こんばんは、イコッサです。
早いものでこのブログにも考察系・歴史系の記事がけっこうたまってきました。
そこでアストルティア創世記のような私なりのDQ10の年表を作ることにしました!
いい加減な部分や考察が混ざるところも多々あると思いますが、読み物や資料として利用していただければ幸いです。
完成というものがが無い記事になりますので、定期的に更新予定です。
大まかな分け方
私はアストルティアの歴史を大まかに『神話時代』『古代時代』『過去の時代』『ゲーム開始後の時代』と4つに分けて考えています。
神話時代、古代時代については公式資料であるアストルティア創世記でも使われる表記であり、ゲーム中もたびたび『神話時代の怪物』とか『古代魔族』とか出てきますので、想像しやすいと思います。
そして各時代の大雑把な特徴はこんな感じです。
神話時代=神々の直接統治の時代と考えていいです。
そして古代時代は神々が姿を消したのにも関わらず、6種族は相変わらず魔族と戦い続けています。
神々は子離れして子供達(6種族達)に世界を託したのに、まだ6種族の方は親離れできずに神々の時代にやってきたことを続けている時代ですね。
そしてゴフェル計画によってすべてがリセットされた過去の時代になり、ようやく6種族は親離れし種族神の後追いをやめました。
世界の滅びを目の当たりにして神に縋ってばかりではだめだと思ったのかもしれませんね。
しかし、自ら考えて行動するようになった6種族達は同族や6種族同士で争い、憎しみ合うようになります。
調和を重んじる種族神の期待に答えるには、6種族はまだまだ種族として未成熟だったのです。
このアストルティア勢力同士が争い、多くの国が興り滅ぶ時代が6000年近くも続くのですから、戦いを捨てるという難しさがわかりますね。
神話時代
何もない世界に女神ルティアナが訪れて、世界という箱庭と、そこを管理する神々をつくる時代です。
勘違いされやすいのは7種族は女神から直接生まれたのではなく、女神が生んだ種族神によって作り出されたという事です。
7種族にとって女神はおばあさんに当たるわけですね。
なお、ドラクエ10の過去の世界ともいわれるドラクエ9の世界にもグランゼニスという神様がおります。
この関係はいったい・・・?
大地と神と生物が誕生し、世界が始まる
この神話で気になるのが、女神が生み出す光が太陽になったというところです。
後に出てくるドルワーム王国では太陽石という鉱物をエネルギーに使っていますが、この太陽石と、魔瘴石は陽と陰の関係。
生命を生み出すという点で女神の光と魔瘴が同一の性質を持っている以上、女神の光で生まれたアストルティアの神や7種族と、魔瘴で生まれた魔族や魔物も同一の存在と言えるのかもしれません。
大いなる闇の根源との最初の戦い
大いなる闇の根源がいつアストルティアに訪れたのかはわかっておりません。
7種族の1つ、オーガは怪物の体に人の心を入れて誕生した種族であることから、7種族の誕生前には既にアストルティアにいたのではないかと私は思っております。
さらに妄想すると、女神ルティアナが後にアストルティアになる何もない空間に最初に訪れたと神話では伝わっていますが、実はジャゴヌバが最初にその場所にいたのではないかと考えています。
もしジャゴヌバが静寂を愛する神であるならば、後から来た女神ルティアナが作った生命溢れる世界を憎み、攻撃するという理由がわかりやすく成立するからです。
もう一つ気になるのが、戦禍の邪神がゲルト海峡に魔界へと続く大穴を開けたという点です。
この魔界の穴は後に封印され、封印を破るために戦意を以上に増幅する『戦禍の種』というアイテムが世界中にバラまかれてしまいます。
そして、この戦禍の種はナドラガ神にも埋め込まれており、それを回収する役割を担っているのでが旅芸人のピュージュです。
このことから、旅芸人ピュージュとは神話時代から暗躍している超大物魔族である可能性がありますね!!
