより負の感情のコントロールが効かなくなってしまいます。

それを2つも使われたナドラガは流石に種族神だけあったのかもしれません。

こう書くとナドラガは行き過ぎた善意が暴走し、判断能力が落ちたところでジャゴヌバとの契約によって完全に闇落ちしたように見えますね。

ですが6種族に首都ナドラグラムまで落とされかける直前まではシラフで反乱を起こしているので、やっぱりアレな長男だったのかもしれません。

ナドラガの方でも流石にジャゴヌバを警戒したのか、自分の頭がおかしくなった時のために備えて神獣プリフィーを契約前に生み出しています。

ところで封印されたジャゴヌバとどうやって契約したかは謎ですね。

ルティアナも封印されているのに多少は動けるようなので、同じようなものなのかもしれません。

 

????年前:ナドラガンド大陸の封印

邪神と化したナドラガ率いる竜族と6人の種族神率いる6種族の戦いは数千年続き、非常に多くの犠牲者をだしました。

長い戦いの末に竜族の兵士はとうとう竜族の神の都ナドラグラム』まで追い詰められ、ナドラガ神もグランゼニスに打ち取られます。

罪を犯した竜族はナドラガンド大陸ごとアストルティアから切り離され、奈落の門の先にある異世界に封印されます。

そして敗れたナドラガ神は体を5分割され、5つに分けられたナドラガンド大陸に封印されました。

女神ルティアナから授かった創生の力を秘めた心臓竜神の心臓』は6人の種族神に封印されました。

封印の場所は特定できませんが、恐らくはいざないの間やナドラグラムに安置されていたと考えられます。

放置するのは危険とも思われそうですが、6人の種族神の強力な封印がかけられているためバージョン3まで悪用されませんでした。

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そして封印された状態の心臓が創生の霊核と呼ばれ、バージョン2で大魔王マデサゴーラが探し求めていたものです。

マデサゴーラは創生の霊核の破片(創生の渦)を手に入れていましたが、これはナドラガとの戦いの際にアストルティアに落下した心臓の破片だと思われます。

マデサゴーラが霊核の破片を使い変身した形態がドラゴンそっくりのため、そう考えました。

そしてナドラガ神を倒したグランゼニスも無事ではなく、実態を失ってしまいます。

グランゼニスは残された力で『神獣ペガサス』『レンダーシアを守る4つの神の緋石』『魔族と戦う勇者と盟友の家系』を創り出し、アストルティアから姿を消します。

この時に初めてアストルティアに勇者誕生の種が蒔かれたのでした。

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そしてナドラガやナドラガンドの封印で力を使い果たした他の種族神達も肉体を失い、意思を伝えるだけの存在になってしまいます。

TIPS1:暴虐の邪神の解放

ナドラガ神がジャゴヌバと契約したことで、ナドラガ神が封印していた暴虐の邪神が解放された可能性があります。

ほぼ全ての神が力を失う中で邪神が解放されるのはマズい事態ですね。

しかし、結果的に暴虐の邪神はジャゴヌバの肉体を守っているだけの自宅警備員と化したので問題はありませんでした。

ところで暴虐の邪神が封印されていた女神の祠ってナドラガンドのどこかにあるんでしょうか?

探しても見つかりませんが、封印から解放された暴虐の邪神が再封印を恐れて壊したのかもしれません。

TIPS2:神話の怪物達の戦い

ナドラガ神の戦争の裏で、神々にも匹敵する怪物達がナドラガンドで戦っていました。

ナドラガンド大陸の海に住む海冥主メイヴはナドラガの反乱の最中に同じ古の存在である常闇の竜レグナードに戦いを挑みます。

こうして7種族が戦争をする横目でレグナードとメイヴの戦いは1000日を超えて続き、ナドラガンド大陸を滅ぼしかねない規模になります。

その決着はアッサリとしたもので、ナドラガの敗北によりナドラガンド大陸が分割されて戦うことができなくなったというものでした。

時系列で言えば数千年続いたナドラガの反乱が終わる1000日前くらいから戦っていたことになりますね。

この2匹に加えて闇の領界で竜族が籠城戦をするためにまき散らした大量の毒がダークキングが誕生させ、現在挑める常闇の聖戦の3匹になっています。

メイヴはレグナードに挑む前には竜族の大船艦を1隻残らず海に沈めるというヤンチャをしていたようです。

もしかすると竜族敗北の1%くらいはメイヴのせいかもしれません。

 

