こんばんは、イコッサです。
世間はモンスターバトルロードで盛り上がっていますが、相変わらずこのブログは神話時代とか古代時代とかの妄想をぐちゃぐちゃと書きなぐっていますよ!
今回の記事の主役は『はじまりの大魔王』です。
彼の物語を登場から死亡まで追っていきましょう。
始まりの大魔王は元ルティアナ信者
大魔王城にある本棚から読み取れる彼の偉業は以下の5つです。
- 邪神の去った魔界で争う魔族達を治めて統一国家を作った
- 統一国家を攻撃してきたアストルティアからの侵略者を撃退
- ゴダ神殿の建設
- 魔仙卿が大魔王を選定する仕組み作り
- アストルティアへの報復遠征(その際に死亡)
『最後の偉業で死亡しているのでこの5つは時系列になっている』と思われます。当然ですが、最初は邪神が去って乱世状態になった魔界を統一し、統一国家を作ったというのが最初のになります。
これが神話時代のいつの時期かというと、7柱の邪神が封印された後であり、なおかつジャゴヌバがまだ封印されていない間の時期だと思われます。
画像では『魔界の神々が失われた後』とありますが、ジャゴヌバだけはまだ封印されずにアストルティアで暴れている時期です。
この時期はまだゴダ神殿が作られていませんが、ゴダ神殿はジャゴヌバの肉体が封印された場所であり、当然ながらゴダ神殿建設までの間はジャゴヌバは封印されていないと考えられます。
『魔界の神々が失われた後』とはジャゴヌバから生まれた邪神が魔界からアストルティアに行った後であり、さらに7柱の邪神が封印されたのでジャゴヌバ本人もアストルティアに乗り込んだ(魔界から去った)時期ということになります。
かなり言い方が紛らわしいですが、魔界から邪神達がいなくなったという点で間違いではありません。
ここで疑問になるのが『ゴダ神殿とジャゴヌバ神殿は同じものと思っていいか?』ということですね。
まったく問題ないと思います。何と言っても当事者であるイルーシャがハッキリ言いきっています。彼女は神話時代の当事者なので、大魔王城の記録よりも確実性は高いと思われます。
イルーシャの認識ではゴダ神殿は地下にあるジャゴヌバ神殿を含んでいるのでしょう。そもそもジャゴヌバ神殿の入口になっているゴダ神殿が別の建築物だとする方が不自然な気もします。
ゴダ神殿の真の目的が『ジャゴヌバの封印』であるならば、ゴダ神殿を作った始まりの大魔王の目的も同じはずですね。
さらに魔界に住む魔族でありながら、ジャゴヌバを封印するルティアナに協力的な人物ということになりそうですね。
恐らくは魔界に取り残され(もしくは自分の意志で魔界に残った)アストルティア人の第一世代であり、ルティアナへの信仰心に篤い人物だったのではないでしょうか?
ルティアナへの信仰心が揺らぐ
始まりの大魔王の人物像が見えてきたところで、再び彼の1つ目の偉業に着目しましょう。
魔界の神々が失われた後に魔族同士で争っている魔界を統一というのは、魔族化したアストルティア人同士の争いを治めたということでもあります。
魔族化したアストルティア人同士の争いとは何だったのかというと・・・魔界に置き去りにされてもなおルティアナを信じ続ける派閥と、アストルティアに裏切られた怒りからルティアナに背信する派閥の争いだと考えられます。
ここで勝利した始まりの大魔王が後にジャゴヌバの肉体を封印するゴダ神殿を作ったという事は、始まりの大魔王はルティアナ信者という可能性が高いです。
仮にそうでなくても、ジャゴヌバが魔界すら滅ぼす存在であると知り、女神に協力する事の出来る人物だったと想像できますね。
どちらにしても魔界に置き去りにされた恨みを晴らすために行動するような人物ではないという事になりそうです。
ですが、始まりの大魔王の信仰心が揺らぐような出来事が起こります。
魔界統一からゴダ神殿を建設するまでの間の時期に『統一国家を危険視したストルティアからの侵略者がくる』という出来事が起こっています。
普通に考えるとこれは筋違いですが、状況を再確認しましょう。
アストルティア側は7柱の邪神やジャゴヌバと戦い消耗している最中であり、まともな状況ではありません。
さらにナドラガの反乱を例にあげますが『神話時代の戦争というのは数千年単位』になっており、魔界や魔族が生まれた経緯はもうアストルティア側で伝わっていない情報なのかもしれません。
そんな状態でジャゴヌバの本拠地(とアストルティア側では思っている)である魔界で統一国家が作られたとすれば危機感を感じるのは自然な流れではないでしょうか?