ナドラガ神の反乱により神話時代が終わりを告げる
歴史において非常にありがちな跡目争いが起きます。
この戦いを始めたのは竜族の神ナドラガですが、結局戦いに敗れ封印されただけでなく、共に戦った竜族にも数千年に渡り厳しい世界で暮らさなくてはいけないという重い罰が与えられました。
なお、ナドラガや竜族は神話時代からずっと互いに子離れ、親離れできない関係を続けていました。
竜族の歴史を見続けたオルストフはこの様子を見て『竜族は自分で自分を救う努力をしない生き物』とまでの辛辣な評価を下しています。
一方でその竜族がどんなに愚かでも見捨てられない深い愛も持っており、複雑な心境で竜族を見ていたことでしょう。
ちなみにオルストフについて掘り下げた記事もありますので、よければ目を通してみてください。
そしてバージョン5にて恐ろしい強さを見せつけている常闇の聖戦のレグナード、メイヴ、ダークキングですが、この時代になって3匹出揃う事となりました。
竜族の首都エジャに近い場所にいたメイヴが竜族に大きな被害をしてているのに、竜族を溺愛するナドラガがこれを討伐していませんね。
これは全盛期のメイヴの強さがナドラガ神に匹敵すると考えていいと思います。
また、そのメイヴと1000日に渡って戦い続けたレグナードや、レグナードに近い反応を感じさせると言われているダークキングも神々に匹敵する強さなのだと予想できますね。
古代時代
古代時代は神話時代以上に何が起きたかわからない謎だらけの時代です。
そのため分割せずに一気に年表を紹介します。
6000年前が第一次ゴフェル計画当時の時代だったというのはプクラスのセリフですが、この6000年前という年が数値として現れた最古の年となっています。
これよりも過去の出来事は何年に起きた事なのか、実はわかっていないのです。
人間の神グランゼニスが勇者に力を託す
竜の神ナドラガとの戦いで弱ったグランゼニスが人間に力を託し、勇者と盟友が誕生します。
ですが、勇者と大魔王が戦うのはずっと後の時代で、この古代時代では神話時代に暴れた魔族の残党を倒していたようです。
この時に力を失ったグランゼニスの他に、5人の種族神もアストルティアから姿を消して、6種族は神という統治者を失いました。
この種族神の願いが本当の意味でかなうのは、長男ナドラガとその子供達である竜族が親離れ・子離れする時を待たなくてはいけませんでした。
その願いはこれよりさらに数千年の未来となり、バージョン3になってようやく実現します。
他の6種族よりも優れていたからこそ溺愛してしまったナドラガと、ナドラガに溺愛されすぎたことにより独立が遅れた竜族という関係だったんですね。
この関係を断ち切ったのはエステラですが、カーラモーラの長老やサジェや、水や嵐の領域の竜族などはナドラガ神からの独立する道を歩みかけていた気がします。
3度にわたる古代魔族との戦いの始まり
この時代には『魔族の祖』『魔族という種の根源に近い』といった興味深い設定を持った古代魔族とよばれる魔族が現れ、神(恐らくガズバラン)と戦いオーグリード大陸に封印されます。
その古代魔族が聖守護者シリーズのボスであるレグギルラッゾ、ローガスト、蠍、ジェルザークであり、彼らを率いたのが羅刹王バラシュナという魔王でした。
しかしここで勇者と古代魔族が戦ったという伝承は無く、おそらくまだ大魔王を作り出すシステムが魔界に無かったのだと思います。
オーグリード大陸は戦禍の邪神が眠る大陸であり、これからも数々の試練に襲われていきます。
ちなみに、魔瘴の濃い土地には邪神が眠っている可能性があるそうです。
けがれの谷にいる大蛇などは、もしかしたら眠っている邪神の尻尾なのかもしれませんね。
災厄の王により世界が滅ぶ
アストルティアにおける個人で最大規模の被害を出したのがこの災厄の王です。これに並ぶのは無限獣バイオローグや神話時代の大いなる闇の根源くらいでしょうか。
その後に続くのが人間であるクオードやゾンガロンなので、この世界における争いは魔族よりも人間が原因であることの方が多いようです。
この災厄の王は倒す方法がなく封印するしかないのですが、この6000年前の過去ではゴフェル計画で難を逃れました。
ゴフェル計画とは少数の種族が宇宙に逃げて、嵐が過ぎ去ったらアストルティアに戻るというノアの箱舟計画なので、事実上の敗北ということになりますね。
この計画で中心的な役割を担ったのが本編開始から1000年後の未来からやってきたプクラスです。
このプクラスは第二次ゴフェル計画で使われた宇宙船アルウェーンの管理人兼技術者であり、アルウェーンを管理する端末である管理タブレット(知里の石板)を持ったまま過去にタイムスリップしました。