????年前:海底都市ゼルメアの興亡

レンダーシアの海底ではゼルメアという王国が栄えていました。

国の名となった王女ゼルメアは『望んだものを創り出す』という創生の力を持ち、国を豊かにしました。

彼女の持つ創生の欠片の破片がナドラガの心臓の破片なのかはわかりませんが、後のマデサゴーラの件を考えるとその可能性が高いと思われます。

女王の創生の力により反映した王国ですが、海底神殿(現在のゼルメア遺跡)に迷い込んだ1匹のゲノミーの願いを女王ゼルメアがかなえた事で王国は崩壊します。

この時に現れたゲノミー『ゲノディオ』は自らの分身を作る力を王女ゼルメアから授かり、その力により増えた分身がさらに分身を作る力を引き継いでしまっていました。

こうしてたった1匹だったゲノミーが急速に増え、ゼルメアはゲノミーの大群に滅ぼされてしまったのです。

なお、増えた分身はオリジナルであるゲノディオと違い心を持たないとされています。

とは言え、オリジナルのゲノディオの目的が『創生の力を奪う事』であるため、分身したゲノミーが本当に心を持っていないのかは疑問が残るところです。

TIPS:メイヴ=ゲノミー?

ゲノミーの中でも数万年に一度完全な成長をとげる個体がいるとのことですが、オリジナルのゲノディオがその完全体だと思われます。

ゲノディオの豆知識だと完全体になるために要する時間があまりに長く、その形態に成長しきるまでにほぼ全てのゲノミーが死亡することが読み取れます。

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当然ながらオリジナルのゲノミーであるゲノディオが最も成長した個体だと考えられますが、ここで疑問が生まれます。

ゼルメア王国の亡霊によると完全体が複数いて、既に主人公と会っているような口ぶりですね。

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これは完全体のゲノミーのうちの1匹として、色合いや『冥』という単語の共通点から神話の怪物である海冥主メイヴを指していると思われます。

しかし・・・ゲノミーの一族が全てゲノディオの分身だとすると、明らかにオリジナルのゲノディオよりも大きく強いメイヴの存在は謎です。

メイヴとゲノディオは同種の別個体と考えるのが自然ですね。

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ゲノミーはアストルティアだけではなくナドラガンドや魔界と一体世界にも生息しています。

ナドラガンドの個体は神話時代にまだナドラガンドとアストルティアが繋がっていた時に風邪か何かで飛ばされて住み着き、魔界の個体は光の河に落っこちたかジャゴヌバと一緒に隔離された個体だと考えられます。

複製されたゲノミー自身にも分身能力があるので、どこに行っても繁殖できてしまうんですね。

 

????年前:初代大魔王ゴダの誕生

ジャゴヌバの封印後、アストルティアの6聖陣は魔族の力を弱めるために頻繁に魔界に遠征していました。

戦況は連戦連勝でしたが、ジャゴヌバと契約し初代大魔王となったゴダが魔界を統一し、初めて6聖陣を撃退します。

しかしゴダは不思議な行動をとります。

力を借りたハズのジャゴヌバの肉体が封じられたジャゴヌバ神殿を巨岩で覆い隠し、その上にゴダ神殿を建設しました。

ゴダはジャゴヌバから力を借りつつも、その復活に協力するつもりはなかったのです。

むしろジャゴヌバの復活により魔界すら滅びることを知っていた彼は、ジャゴヌバが復活しないために行動を始めます。

まず魔族の怒りや憎しみがジャゴヌバを刺激することで大量の魔瘴が発生することを突き止めたゴダは、この解決方法を考えました。

それがアストルティアへの遠征です。

簡単に言うと、これは思いっきり戦わせてスッキリさせよう作戦でした。

TIPS:大魔王ゴダの立ち位置について

大魔王ゴダは純粋に魔族を率いるリーダーとして生きた人物だと思われます。

そのためにジャゴヌバを利用し、さらにアストルティアを攻めるという手段を取りましたが、全て魔族を守るためだと考えられます。

しかしその思考には親女神派とも考えられるものもがあります。

仮にジャゴヌバ神殿には『光の女神が我らを守り』という一文があり、神殿を建設したのがゴダならば彼は女神に守られているという自覚があったのでしょう。

もしかすると魔瘴により直接魔族化した世代で、事情を知っていた元アストルティア人であったかもしれません。

そんな彼ですが、ジャゴヌバと契約した以上はその影響を免れません。

封印から解かれたジャゴヌバから直接洗脳されたユシュカほどではないにせよ、その精神に何かしらの影響があったと思われます。

とんでもない苦労人で、女神と魔族の板挟みの可哀そうな人だったかもしれません。

詳しく考察すると長くなったのでこちらをお読みください。

隙あらば宣伝!