仮に魔族が元アストルティア人だと知っていても、見捨てたことにより恨まれていると感じれば、やはり危険な国家だと思ってしまうでしょう。
こうなればもう、先手必勝で先に攻めてしまおうという理屈が成り立ちます。
ですが、上でも書いた通り魔界の統一国家を率いている始まりの大魔王はルティアナ信者の可能性が高いです。
皮肉なことですが『アストルティアからの先制攻撃は味方を攻撃したも同然』であり、いたずらに敵を増やしたという結果になったのかもしれません。
これにより始まりの大魔王の立場に変化が現れます。
始まりの大魔王が魔族になった第一世代だとするならば、彼はジャゴヌバが魔族や魔界も含めて全てを滅ぼそうとしていると知っています。
アストルティアからの先制攻撃の一件でルティアナへの信仰は揺らいでいても、ジャゴヌバの封印には協力しないわけにはいきません。
彼が作ったゴダ神殿(ジャゴヌバ神殿)にある絵画のメッセージは、始まりの大魔王本人が書いたものなのかもしれません。
ついに信仰を捨てて大魔王に
始まりの大魔王の最後の偉業にアストルティアへの侵攻があります。これは先のアストルティアの先制攻撃への報復です。
この戦いで重要なことは、アストルティアに双子の勇者が生まれたことです。それはすなわち始まりの大魔王がジャゴヌバと契約した事に他なりません。
ゴダ神殿を建設したことからも、この時まで始まりの大魔王はジャゴヌバとはむしろ敵対しています。すると当然ですがジャゴヌバとの契約もしておらず『バージョン5の主人公予のように大魔王(自称)』というような状態だったと思います。
ですが、彼がアストルティアに遠征した際に勇者が生まれたということは、ゴダ神殿建設(ルティアナ&ジャゴヌバ封印)からアストルティア遠征の間にジャゴヌバとの契約をして本物の大魔王になってしまったということになります。
始まりの大魔王に何があったのか?
ゴダ神殿建設まではルティアナの味方か、少なくともジャゴヌバと戦う間は共闘のような関係だったハズなのに、いったい何が起こったのでしょうか?
なお、ゴダ神殿建設(ルティアナ&ジャゴヌバ封印)からアストルティア遠征の間にはナドラガ神の反乱という大事件があります。
この戦いは数千年続いたとされ、あまりにも長い年月がたっているので何があってもおかしくはないと思います。
元々ルティアナへの信仰心があっても、魔界に取り残され、アストルティアから先制攻撃されたという怒りが積み重なり、数千年の間に増幅されて爆発したという可能性はありそうです。
長い年月を生きたことで身に宿している魔瘴から来る憎悪が抑えられなくなったのかもしれません。
元々アストルティアに生まれ、見捨てられて魔族になり、ルティアナへの信仰を捨てず、再びアストルティアに裏切られ、でもゴダ神殿を作ってジャゴヌバ封印に協力し、最後は憎悪に負けて元同族と殺し合うという。
けっこう波乱万丈で救いのない人生を送っている気がしますね。
結局、疑心暗鬼が原因で味方(になれる可能性がある者)同士で殺し合うというのがDQ10の歴史なのかもしれません。あれ?最近のDQシリーズそういうの多くない?
※今まで書いた始まりの大魔王の人生は結構な部分が妄想です