伝承では第一次ゴフェル計画は知里の石板を携えたものが計画を導いたとされています。
知里の石板がこの世に1つしかない以上、第一次ゴフェル計画の中心人物であったことも間違いなさそうです。
5700年前~本編開始までの時代
災厄の王により世界が滅びましたが、ゴフェル計画により宇宙に逃げた種族達が戻り再び繁栄していきます。
しかし、去った神の後追いをして魔族と戦っていた古代時代とは打って変わり、この時代から急に種族同士の争いが増えていきます。
未熟であった種族の成長に多くの血が流された時代だったとも言えますね。
エテーネ王国の歴史
エテーネ王国はの物語は魔族が関与しない人間だけの物語です。
あえて言うなら実態を持たないキュロノスの体は機械獣、エネルギーはナドラガの心臓ということなので、キュロノスだけは魔族に関係していると言えそうですね。
ただ、キュロノスの人格が確立し、人間を滅ぼそうと考えたのはナドラガの心臓を手に入れる前であり、ナドラガの心臓に仕込まれた闇の根源の意志がキュロノスに影響を与えたという事は無さそうです。
グランゼドーラ建国の歴史
古代時代の初めに登場した勇者ですが、2人目の勇者はなんと3000年前になってようやく誕生します。
何故かというと、光の河(女神による防衛壁)を越えてきた大魔王がまったく現れなかったからなんですね。
ここで現れた大魔王ヴァルザードが長い歴史の中で初めての大魔王となっています。
そのヴァルザードが治めていた海運都市ザードは2000年の隆盛を誇ったそうですが、大魔王の死後の相続争いでアッサリ滅んだそうです。
ヴァルザードが海運都市ザードを作る前に大魔王になったのか、作った後に大魔王になったのかは謎ですが、大魔王というシステムが何故生まれたかに繋がる話ですので、彼は魔界の歴史を語る上で今後重要になってきそうですね!
魔界の歴史はわかっていない部分が多いですが、こうやってアストルティアと魔界の歴史を繋げることで双方の歴史が明らかになっていくのは楽しいですね。
ドワチャッカの歴史
ドワチャッカ大陸の3国家は大変進んだ文明を持ちながら、全て滅びるという結果になりました。
特にウルベア地下帝国とガテリア皇国に関して5000年前のエテーネ王国からやってきたクオードが色々やって滅ぼしたとするのがわかりやすいです。
そのため、彼の最終目的を逆にたどっていくとこのような破滅の歴史になった理由がわかります。
彼の最終目的は『地盤沈下で滅びる過去のエテーネ王国を救う事』なので、『過去に行く手段』と『地盤沈下を食い止める方法』が必須になりますね。
過去に行くにはエテーネルキューブを作る必要があり、エテーネルキューブの材料のボロヌジウムを持っているのがガテリア皇国でした。
なら平和的に手に入れればいいじゃん?と思われそうですが、そうもいきません。
地盤沈下を食い止める方法はドワチャッカ大陸全体が砂漠化するほどの地脈エネルギーを必要としました。
このエネルギーを大量に集める大義名分は戦争しかありません。
ゆっくりと開発していては地脈エネルギーの副作用(砂漠化)が露見してしまうので、戦争を大義名分にして一気に開発を進める必要があったわけです。
そのために行った凶行が恩のある皇帝ジャクバを殺すことですが、これはウルタ皇女というパトロンを手に入れるためには一石二鳥であり、平和交渉に来ていたビャンダオに罪を擦り付けてガテリア皇国との戦争の口実まで手に入るのですから一石三鳥と言えますね。
なお、事件が解決したウルタ皇女の代でウルベア地下帝国は滅びてしまいます。
これは地脈エネルギーのよる生活水準になれきったウルベア民は地脈エネルギー使用禁止後も生活水準を下げることができず、ドルセリンの使用量が増大したためではないでしょうか。
もともと地下都市であるウルベアでは空調機能が完ぺきではなく下層ほど空気が汚れていました。この空気の汚染が深刻化して住めなくなったと私は考えております。
オーグリードの歴史
同族の争いはどの種族にも起こるものですが、当然オーガにも起こっております。
他の種族と違う点はオーガの争いの陰には戦禍の邪神の影が見え隠れしていることでしょうか。
災厄の王やゾンガロンなど、元人間である魔物の方が大きな被害を出すのはなぜなんでしょう、とっても不思議です。
なおオルセコ王国にはカルレというオーガの子供がおりますが、このカルレが戦禍の邪神により魔物と化したのが後のガルレイとなっております。
ガルレイがどのようにマデサゴーラの配下となったのかは謎ですが、少なくとも1200年前はマデサゴーラはまだ大魔王になっていません。
ガルレイがオーグリードを襲ったという情報はありませんので、魔界へ行き数百年の時を過ごしたのでしょうか?