 

????年前:初代勇者が大魔王を迎え撃つ

レンダーシア大陸の北部で人間のゼドラ族とレビュール族が覇権を争っていた頃、始まりの大魔王がアストルティアへ遠征を開始します。

そして大魔王が光の河を越えたことでゼドラ族に双子の勇者アシュレイとレオーネが誕生します。

しかし、勇者が生まれたことにより2つの部族のパワーバランスが崩れ、以前よりも険悪な関係になってしまいました。

これに危機感を抱いたのはグランゼニスの声を聴くことのできる巫女でした。

2つの部族の関係を修復するため、弟勇者レオーネをレビュール族の養子にして育てさせます。

こうして無事成長した双子の勇者と、彼らの師匠である剣聖カーニハンが始まりの大魔王を倒し、魔界の侵攻は失敗に終わりました。

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戦いの中で剣聖カーニハンは死亡し、弟勇者のレオーネは始まりの大魔王と相打ちになり、石化の呪いで命を落とします。

残った兄勇者アシュレイは巫女(2代目)と結婚し、ゼドラ族とレビュール族を束ねてゼドラ王国を建国しました。

これが今のグランゼドーラ王国の前身となっています。

TIPS1:大魔王がいつ攻めてきたのか?

当時を知る亡霊のセリフから『神々の争った傷跡がまだ残っている頃に大魔王が攻めてきた』とあります。

直近の神々の戦いといえばナドラガ神の反乱ですので、その後の出来事という事になりますね。

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ナドラガの反乱から始まりの大魔王の侵攻の間にどのくらいの時間が経っているかは不明ですが、予想はできます。

勇者誕生を予見した巫女はナドラガとの戦いで衰弱したグランゼニスの声を聴くことができるので、ほぼナドラガの反乱の直後に生まれた存在だと思われます。

その巫女の2代目が兄勇者アシュレイと結婚していることから、ナドラガの反乱終結の数十年後に始まりの大魔王が攻めてきたと考えられそうですね。

TIPS2:大魔王ゴダ死後の魔界

大魔王ゴダは倒されましたが、魔瘴の減少には成功していたようです

その後の体制は息子であるジャディンが引き継ぎます。

ジャディンは父の意思を継ぎ、ゴダ神殿に住みながらジャゴヌバが復活しないように見張り続けました。

そして魔界のリーダーである大魔王を選定する役割『魔仙卿』になり、魔界の秩序を

ところで魔仙卿が間接的に魔界の秩序を守るというルールも、元々は大魔王ゴダが思いついたのでしょうか?

大魔王城の図書館にある『始まりの大魔王の5つの偉業』の中に組み込まれてしまっていますね。

この部分は魔仙卿の功績のような気がしますが・・・やはり初代大魔王は偉大!

 

別時代へのリンク⇒DQ9神話古代近代前

兄弟姉妹 = 邪神説

こんばんは、イコッサです。

『またまたトンデモ説を出してきたな~』と思われそうですが、今回の記事は兄弟姉妹が未登場の最後の邪神である虚無の邪神ではないか?・・・と言う記事になります。

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現在未登場の邪神は下の画像の右上2体ですが、そのうち1体はオーグリード大陸にいる戦禍の邪神ですので、残りは虚無の邪神というわけです。

 

虚無の邪神はどこにいったの?

神話時代、女神ルティアナと種族神により女神の祠に封印された邪神達ですが、5大陸にある女神の祠は5つで、人間続と竜族に対応する祠がありませんね。

そして竜族の神ナドラガを倒すべく生まれた暴虐の邪神ですが、封印されずにジャゴヌバに吸収されていたようです。

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すると当然ながら女神の祠が見当たらないもう1人の邪神(虚無の邪神)も同じ様に封印から免れ、ジャゴヌバに吸収された状態であると考えるのが一番自然ですね。

では虚無の邪神はどこにいるのか?

