~前回までのあらすじ~
ただでさえ全勢力敵対の厳しい旅だったが、さらにMOD『Attack Slots x3』の導入で難易度が上がってしまうのであった。
人数の暴力を恐れた剣士君はホーリーネーションの奴隷を再び解放し、ついに3人目の仲間が増えたのである。
ようやく仲間も3人になったな。
これで多少強い敵が来ても1人相手なら数で押せるな。
それはそうですな。しかし3人になったことで問題が増えましたぞ?
は?
腹が減りました。
空腹度はkenshiの世界でも大事なステータスです。
『腹が減っては戦はできぬ』ということわざもあるように、空腹状態だとステータスに様々なデバフが掛かり、満足に戦えません。
普通のプレイなら鉱夫でもしてお金を稼ぎ、BARで食事を買えばいいのですが、全勢力が敵対しているのでそうもいきません。
うーん、まいったな。
野生動物を狩って食べようにも、あいつら強いし、誰かに擦り付けてハイエナしようにもなぜか俺を優先して狙ってくるんだよな。
野生動物とも敵対してますからな。こちらのほうが擦り付け相手よりもヘイトが高いのです。
かといって盗みを働こうにも、敵対していて街に入れねぇんだよなぁ・・・。敵対してるのに襲われないハブでも、3人が食い繋ぐ食料は置いてないし・・・。
ふむぅ。じゃあこうしたらどうでしょう?
元召使は提案しました。
北には浮浪人の隠れ家という場所があり、そこには食べ物や装備がおいてあるそうです。そればかりはベッドもおいてあり、安全に休めるとのことでした。
かなり遠い道のりですが、慎重に進めばバトルなしで仮拠点を手に入れられるかもしれません。
でかした!
お前よくそんなこと知ってたな!?
私も元召使で元奴隷ですからなぁ。そういった話はよく耳にしましたぞ。
リバースから脱走したものは皆その隠れ家で体を休めるそうです。
目的地を『浮浪人の隠れ家』に定めた3人は夜のうちに慎重に、時に急いで移動しました。空腹に耐えながらの移動は襲撃が怖くもありましたが、安全な場所を手に入れられるかもしれないという希望もありました。
そうして着いた浮浪人の隠れ家ですが・・・。
オイィィィ!
普通にこの建物赤い(敵対勢力)の所有物だぞ!?
いまは誰もいないけど、浮浪人とやらが戻ってきたら不味いんじゃねーのこれー!
ここはリバースからの脱走者が休息をとる場所なので、浮浪忍者が来ることはないと思いますぞ。
それでも万が一という事もありますのでささっと漁っていきましょう。
スゲェェェ
食料だけじゃなくて寝袋まであるぞ!これで多少の無茶はできる!
寝袋は宿を借りる事ができない彼らにとっては食料以上に嬉しいものでした。これで戦いで体が傷ついてもすばやく体を休ませることができます。
悪ぃな浮浪人のやつら!ここの物資はもらっていくぜ!
でも借りはいつか返す・・・俺らでリバース鉱山の奴隷を解放してやっからな!