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レオーネの目指す平和はディストピアなのか

こんばんはイコッサです。

前回に(とうとう公式で異界滅神の一族の正体が出たぞ~)続いてストーリー系の記事になります。

前回に引き続きネタバレ注意です。

 

レオーネがジアクト念晶体へ加わるまで

今回の記事の主役のレオーネですが、バージョン6.2現在のドラクエ10の中でトップ5には入るんじゃないかという不幸に見舞われていた事が発覚します。

2度も大魔王と戦うものの、その死因がどちらも守るハズの身内である人間の裏切りというのが可哀そうですね。

生まれてこなければよかったとまで考える中、ジアクト念晶体の同胞になっていた導きの天使に出会います。

天使はジアクト念晶体を呼び寄せれば人類が同族で殺し合うような歴史に終止符を討てると語ります。

ここではそれに疑問を持ちながらも、既に満身創痍のレオーネはジアクト水晶体の同胞に加わってしまうのです。

そして3500年の月日が流れたバージョン6の時代・・・レオーネの中には平和へのプランができているようですが、それはどのようなものだったのでしょう?

 

レオーネの目指した平和とは

レオーネはジアクト念晶体が侵略者であるとわかった上で、平和に統治されるならそれで良しと考えています。

ここで彼はどのような時代が平和な時代と考えているか予想します。

  • 敵のいない時代こそが同族争いで一番不幸な時代
  • 大魔王という共通の敵がいる時代は同族争いが無いだけマシ
  • 強力な支配者に統治されるのが最も幸せである

こういう考えになっているようです。

レオーネの人生から察すると、こういう結論になるのもムリはないですね。

確かにDQ10ではナドラガの反乱やウルベアvsガテリア戦争など、共通の敵がいない時代の方が酷い争いが起きていたりします。

人に自分達を平和に治める能力が育っていないがら、強力な支配者に委ねるというのは理にかなっている気がしますね。

 

ジアクト念晶体による平和とは

レオーネは『ジアクトは異なる世界の境界を乗り越える種族』とも言いました。

この言い方だと、ジアクト念晶体はただの強力な支配者ではなさそうですね。

これは皆がジアクト念晶体になれば争わないということでしょうか?

豆知識によると後天的にジアクト念晶体になることができるそうですし、現在のレオーネは既にそうなっていると思われます。

しかし同じ種族の人間が相争う仲で、どうしてジアクトはそうではないと言い切れるのでしょう?

それはヘルヴェルの様子を見ていると想像がつきます。

ルティアナへの信仰心が強く、天使としてのプライドも高いヘルヴェルですが、脈動する鉱石を取り込んだ後(ジアクト念晶体になった後)は裏でジアクトのために働きます。

そして、そのことに何の違和感も疑問も抱かなかったそうです。

この状態のヘルヴェルが後天的にジアクト念晶体になった状態というなら、確かにジアクト同士では争わないかもしれません。

種族全体の利益になる事を行う(そんな自に疑問を抱かない事も含めて)というのがジアクト念晶体の共通特性であるなら、レオーネの言うことも間違いでは無さそうです。

ただ、同じジアクトでもレオーネのように後天的にジアクトになる者よりも、ジアルミナのような完全な鉱物生命体の方が偉大だという価値観はあるそうです。

この価値観はどの程度ジアクト同士で重要なのでしょうか?

これで上下関係ができたりするんでしょうか?

レオーネ『ジアルミナ先輩は偉大な原石だぜー!』

ジアルミナ『せやろ?』

くらいのほのぼのしたものなのか、マウント合戦みたいなのが発生して同じジアクト同士でギスギスするほどなのか?とっても興味ありますね!

 

ジアクトの支配する世界はディストピアなのか

仮に全ての人がジアクト念晶体になったらどうなるか?

同族争いは確かに亡くなりそうですが、種族全体のために動くことが求められるディストピアになりそうですね。

しかし、完全に個人の価値観が否定される世界でもないようです。

例えばヘルヴェルはジアクト念晶体にになったのは300年前ですが、その後好きなスイーツなどは普通に楽しんでいる様子があります。

ジアクトに無関係な個人の趣味などは特に侵害されることはなさそうですね。

価値観の優先順位の1番目がジアクト念晶体になるだけど、他はそのままなのかもしれません。

ヘルヴェルの場合は女神信仰が強い(ジアクトと相反する価値観)ために非常に特に相性が悪いです。

ですが、最初から人に絶望しているレオーネや、特に信仰心を持たない人の場合、ジアクト念晶体になるデメリットが少ないように感じました。

皆さんの場合どうでしょう?

 

バージョン6は価値観の戦い

今回のバージョン6.2で物語は一気に面白くなったなと感じました。

天使の性格が悪いのもバージョン6の物語を盛り上げるために必要だったと思います。

なぜならルティアナを敬愛し、世界を守ろうとしている天使だって優越感に支配されて他種族を差別している・・・だからどんな種族だろうと絶対に争いはなくならない。

そして英雄たちの悲惨な過去を見せる事で、さらに強いメッセージを送ります。

今回のジアクトはその解決方法の1つとして『みんなジアクトになればいいじゃん?』と提示しています。

この問いに対してどう答えるかというのが今回のストーリーのキモなんじゃないかな~と思いました。

では、長くなったので続きは次回です。