こんばんは、サイバンチョウです。
今日はアストルティアの裁判所にとある訴えが寄せられたので、その訴えは有罪か無罪かを審議していきます。
まずは訴えを聞いていただきましょう。
最近~、防衛軍によく行くんですけど~、そこであの職、遊び人っていう職業の人によく会うんですよ~。
でも彼らが来るといっっつもボスをギリギリ削り切れなくて~。
なんていうか、魔法戦士が来てくれたら削り切れてたって言うか~。
ふむ、なるほど。
防衛軍で遊び人とマッチングすると火力が足りなくてボスを削り切れなくて困っているのですね。
盗賊とかスパスタとか僧侶が来たら討伐は諦めるんですけど~。
遊び人ってひゃくれつなめっていう中途半端なダメージブーストができるから~、彼らやる気になっちゃってて~。
下手にボスに突っ込んで行くから周りもつられてボスに突っ込んじゃって~、結局結界の守りが疎かになっちゃうんですよ~。
なるほど。
中途半端にダメージブーストができるからボス討伐を狙ってしまうけど、それが却って場を混乱させてしまい、防衛すら失敗することがあるのですね。
これは悪意が無いとはいえ、問題ですね。
は~い。
正直討伐したかったら魔法戦士できてくれると嬉しいな~って思ってます~。
訴えはよくわかりました。
では今回のテーマは『遊び人vs魔法戦士』としましょう。
遊び人が果たして魔法戦士のポジションを代行できるだけのポテンシャルがあるか、審議を開始します。
どうも、今回遊び人の弁護をすることになった成歩堂です。
僕もシリーズ4作目あたりは遊び人と言うか、プータローだったので遊び人に対するバッシングは許せません!
そこでさっそくですが、遊び人の切り札であるひゃくれつなめと、魔法戦士の切り札であるフォースブレイクを比較してみましょう。
この中でよくわからないのが『守備力0』と『属性ダメージ+50』の効果の違いですね。
どちらもダメージブースターとして使われる特技ですので、実際にひゃくれつなめの方が優秀な場面があれば訴えを退けられるかもしれません!
ひゃくれつなめの効果を知るために必要なのはこの式です。
(自分の攻撃力 ÷ 2)-(敵の守備力 ÷ 4)= 基本ダメージ
この式の中の敵の守備力の部分を0にしてしまうのですから、基本ダメージは自分の攻撃力を単純に2で割ったものになるはずです。
防衛軍ではいつもどんな職が使われていますか?
やっぱりハンマーを持ったバトマスが多いですね~。
まものつかいや武道家で大ダメージを狙うのも強いですけど、呼吸の合わない野良防衛軍だとハンバトが安定してますし~。
ダメージ倍率が6倍もある天下無双は最大で12000もダメージを与えられるんですよ~。
(ふむ、ここはハンバトに絞って考えてみよう)
手元の資料によると、今のLv114のハンバトだと攻撃力は771か。
これを元に計算して魔法戦士のFBよりも有効な場面を探してみるか。
魔法戦士側の検事を務める御剣だ。
ハンバトの攻撃力がたった771だと?
馬鹿め!それはバイキルト前の数値だ!
今のハンバトは攻撃力が1000を超えている事も珍しくない。
ひゃくれつなめの性質上、敵の守備力が自分の攻撃力よりも高くなるほど強力な特技になる。
逆に言うと、自分の攻撃力を低く見積もればひゃくれつなめが有効な場面が増えてくる。
そう考えてバイキルト前の771という値を出したんだろうが、そんな小細工は私には通用しないぞ!
それは本当ですか!?
弁護士側は小細工しないように!
あと1018だと計算が面倒なので1000として計算するように!!
は、はい。
(知らなかっただけなのに・・・イキナリ裁判長の印象を悪くしてきたな)
では敵の守備力を少しずつ変えて、ひゃくれつなめの効果がフォースブレイクを上回る分岐点を出してみます。
これを見ると、敵の守備力が670・・・つまり自分の攻撃力の67%を上回った場所が分岐点となります。
そしてこれを見て下さい!