ジャゴヌバの肉体を警護する役割を担った暴虐の邪神のように、虚無の邪神もジャゴヌバの肉体を何らかの形で守っていると考えてみます。

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そこで魔界をコントロールしているのは誰かという話になるのですが・・・表向きは大魔王ですが、実際は大魔王を選定する魔仙卿が魔界の大きな流れをコントロールしているように思えますね。

虚無の邪神が操る役職としては魔仙卿が一番適任ということになります。

 

いつから魔仙卿が虚無の邪神になったのか

大魔王城にある始まりの大魔王の偉業によると、はじまりの大魔王がゴダ神殿を作り、魔仙卿を選び、大魔王選出のやりかたをシステム化したとされます。

この時点での魔仙卿はただの大魔王選出のための審判みたいなものと予想できますね。

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また、始まりの大魔王の偉業にはジャゴヌバの名前が全く書かれていない事も注目です。

恐らく始まりの大魔王は主人公と同じく、ジャゴヌバと契約をしていない大魔王(周りの承諾を得てリーダーになった魔族)だったと考えられます。

この初期のシステムではジャゴヌバの関与する余地が無いように見えますが、今のシステムはどうなっているでしょうか?

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  1. まずデモンマウンテンを登って力と知恵を示す
  2. 次に魔仙卿がジャゴヌバを呼ぶ
  3. ジャゴヌバに選ばれたら大魔王に内定
  4. 魔瘴の像を通してジャゴヌバと契約し大魔王確定

こういう流れですね。

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結局全部ジャゴヌバが決めているんですね。

これはおかしい話です。少なくとも始まりの大魔王は既に大魔王になってからゴダ神殿を作り魔仙卿を見出しているんですから、最初からこんなシステムではなかったでしょう。

いつの間にやら『ジャゴヌバが魔仙卿とコンタクトを取って、大魔王選出のやりかたを都合のいい容易に変えた』・・・そして『大魔王選出を担当する魔仙卿には自分が一番信頼できる配下の邪神を使っている』と考えると非常にわかりやすいです。

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どうしてこうなったのか考えると非常に簡単で、ゴダ神殿が建った地下に運悪くジャゴヌバ神殿があったからなんですね。

始まりの大魔王は古代時代の序盤にアストルティアに侵攻していますから、その生まれは神話時代の末期(ナドラガの反乱の頃)だと思われます。

彼が作ったゴダ神殿がその頃建てられたとして、その地下にあるジャゴヌバ神殿はさらに昔のルティアナとジャゴヌバの戦いの時に立てられました。

ジャゴヌバ神殿の壁画を見るとアストルティアから切り離されながらもジャゴヌバを封じるための神殿を作ったルティアナ派の魔族が作った』という可能性が高いようです。

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ゴダ神殿とジャゴヌバ神殿は作られた年代も作った人物も違うのですが、ジャゴヌバとコンタクトをとれる魔瘴像がジャゴヌバ神殿の入口にあった事が災いしました。

偶然にもゴダ神殿を作っている最中に発掘されたか、それともその魔瘴像を目印にゴダ神殿を作ったのかは分かりませんが、ここに住む魔仙卿がいつの日かジャゴヌバとコンタクトを取るのは必然でした。

こうして大魔王選出という役割以外は普通の魔族だった魔仙卿が(虚無の邪神と合体することで)ジャゴヌバの代理となり、大魔王の選出のやり方も変更されてジャゴヌバの意のままになったと考えます。

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魔仙卿ではなく大魔王に虚無の邪神を合体させて操ればいいとも思うのですが、血の気の多い魔族を統治し、アストルティア遠征もする大魔王は死亡リスクがあります。

より安全に魔界をコントロールできる魔仙卿の方が都合がイイんですね。

 

状況証拠を集めよう!

上に書いた説は全部私の妄想でもあるので、いくつか状況証拠を集めましょう。

まずは魔仙卿がジャゴヌバの分身とも言える魔瘴魂を行使できること。彼がジャゴヌバの代理的な働きをしていると考えられます。

大魔王より格上の邪神の力を行使するのはどんな存在かと言うと、それって邪神そのものじゃないでしょうか?

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つぎはジャゴヌバ神殿の隠し通路を知っている節がある事。

ゴダ神殿奥の魔瘴像の更に奥にあるジャゴヌバ神殿ですが、その入り口は魔瘴像が塞いでいました。まずどうやってここを主人公より先に突破したのか?

さらにジャゴヌバ神殿の最深部にジャゴヌバを封印するための巨大な扉があり、これもイルーシャとナラジアしか開けられない感じだったのに、魔仙卿は既にその奥にいるんですよね。

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決定的なのが暴虐の邪神が守っているはずのジャゴヌバに干渉できるということです。

滅茶苦茶信用されていますね。

魔仙卿はジャゴヌバ及び暴虐の邪神にとって絶対に裏切らない(裏切れない)存在なんじゃないでしょうか?

