こんばんは、イコッサです。
今回の記事では『ゲーム内の実績の取得率からMHW~アイスボーンまでの人口を推察』していきます。いよいよライズも2021年3月に発売という事で、MHWってこういう人口推移を辿ったんだというまとめになれば良いと思います。
なお、YOUTUBEに動画形式でも上げていますので、そっちで見る場合は記事の内容は読まなくても大丈夫です。記事の方がちょっと詳しいけどね!
MHWの総人口とデータの出典
MHWの総人口ですが、PS版のホームページにある『出荷1600万本突破』という記述を参考にして、1600万人とします。
このゲームはPC版も売られていますが、PC版のホームページにも同じく1600万本出荷とあります。PS4版とPC版の出荷数が同じと言うのはあり得ないと思うので、PS4とPCの合算で1600万という事になりますね。
アイスボーンを買うと無印MHWも同時購入なので、アイスボーンを含む数字だと判断させていただきました。
なお、このデータは2020年8月時点のデータらしいです。
『今回使う実績取得率のデータは2021年2月18日のもの』なので、去年よりも出荷数が増えているハズであるため1600万という数字を使っていいのか悩みました。
それでも他に参考になるデータも無いですし、MHWは2020年8月の時点でほとんどアップデートが終わっていて売上の増加も微々たるものだと思い、1600万という数を使います。
そして肝心の実績取得率のデータは上で言ったように2021年2月18日のものですが、申し訳ありませんが『PC版(スチーム版)のグローバルプレイデータ』を元にしています。
私がPS4版を持っていないのでこうなりました;;
PS4版とPC版で実績の取得率は違うだろうということは百も承知なのですが、PS4版とPC版の人口の割合とかもわかりませんし、同じゲーマーですので『実績取得率においてPS4もPCも大差ないだろう』という前提で話を勧めます。
実績取得率から見る人口推移
さっそく見ていきましょう。
ちなみに実績は必ず取得するものと、取得してもしなくても良いものがあります。今回の記事では『ストーリーを進める際に必ず取得する実績』を対象に調査します。
最初はチュートリアルでジャグラスから隠れる時に取得する実績を見てみると、97%(四捨五入)の取得率であることが分かります。
チュートリアルで既に3%も脱落しているのは驚きです。一度オンラインに接続したものの、面倒くさくなって積みゲーしてしまった人でしょうか?
たかが3%といっても、分母が1600万人もいるので48万人もの人がせっかく買ったMHWをプレイせずに放置したことになります。
そこから任務をこなす中で順調に人が減っていきます。上の画像でもわかる通り、★2の任務クエストを受けられる段階で10%もの人が脱落です。
ガンガン人が減り、ゾラマグダラオス誘導作戦をクリアした実績を取得し『上位クエストに挑めるようになったハンターはたったの60%』です。
40%にあたる640万人が下位で脱落しているというのは驚きですね。
そして地味にビックリしたのが『HELP!という実績の取得率が60%』ということです。救難信号を出すときに取得する実績ですが、ハンター全体の中で救難信号を出していない人が同じく40%いるという事です。
全ハンターの40%は完全なソロプレイか、救難に参加する側でしかプレイしていないということなんですね。
驚きもそこそこにガンガン進めましょう。次はゼノジーヴァを倒して無印MHWをクリアした時の実績取得率を見ます。
MHWをクリアした人は全体の48%(768万人)であり、半数以上のハンター(832万人)がゲームをクリアする前にやめていたことがわかります。
また、上位に進んだ60%のハンターはほとんど脱落せずにクリアまでプレイしたというのも特徴です。上位までに40%も脱落したのに、上位からクリアまではたった12%しか脱落していません。
このことから上位まで進んだハンターはモンハンと言うゲーム性に相性が良く、逆に『ゲーム性と相性の悪い人は(評価の高いMHWのようなゲームと言えども)かなり序盤で辞めてしまう』ことがわかりました。
さて、次は有料DLCのアイスボーンの実績取得率を見てみましょう。
ちなみに無印MHWのエンドコンテンツである歴戦王を倒した場合の実績は特に用意されていなかったのでスルーします。
アイスボーンを買ったハンターは31%であり、496万人です。
発売当初は5000円のかなり高価なDLCですが、これを買って無印クリア組の48%からアイスボーンに移行した人は31%ですね。
アイスボーンの方の公式ホームページでは2020年7月時点の出荷数が600万本となっています。上の方で参考にした1600万人のデータは8月のものなのですが、1ヶ月の違いは大差はないと思うのでスルーです。
実績取得率で見るとアイスボーンへ移行した人は496万人なのですが、公式に書いてある600万本出荷とのズレていますね。
出荷数だからなのか?それともPC版の実績で見ているからなのかは不明です。『無印MHWからだいたい1/3の人がアイスボーンに移行した』という事実に違いは無いので、誤差としましょう。
ところでお助けハンターという実績の取得率を見ると、救難信号に参加する側のハンターも全体の30%しかいないようですね。思った以上にソロ思考のハンターが多かったようです。
アイスボーンを買ったハンターの特徴は脱落が少ない事です。
ラスボスのアンイシュワルダを倒したハンターは23%と、アイスボーンの購入者の2/3に達しています。無印のラスボスゼノジーヴァは購入者の半分も倒していないところを見ると、流石に有料DLCを買うだけあってベテランハンター揃いですね。
しかもDLCと甘く見ることなかれ!任務クエストの数を数えると、無印25個に対しアイスボーンは26個と『ラスボスまでの任務クエストの数はアイスボーンの方が多い』のです!