獅子門に出現する防衛軍のボス(鉄機、獣牙、造魔)の守備力は680と言われています!
つまり味方PTの中でアタッカーとして最有力のハンバトの攻撃力1000の67%の守備力よりも多い!!
これはひゃくれつなめがフォースブレイクよりも有効に作用している証拠です!!!
な、なんと・・・こんなにアッサリと『ひゃくれつなめがフォースブレイクよりも強力となる場面がある』いう証拠が出てしまうとは。
両者の差はほんの僅かですが、確かに遊ぶ人は魔法戦士を代行する能力がありそうです。
ボスの守備力のソースがgoogleだけというのが引っ掛かりますが、今回は弁護側(遊び人側)の証言に信憑性がありますね。
そんな~。
私の感覚だと魔法戦士と一緒の方が討伐できてるのに~。
ふふふ、どうやら弁護人の考える脳みそよりも原告の感覚のほうがよっぽど優秀らしい。
確かにそのデータは正しいが、肝心なことを忘れているぞ。
フォースブレイクの効果は属性ダメージ+50%・・・これは正しい。
属性耐性大ダウンが起こる可能性もあるが、確率的に低いと言わざるを得ないので、そこは引き下がってやろう。
しかし、魔法戦士がフォースブレイクをした後に必ずやっている事を忘れているぞ?
フォースブレイクを使った後!?
フォースブレイク前はフォースを掛けているのは覚えているけど、後にも何かやっていたのか!?
・・・あ、まさか・・・。
そうだ、魔法戦士はさらにダークネスショットを使っている。
これは光属性ダメージを+50%する強力な効果がある上に、フォースブレイクの属性ダメージ+50%と合算なのだ。
つまり魔法戦士のダメージブーストは下の表のダメージ+100%で計算すべきなのだ!!
ハンバトを例にした場合、ひゃくれつなめがフォースブレイク&ダークネスショットを上回る分岐点は敵の守備力が1000を超えた場合だ。
そしてさっき誰かさんが自信満々に提出してくれた証拠を私も提出しようか。
ぼ、防衛軍の敵ボスの守備力は680!?
これはつまり、ひゃくれつなめがフォースブレイク&ダークネスショットを越えられるようなボスが防衛軍に出てこないという事になりますね!
理論上はひゃくれつなめの方が強い場面はあっても、そのような敵が出てこない以上は机上の空論。
これは原告の訴えが正しかったと言わざるを得ません。
(まずい。僕が出した証拠がそのまま反証に使われてしまった!?)
た、たしかに検察側のいう事は正しいですが、それはダークネスショットを加味した計算じゃないですか!
それがありならこっちもレボルスライサーも計算に入れてダメージを出し直します!!
また墓穴を掘ったな。
フォースブレイクは効果時間30秒で、ダークネスショットの効果時間20秒にそっくり重ねることができる。
しかしひゃくれつなめは効果時間が12秒しかないため、レボルスライサーを撃っても効果時間がほぼ重ならないのだ!
もし仮にレボルスライサー先に入れた場合はひゃくれつなめの12秒間は効果が重なる。
しかしFB&ダークネスの20秒には遠く及ばない。
そもそも必中のフォースブレイクと高確率で入るダークネスに比べて、ひゃくれつなめもレボルスライサーも命中率が芳しくない。
それでもひゃくれつなめ&レボルスライサーの件を主張するなら、こっちはフォースブレイクの属性耐性大ダウンの件を持ち出さざるを得なくなるぞ。
た、確かに命中率の不安定なひゃくれつなめとレボルスライサーがどちらも入る可能性は低い!
それに対してフォースブレイクとダークネスショットは安定して2つとも成功します!
これはもう判決は決まったも同然ですな。
ま、マズイ・・・裁判長も傍聴人も検事側の意見に賛同している。
このままじゃ負けてしまう。
何か、何かないのか?ここから逆転する一手は!?
追い詰められた遊び人!成歩堂は個々から遊び人の無罪を勝ち取ることができるのか!?
ここまで書いて、遊び人側が逆転する手を思いつきませんでした~。
いいアイデアが思い浮かんだら続きかきます~。