『創生の力は絶対許さないマン』のジャゴヌバにとって、裏切りの心配がない信用できる相手って自分が生みだした邪神や魔瘴魂しかいない気がします。魔族ですら元アストルティア人ですからね。

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最後にメタ的な話になりますが、兄妹姉妹には『おそろしきものになりはてる』というアバ様の予言(的中率100%)が残っています。

そういう視点で兄弟姉妹を見た時、ジャゴヌバと契約して不老になって時渡りの呪いから解き放たれている今って、おそろしきものになっているでしょうか?

まだまだヌルイよね

そろそろこの辺りでアバ様の予言のフラグも回収しておかないと、流石にバージョン6になったら兄弟姉妹の話は終わってしまいますよ。

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これはもうバージョン5.5あたりでジャゴヌバとの契約の際に合体した(と思われる)虚無の邪神になってくれないと、おそろしきものに成り果てるチャンスはないですよ~。

 

最後に

最後に魔仙卿になった後も割と好き勝手やっている兄妹姉妹ですが『ジャゴヌバは何故彼の行動を制限しないのか?』という疑問を考えてみます。

その答えとしては、ジャゴヌバに取って都合のいい行動しかとっていないから・・・という事になりますね。

バージョン5の間の魔仙卿の行動を振り返ってみましょう。

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バージョン5.0で主人公を元の姿に戻そうとしますが、結果的に魔瘴の像(実はジャゴヌバの像?)が壊れてイルーシャが出現します。

恐らく同時にルファ神殿の女神像に封印されていたナラジアが出現していると思われます。

この両者の復活はルティアナ&ジャゴヌバの完全復活に必須であり、ジャゴヌバ側からすれば嬉しい出来事ということになりますね。

さらに魔界を安住の地とすることができた兄弟姉妹は、アストルティアと魔界を協力させるために、より大きな危機である大魔瘴期を利用することにしました。

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これもジャゴヌバからしたら『どうぞどうぞ』といった感じでしょう。

元々ジャゴヌバにとっての敵はルティアナただ1人、2つの世界が共闘しようが関係ないのです。そんな彼にとって大魔瘴期を早める = 自分の目覚めを早めてくれるというのはありがたいことなんですね。

こうやって魔仙卿の行動を見ると、実はジャゴヌバにとって不都合なことを何もやっていないんですね。最後の最後でジャゴヌバの封印を強めようとしていたようですが、時すでに遅し、ジャゴヌバはもう復活間近!

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ジャゴヌバからすれば、特に洗脳とかしなくても勝手に自分の都合のいいように動いてくれるから魔仙卿は放置していた・・・ということになりそうですね。

もし仮に『主人公と一緒に5大陸の邪神を倒しに出かける』みたいな事をしたら、同化している虚無の邪神に働きかけてストップをかけるんでしょうが、そうはなりませんでした。

結果的に魔仙卿はジャゴヌバを利用しているつもりで、さらにその上からジャゴヌバにまんまと利用されている状況です。

これだと流石に物語の準主役としてマズイと思うので、次くらいに何とか活躍してほしいですね。

魔仙卿になるための資質とは?

こんばんはイコッサです。前回の記事の続きになります。

本編開始から数百年前の魔界に時間移動した兄妹姉妹ですが、彼は先代の魔仙卿に見出され次代の魔仙卿になります。

ジャゴヌバはこの時魔界に現れた兄弟姉妹を通して(邪神を滅ぼしうる可能性を持つ主人公が生まれるという)未来を知った・・・というのが前回の記事の内容でしたね。

今回の記事では兄弟姉妹がなぜ魔仙卿になったのか?先代魔仙卿が兄弟姉妹に感じた魔仙卿の素質とはなにか?最後にジャゴヌバが兄弟姉妹を魔仙卿に選んだ理由はなにか?

上記3つの事を考察していきます。

 

兄弟姉妹がなぜ魔仙卿になったのか?