そんな歴戦のハンター達もさすがにマスターランク100は遠かったのか、それともラスボスを倒して満足してやめてしまったのか・・・悉くを滅ぼすネルギガンテにたどり着いたのは14%です。
上の画像ではラスボスを倒した人はほぼ全員導きの地へ行っているようですが、そこからMRを上げるのが大変だったことが伺えます。
このネルギガンテを倒さないとMR100にならず、歴戦古龍と戦えないので大霊脈石が手に入りません。
当然ながら武器防具のカスタム強化も完成しないわけですね。特にレア12の武器の回復カスタムは陸珊瑚の導きの地をレベル7にしないと行えません。
アルバトリオンやミラボレアスにはMR24で挑めますが、歴戦古龍よりも強敵の彼らにカスタム強化が終わっていない武器防具で挑むのは無謀な気がします。
そんなカスタム強化に必須な導きの地ですが、レベル7まで上げた人は12%になりました。ネルギガンテを倒してすぐに導きの地のレベルを上げた人が多かったようですね。
2021年2月現在のオンライン集会所に行くと黒龍の武器防具にカスタム強化をしたハンターがいっぱいいますが、当たり前のように『黒龍装備を着ている彼らは少なくとも全ハンターの中で12%(192万人)しかいない超エリートハンター』と言えそうです。
さて、エンディング後のストーリーをクリアする上で絶対に取得する実績はこれで終わりになります。
上でも書きましたが、今集会所にいるハンターは多く見積もっても12%の生き残りです。その中で多少の上手い下手はあるかもしれませんが、今残っている人は全体から見れば全員ゲームが上手い部類だと思います。
でも、相対的に見れば残った12%の中で上手い下手が出てしまうので『下手くそとかふんたーとかゆうたとか』言われる人もいるかもしれません。でもせっかく残った12%の仲間なので、一緒に遊ぶ際は仲良くしていきたいですね。
おまけ①実績取得率ワースト3
取得したハンターが最も少ない実績の上位3つを紹介します。
とは言っても、一番少ない『稀代のハンター』は全実績取得で得られるらしいので、実際はワーストである2位と、ブービーである3位の実績に注目しましょう。
どちらもアイスボーンになってから追加されたオタカラ収集関連の実績です。全てのオタカラを集めたハンターはたったの0.6%!これは1600万人の中の9.6万人です。
9.6万人と聞くと多く聞こえたりもしますが、気のせいです。分母の暴力で9.6万という数字を出していますが、0.6%はどう見ても失敗コンテンツですね。
ちなみに同じくアイスボーンからの追加要素である獣人族の学者からの観察依頼も実績取得率1.2%という驚異の低水準をたたき出しました。
1.2%がどのくらい低い実績取得率かと言うと、全モンスター最小金冠&最大金冠の0.9%に迫る勢いです。どう考えても金冠集めの方が苦労するのに・・・かつて無いレベルの不人気です。
モンスターハンターライズで、コレ系のコンテンツを作る時は是非オタカラ収集&観察依頼が何故失敗したのかを考えてほしいですね。
おまけ②データのグラフ化
最後になりますが、今回の記事で使ったデータの表とグラフを張っておきます。
この表を元に・・・。
こんなグラフができました。
こう見ると、上位に進む前にゲームを止めてしまった人の数(40%=640万人)がいかに多いか実感できますね。逆に上位まで進んだハンターの減りは非常に緩やかで、ベテランハンターが大きく減る時はラスボス撃破等のゲームクリアのタイミングです。
『新規のユーザーを獲得することはできても、定着させるのがすごく難しい』というのがよくわかりますね。そういえば・・・DQ10の青山プロデューサーも夜話で同じ様な事を言っていました。
DQ10とモンハンは大分違いますが、新規ユーザーを定着させる大変さを今回の記事を書いて察するようになりました。勉強させてくれてありがとうモンハン!