史上2人目の大魔王が襲来
アストルティア史上2人目の大魔王である『不死の魔王ネロドス』のアストルティア侵攻と、それに対応した勇者アルヴァンの誕生です。
珍しく第3者の陰謀がなく正統派な勇者vs魔王という構図になっていますね。
なお、勇者と盟友は2人揃ってこそ力を発揮するそうなので、単体で大魔王を撃破したアルヴァンは相当強かったと言えそうですね。
ゲーム中のステータスは微妙でしたが・・・。
ネルゲル誕生プロジェクト
600年前から400年前にかけて、かなり重要な出来事が起こっております。
まずはネルゲル誕生プロジェクトが開始されました。
アストルティアと異世界の間にある防護壁を大魔王が通ると、それに反応して勇者が誕生するなら『アストルティア内で大魔王を生み出してしまえばいい!』という発想です。
ちなみに大魔王の保育器でもあるレイデメダスの絵がエテーネ村にも描かれているのですが…関係は不明です。
さらに500年前に建国したガートラントの土地には古代時代に封印された古代魔族達が眠っていました。
建国の際に封印から解かれた古代魔族達はオーガの騎士ガテリアにより再度封印されます。
この際にガテリアが使っていた武器がガズバランより数かった神槍であり、神の武器を持ってしても封印するに留まった古代魔族のしぶとさが伺えますね。
突然のマデサゴーラ襲来とネルゲル誕生
マデサゴーラですが、500年前からネルゲル誕生プロジェクトが開始し、もう数十年でネルゲルが生まれる状況で何故かアストルティアに来てしまいました。
マデサゴーラが来たため、勇者アンルシアが生まれて計画が台無しになります。
しかし、当初のマデサゴーラの計画では勇者と戦わなくても真のレンダーシアを自ら作った偽りのレンダーシアで塗りつぶせば勝ちだったので、問題ないはずでした。
なお、マデサゴーラをじっくりと考察した記事がありますので、よろしければ読んでみてください。
タイトルでオチがわかるな!
冥王ネルゲル誕生
マデサゴーラが立てた計画により、ネルゲルがエテーネ村を滅ぼしてレンダーシアを魔瘴で包み込んでしまいます。
そして間髪入れずにマデサゴーラが真のレンダーシアを偽りのレンダーシアで塗りつぶそうとします。
しかし、誰もやった事のない計画ですので色々と想定がの事態が生まれてきます。
まず1つが、レンダーシア大陸にある神の緋石を破壊しないと偽りのレンダーシアが真のレンダーシアを浸食しないことです。
そしてもう一つが、神の緋石の破壊や、奈落の門を開けるために勇者の力が必要であるという事です。
この想定外の事態のために結局は勇者vs大魔王という、魔族サイドが避けたかった構図になってしまいました。
さらに、マデサゴーラに入れ知恵されたネルゲルはエテーネ村を滅ぼしましたが、これも2つの魂をもつ主人公というネルゲルにとっての天敵を生み出すきっかけになりました。
マデサゴーラの発想や行動力は素晴らしいものがあったように感じますが、やはりタイミングというものの重要性を感じずにはいられませんね。