これは非常に単純明快です。

兄妹姉妹は魔仙卿になれば時渡りの呪いから解放され、魔瘴に満ちた魔界でも生き延びられます。

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彼にしてみれば魔仙卿になれる事は渡りに船だったかもしれません。

そして後々、長い時間旅行の旅の終わりで手に入れた魔界という安住の地を大切に思うようになりアストルティアと魔界の確執をなくして双方の世界を平和にする』という考えを持ちます。

ですが、彼が魔仙卿になった時点では魔界への愛着も薄く、こういった考えは持っていなかったでしょう。

なので兄弟姉妹が魔仙卿になった一番の理由は『魔界で生き延びるため&時渡りの呪いを解くため』・・・ということになりますね。

 

先代魔仙卿が兄弟姉妹に感じた魔仙卿の素質とは?

先代の魔仙卿はデモンマウンテンに落っこちてきた兄弟姉妹を救い、次世代の魔仙卿の資質を見出します。

ですが、その資質って何なんでしょうか?

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始まりの大魔王の偉業という本によると、魔仙卿の役割は大魔王の選定です。

しかし、兄妹姉妹の行った大魔王選定はどう考えても家族である主人公を優先したコネ人事でした。どう贔屓目に見ても彼に大魔王選定の資質はないですね。

ここではっきりと言い切りますが『魔仙卿の資質なんていうものはただのでまかせで、存在しない』と私は考えます。

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もっと言うと、ジャゴヌバの代理のような役割を務めている魔仙卿には新たな魔仙卿を選ぶような権限は無く、ジャゴヌバが選べばそれが魔仙卿の資質ということになるのでしょう。

でも馬鹿正直に自分が傀儡だとも言うわけにはいかないので『君(兄弟姉妹)には魔仙卿の資質があるよ!』という嘘をついたのです。

これってどこかで同じような場面がありましたよね。

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現在の魔仙卿(兄妹姉妹)はユシュカ、ヴァレリア、アスバルの3魔王の中で大魔王を選ぶはずが、大魔王候補に入っていない主人公を選びました。

その時の主人公に大魔王の素質がある・・・という理由が非常に無理やりでして、これは兄弟姉妹が主人公を大魔王にすると決めているからこその後付けなのです。

身内人事だな

実際はジャゴヌバのお手手が主人公を都合よく観察していたので、これ幸いと主人公を大魔王にしたというのが真実でしょう。

このやり口、先代の魔仙卿も同じ事をしたんじゃないでしょうか。

ジャゴヌバが兄弟姉妹を選んだから、先代魔仙卿も上司に倣って兄弟姉妹を魔仙卿にしたのです。

 

ジャゴヌバが兄弟姉妹を魔仙卿にした理由とは

結局のところ、決定権の有るジャゴヌバが決めてしまったから兄弟姉妹は魔仙卿になれました。

ではジャゴヌバが兄弟姉妹を魔仙卿にした理由はなんだったのでしょうか?

ここで前回の記事のおさらいですが、ジャゴヌバが最も恐れるのは自分と同時に復活するルティアナとの直接対決に敗れる事です。

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その要因になるのは主人公が戦禍や禁忌などのアストルティアに眠る邪神を討伐してしまう事でした。

これによってジャゴヌバは配下の邪神を吸収できず、ルティアナとの戦いに敗北する可能性があるんですね。

そして2番目に恐れていたのが『身動きの取れない自分の代理である魔仙卿を失う事』だったんじゃないでしょうか。

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これについても特に危険なのが主人公です。

ユシュカやヴァレリア等の魔王は強くても魔仙卿に対して(無礼な事をされない限り)積極的に敵対はしませんし、魔仙卿自体もジャゴヌバの分身である魔瘴魂を操れるのでものすごく強いです。

でも、アストルティアの勢力に属していて、神を殺す主人公だけは危険な相手ですね。

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数百年後の時代(本編の時代)に自分が敗北する要因になるような主人公が誕生すると知ったジャゴヌバですが、その情報を教えてくれたのは誰か?

それが魔界に落っこちてきた兄弟姉妹なのです。

これはもう、兄妹姉妹を魔仙卿にしてしまう他はありません。魔仙卿の中身が兄弟姉妹だと知ったら、主人公は絶対に敵対しませんからね。

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そういうワケで、ジャゴヌバが兄弟姉妹を魔仙卿にした理由は『主人公に対する人質』『主人公と敵対しないためのカモフラージュ』『主人公に邪神を倒しにいかせないための時間稼ぎ要員』という事になります。

魔仙卿となった兄弟姉妹が裏でこそこそ何をしても、ジャゴヌバからすれば何の危険性もありません。とりあえず一番の危険人物に対して有効だから兄弟姉妹を魔仙卿として取り込んだ・・・というのが動機だったのではないでしょうか?