前回の記事では滅びの未来を回避したエテーネ王国がいまだに『人類以上の知的生命体』である魔法生物を作れることが後の人類滅亡の火種になると書きました。
人間の作ったモノが創造主に反旗を翻すというのはSFの王道ストーリーなので、これはこれでヨシ!・・・と言う感じですね。
今回の記事ではエテーネ王国の危険性を我々冒険者がスルーしてしまうのかという事について書いていきます。
エテーネ王国は実はとても危険な国家?
私達冒険者はエテーネ王国の側でバージョン4のストーリーを遊んだので、一見ハッピーエンドに見えますね。
しかし、事実だけを羅列するとエテーネ王国は恐ろしい国家であることがわかります。
- キュロノスを誕生させて世界を滅亡させかける
- 和解寸前のウルベア・ガテリア戦争に介入して両国家を滅ぼす
- 人型を含む魔法生物を作り出す
キュロノスを生んだ件は、まさかキュロノスが世界を滅ぼそうとするなんて知らなかったんだ・・・という弁護ができます。
しかし、現代に置き換えて考えてみましょう。
例えば欠陥車を作った自動車メーカーが『欠陥があるなんて知らなかった』では言い訳にもなりません。
飼い主がペットに対して全責任を負うように、エテーネ王国はキュロノスに対して全責任を負います。
さて、上で挙げたエテーネ王国の恐ろしさを現代風に書き換えてみます。
- 作った人工生命が暴走して世界を滅ぼしかける
- 和解しかけた国家戦争に火をつけて国を2つ滅ぼす
- 人間以上の知的生物を作って後の世の危険を作る👈イマココ
やばいです。
こんな国が現実にあったらヒヤヒヤですね。
物事を客観的に見ることはできない
バージョン4をクリアした今でも魔法生物と言う火種がエテーネ王国には残っています。
ですが、私達冒険者はエテーネ王国が危ない国だという印象を感じることはありません。
むしろメレアーデと共に復活したエテーネ王国を見た時は感動すら覚えました。
冒険者的にはエテーネ王国編はハッピーエンドで終わり、もう何も問題は無くなったと受け取ってしまいます。
もちろん問題が無いわけがありません。
善と悪が同居する『ジーキル博士とハイド氏』みたいな国なので、まだ信用するのは怖いという評価になりですが、私はそういう感じ方をしませんでした。
メレアーデ達の頑張りを見てきたからですね
この事から得られる教訓が1つあります。
それは『私達は物事を客観的に見る事などできない』という事です。
神の視点で世界を見ることができるゲーム内ですら、私たちはエテーネ王国という1勢力に感情移入して物事を客観的に見ることができません。
たかが『ゲームの中で何を細かいことに拘っているんだ?』と言われそうですが、立場によって物事を客観的に捉えられなくなるというのは現実でもあり得ることです。
客観的に見ようとすると物語はつまらなくなる
色々な物事を客観的に見ようとすることは難しいです。
そしてここまで読んで思った人も多いでしょうが、客観的に見ようとすればするほど物語がつまらなくなっていますね。
客観的に見ようとすればするほど物語の当事者という立場から一歩退いて、全体を見ようとしてしまいます。
でも映画なり音楽なりスポーツ観戦なり、最前線で頭を空っぽにして盛り上がるのが1番楽しいですよね。
皆さんならどっちがいいでしょうか?
- 物事を客観的に見れるが、物語の最前線から遠ざかるため熱狂できなくなる
- 物事を客観的に見れないが、物語の中心にいて盛り上がることができる
私はブログを書いているので、偏見のないように見ようとしてしまいます。
でも今回の記事を書いて思い直しました。
偏見だらけでも熱狂できる方が楽しい、客観性なんて投げ捨てよう
話が二転三転しましたが、冷静に考えた結果・・・冷静に考えない方がゲームも世の中も楽しいという結論になりましたよ~。